【朝イチ報】ダウ平均は大幅反落、エヌビディア失速で雰囲気悪化　ＦＲＢ当局者、金利のピーク近いと示唆－ジャクソンホール開幕前

市場概況
24日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比373ドル56セント安の3万4099ドル42セントと反落。ナスダック総合株価指数は同257.061ポイント安の1万3463.972だった。25日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に売りが優勢となり、日経平均株価は大きく反落する公算が大きい。

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ＦＲＢ当局者、金利のピーク近いと示唆－追加利上げ排除せず
米金融当局者2人は24日、ジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)の開幕を前に、利上げ終了に近づいている可能性があるとの見解を示した。一方、1人はインフレ低下の一段と明確な軌道を確認するまで追加利上げを排除しないと述べた。
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ダウ平均は大幅反落 エヌビディアが失速し、全体の雰囲気悪化
ＮＹ株式市場は、ダウ平均が大幅に反落したほか、ＩＴ・ハイテク株も戻り売りに押され、ナスダックも大幅安となった。前日引け後に好決算を発表した $英伟达 (NVDA.US)$が失速したことが市場のムードを重くした。

債券の株式に対する利回りプレミアムが15年で最大－新しい債券の時代
ブルームバーグがまとめたデータによると、債券は株式の配当利回りに対して180ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)のイールドプレミアムを提供している。この差は過去15年で最も大きい。低金利時代の終焉(しゅうえん)にトレーダーが賭けているため、この差は今後も続くか、さらに拡大する可能性が高い。

ＥＣＢセンテノ氏、景気の下振れリスクが顕在化しつつある
欧州中央銀行（ＥＣＢ）政策委員会メンバー、センテノ・ポルトガル銀行（中銀）総裁は、以前に指摘されていた経済へのリスクが現実になりつつあるとして、当局者は次のステップを決める際には慎重になる必要があるとの考えを示した。

米雇用市場はＦＲＢの「味方」、賃金の伸び減速－インディード
米国ではインフレ率が低下するのに伴い、賃金の伸びが鈍化を続けており、米金融当局にとって心強いニュースになっていると、米求人検索サイトのインディードは指摘した。インディードの賃金トラッカーによると、同社サイトに掲載された求人広告の賃金は7月に年率ベースで4.7%上昇。4月は5.8%、昨年7月は8%それぞれ伸びていた。

米新規失業保険申請は23万件に減少、予想下回る－３週ぶり低水準
米国では先週、失業保険の新規申請件数が減少し、３週ぶり低水準となった。労働者に対する需要がなお健全なことが示唆される。失業保険の継続受給者数は12日終了週に170万人に減少した。季節調整前ベースでは、先週の申請件数は約19万8000件に減少し、昨年10月以来の低水準。

米住宅ローン金利、30年物7.23％ 01年以来の高水準
米連邦住宅貸付抵当公社（フレディマック）が24日発表したデータによると、30年物住宅ローン（固定金利型）の平均金利は7.23％と、前週より14ベーシスポイント（bp）上昇し、2001年6月以来の高さに達した。金利上昇は5週連続。

米ギャップ、5-7月期は黒字転換 売上高は予想下回る
米カジュアル衣料小売り大手$ギャップ(GPS.US)$が24日発表した5-7月期（第2四半期）決算は、売上高が市場予想を下回る一方、純損益は黒字に転換した。

サンドイッチ大手サブウェイ、身売りで合意　1兆円超か
米サンドイッチチェーンのサブウェイは24日、米投資ファンドのロアーク・キャピタルに自社を売却することで最終合意したと発表した。取引額など詳細は明らかになっていないが、米メディアによると96億ドル（約1兆3900億円）におよぶ可能性がある。

ソニーが高級ヘッドホンメーカー買収、ＰＳのサウンド体験向上目指し
$索尼 (6758.JP)$傘下のソニー・インタラクティブエンタテインメントは、家庭用ゲーム機「プレイステーション（ＰＳ）」製品のサウンド体験を向上させるため、オーディオマニア向け機器メーカーのオーデジーを買収する。

ＴモバイルＵＳ、約5000人を削減へ－全従業員数の７％近く
米携帯電話事業会社の $T-Mobile US (TMUS.US)$は、世界全体で従業員数を7％弱削減する計画だ。当局への24日の届け出によると、削減する人員数は約5000人に上り、主にコーポレートとバックオフィス、一部の技術職が対象となる。