$信越化学工业(4063.JP)$が4月25日大引け後(15:00)に24年3月期連結決算を発表した。25年3月期業績予想は算定が困難として公表しなかった。同時に三益半導体工業を完全子会社化すると発表した。信越化学は、三益半導体株をすでに43.87%保有。今後TOB(株式公開買い付け)を実施し、子会社化する予定。
●24年3月期連結売上高は前期比14%減の2兆4149億円(ブルームバーグ予想は2兆4160億円)。
●純利益は前期比26.6%減の5201億円(予想は5439億円)。
●1株当たり純利益は259円(予想は271円)。
●営業利益は前期比29.8%減の7010億円(予想は7350億円)。
いずれもブルームバーグ予想を下回った。
塩化ビニルなど生活環境基盤材料事業の売上高が前期比23%減となった。電子材料事業では、半導体市場の底打ちの兆しが表れたとした。同事業の売上高は3%減にとどまった。
25年3月期通期業績予想は算定困難として、公表せず、第1四半期(4~6月)業績予想のみ公表した。●第1四半期予想売上高は前年同期比2.4%減の5850億円、予想純利益は21.9%減の1200億円。
出所:信越化学工業IR、ブルームバーグ、moomoo
moomooニュース-Kathy