日経平均155円安でスタート　米金利急上昇で景気先行き懸念

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比155.22円安の32491.24円、東証株価指数（TOPIX）が13.54ポイント安の2321.58で始まった。

トップニュース
物価２％と1.5％で天国と地獄、脱ゼロ金利が家計の命運握る分かれ道
インフレ率が日本銀行の目指す２％に定着するか、1.5％程度にとどまるかによって、日本の家計にとって天国と地獄ほど大きな違いが生じるとの見方が出ている。

円は対ドルで151円台前半、米金利上昇でドル高－介入警戒感強まる
10日朝の東京外国為替相場の円相場は１ドル＝151円台前半で推移。海外時間はパウエル米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長のタカ派発言や弱い国債入札を受けて米国金利が上昇し、ドルが買われた。

植田日銀総裁、望ましい水準よりも低いインフレ率の修復は困難
日本銀行の植田和男総裁は９日、金融政策の正常化を急ぐ考えはないことを示唆した。日本の現状を踏まえると、望ましい水準よりも低いインフレ率はオーバーシュートよりも対処が難しいと指摘した。

ソフトバンクＧ－売り気配　上期最終赤字1兆4087億円　持株会社投資事業の赤字響く
$软银集团 (9984.JP)$が売り気配。同社は9日に、24.3期上期（4-9月）の連結純損益（IFRS）は1兆4087億円の赤字（前年同期は1291億円の赤字）だったと発表した。

オリンパス－売り気配　通期営業益を下方修正　上期は95％減
$奥林巴斯 (7733.JP)$が売り気配。同社は9日に、24.3期通期の連結営業利益予想（IFRS）を従来の1630億円から1000億円（前期比46.4％減）に引き下げると発表した。

三菱地所－売り気配　上期最終益46％減　海外の大型キャピタルゲインの反動減
$三菱房地产 (8802.JP)$が売り気配。同社は9日に、24.3期上期（4-9月）の連結純利益は415億円（前年同期比45.6％減）だったと発表した。

ニデック、ロボ減速機に300億円 26年まで　年産60万台へ
$日本电产 (6594.JP)$（旧日本電産）は日本やフィリピンの工場に産業用ロボットの減速機の生産ラインを新設する。約300億円を投じ、2026年までに年産60万台体制にする。ニデックが新設するラインで手掛ける減速機は、 $纳博特斯克机械 (6268.JP)$が過半の世界シェアを握る。
配信元：日本経済新聞、Bloomberg、トレーダーズ・ウェブ