「配当を出し続けている米国の優良銘柄」

米国株は、長年にわたって連続して配当を増やし続けている銘柄があるのも大きな魅力ですね。そのような米国株の銘柄は、「配当貴族」と呼ばれます。

今回はそれら「配当貴族」の中で、日本で有名でしかもキャピタル・ゲイン（株価の値上がり利益）も期待できそうな銘柄を紹介します。

$Aflac Inc (AFL.US)$ は日本では、なぜか日本語を話すアヒルが登場するテレビCMで有名になりましたね。日本、アメリカで医療、介護、生命保険を提供しています。アメリカで1955年にアメリカン・ファミリー・ライフ・アシュアランス・カンパニー・オブ・コロンバス（「アフラック」）として創業されました。（出典；moomoo証券）

Moomooアプリでは投資に役立つ膨大なデータが閲覧できますが、アプリで同社の配当を調べたのが、次の画像２です。この銘柄を１株保有すると最近の1年で1.68ドルの配当金が貰えた計算になります。直近の株価が82.1ドルですので、配当利回りは、2.04%となります。

アフラックはこれまでは四半期毎に0.42ドルの配当を出していましたが、次回から配当額を0.5ドルに引き上げると発表しています。

$Coca-Cola (KO.US)$ はノン・アルコール飲料の世界最大の製造会社で、飲料用濃縮液（原液）と飲料を製造販売しています。同社ブランドは500種以上の炭酸飲料、ダイエット炭酸飲料、果汁飲料、紅茶、コーヒー、水、スポーツ飲料、エネルギー飲料と多岐に渡っています。アメリカでコーラなどの飲み物の原液を作り、各国でペットボトル、カンなどの容器に詰めています。主要品名は｢コカ・コーラ｣、｢ダイエット・コーク｣、｢パワーエイド｣、｢ミニッツ・メイド｣など。（出典；moomoo証券）日本では「ジョージア」のブランドで知られるコーヒー飲料が伸びています。

画像３の2022年と2023年はチャート上に矢印を付けた時期に株価の下落した時期がありました。双方とも10月ですので、北半球が涼しくなる時期です。2021年以前は目立った下落はありませんでしたが、清涼飲料の売り上げにはシーズナリティー（季節変動制）が出る可能性はありそうです。

$Starbucks (SBUX.US)$ は、世界50カ国以上でコーヒーショップチェーンを展開。コーヒー豆を焙煎し販売するほか、ドリップコーヒー、イタリア風のエスプレッソコーヒー、アイス飲料、デザート、コーヒー関連器具、各種紅茶などを販売しています。 （出典；moomoo証券）

これらの銘柄はmoomooアプリの「スクリーナー」機能で「配当貴族」を選択すれば見つかります。

　配当を出し続けている企業は、他社にない強み、知名度を持っているなど安定した収益力があります。そのため経済、社会の変動に強く、キャッシュフローなど財務が健全であると考えられます。

　投資に「絶対」という言葉はありませんが、これらの「配当貴族」企業は長期にわたり、配当を出し続けているというしっかりとした実績があります。来年から始まる新NISAでの成長投資枠として購入を検討する価値はありそうです。