■業績と財務状況
2. 財務状況
窪田製薬ホールディングス＜4596＞の2023年12月期末の資産合計は前期末比1,402百万円減少の3,016百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産は、事業活動資金の支出に伴い現金及び現金同等物が同1,281百万円減少の2,767百万円となり、たな卸資産が同29百万円増加の36百万円となった。また、非流動資産では有形固定資産が74百万円、その他の非流動資産が16百万円それぞれ減少した。
負債合計は前期末比100百万円減少の370百万円となった。リース負債が長短合わせて5百万円減少の142百万円となったほか、未払債務が84百万円、買掛金が8百万円それぞれ減少した。また、資本合計は同1,302百万円減少の2,646百万円となった。新株予約権の行使等に伴う株式発行により、資本金及び資本剰余金が合わせて185百万円増加した一方で、親会社の所有者に帰属する当期損失1,489百万円の計上により繰越損失が拡大した。
2023年12月期期末の手元資金は2,767百万円と減少傾向が続いているが、約2年分の事業活動資金は確保した状態にある。現在、第28回新株予約権の行使による資金調達を実施中で、2024年2月に16百万円を新たに調達した。未行使の本新株予約権数は50,367個（株式数で503.67万株相当）で、下限行使価額の81円ですべて行使されたとすれば400百万円程度を調達できることになる。ただ「Kubota Glass」が収益化するまでには、営業・マーケティング費用やエビデンスを積み上げるための臨床試験費用、追加の開発費用などが必要となるほか、そのほかのパイプラインに係る開発費用も想定しておく必要がある。このため、しばらくは手元資金の状況を見極めながら、株式市場での資金調達が続くものと予想される。こうしたなかで企業価値を高めるためには、「Kubota Glass」のブランド力向上による販売拡大と、「eyeMO」及びエミクススタト塩酸塩の事業が収益化に向けて動き出すことが重要と弊社では考えており、今後の動向に注目したい。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲）
■业绩和财务状况
2. 财务状况
截至2023/12财年末，久保田制药控股的总资产＜4596＞较上一财年末减少了14.02亿日元，至30.16亿日元。从主要变化因素来看，由于业务活动资金的支出，流动资产，现金和现金等价物减少了12.81亿日元，至27.67亿日元，库存资产增加了2900万日元至3,600万日元。此外，就非流动资产而言，有形固定资产分别减少了7400万日元，其他非流动资产减少了1,600万日元。
总负债较上一财年末减少了1亿日元，至3.7亿日元。长期和空头租赁债务减少了500万日元至1.42亿日元，而未偿债务减少了8400万日元，应付账款分别减少了800万日元。此外，总资本较同期减少了13.02亿日元，至26.46亿日元。尽管由于行使股票收购权等发行股票，资本和资本盈余增加了1.85亿日元，但由于归属于母公司所有者的净亏损为14.89亿日元，结转亏损扩大。
2023/12财年末的手头现金继续下降至27.67亿日元，但大约两年的业务活动资金已经得到保障。目前，正在通过行使第28次股票收购权筹集资金，2024/2年度新增了1,600万日元。未行使的股票收购权数量为50,367股（按股票数量计算相当于5036,700股），如果全部以较低的行使价81日元行使，则有可能筹集约4亿日元。但是，在 “久保田玻璃” 获利之前，需要销售/营销成本、建立证据的临床试验成本、额外的开发成本等，并且还需要承担与其他渠道相关的开发成本。因此，在决定手头现金状况的同时，预计股票市场的筹资将持续一段时间。在这种情况下，为了提高企业价值，我们认为通过提高 “久保田玻璃” 的品牌力量来扩大销售非常重要，“eyeMo” 和盐酸emixstat业务必须开始向盈利方向发展，我们希望密切关注未来的趋势。
（作者：FISCO 客座分析师佐藤乔）
