米商務省が発表したエネルギーと食品を除くFRB注目の米PCEコア価格指数、3月は前年比で2.8%上昇、予想が2.6%上昇、前期が2.8%上昇。家賃や飲食を含めたサービス価格が4.0%値上がりし、全体をけん引した。インフレ鈍化の足踏み傾向が鮮明となった。
前月比が0.3%上昇、予想(0.3%)と一致。前期が0.3%上昇。
3月のPCE総合価格指数は前月比で0.3%上昇、市場予想の0.3%上昇と一致、伸びは2月と同じだった。前年比では2.7%%上昇、市場予想(2.6%)を上回り、昨年11月来で最大となった。2月の2.5%から加速した。
3月の米個人消費支出は前月比0.8%上昇、伸びは鈍化予想(0.6%)に反し2月と同水準を維持。
FRB当局者が「スーパーコア」として注目する住宅・エネルギーを除くPCEサービス上昇率は前月比0.4%上昇。前月の0.2%上昇から伸び率が加速した。
インフレ改善が停滞している新たな証拠となり、利下げ観測が一段と後退。ドルは続伸した。ドル円は一時156円95銭まで上昇し、1990年来の円安・ドル高を更新。
ーmoomooニュースSherry