■今後の見通し
1. 2025年3月期の業績見通し
G-7ホールディングス<7508>の2025年3月期の連結業績は、売上高で前期比14.0%増の220,000百万円、営業利益で同18.5%増の8,200百万円、経常利益で同16.1%増の8,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同8.2%増の5,600百万円と増収増益となり、各利益ともに3期ぶりに過去最高を更新する見通しだ。
けん引役となるのは業務スーパー事業だが、前期に苦戦した車関連事業も含めてすべての事業で増収増益(赤字事業は損失縮小)を目指す。人件費の増加のほか政府による電気料金の補助金制度の終了で(2024年5月使用分まで)、光熱費が再びコスト増要因となる可能性もあるが、こうしたコスト増を増収効果や売上総利益率の改善、業務効率向上による経費抑制などで吸収していく。
新規出店は27店舗を計画している。内訳は「業務スーパー」と「お肉のてらばやし」で各12店舗、「カーブス」で2店舗、「バイクワールド」で1店舗となる。「業務スーパー」については条件に適う物件が見つかれば、積極的に出店する意向だ。
なお、同社は5月13日付で業務スーパー事業のさらなる拡大に向けて、首都圏で「業務スーパー」15店舗(東京3店舗、埼玉9店舗、千葉2店舗、神奈川1店舗)を運営するボン・サンテの全株式を親会社のエルアイイーエイチ<5856>から5,600百万円※で取得し、子会社化することを発表した。ボン・サンテは業務スーパー事業のほか食肉事業を展開しているが、食肉事業は分社化し業務スーパー事業のみを譲受する。2023年3月期のボン・サンテの業績は売上高で14,464百万円、営業利益で14百万円、このうち食肉事業は売上高で1,996百万円、利益は損失だったと見られる。株式取得日は2024年7月1日を予定しており、第2四半期から連結業績に加わる見通しだ。のれんやのれんの償却期間については決まっていないものの、2025年3月期の業績計画にはボン・サンテの業績を織り込んでいる。概算では売上高で100億円強の上乗せ要因になるものと推察される。同社では今回の子会社化によって、関東の店舗網が88店舗まで拡大することになり、業務スーパー事業において多くのシナジー効果が期待できると見ている。
※取得価額については、会社分割による承継対象資産の精査等により変動する可能性がある。
(1) 車関連事業
車関連事業のうち、「オートバックス」は新規出店の予定がなく、既存店の売上増と生産性向上に注力することで増収増益を目指す。タイヤの販売動向が鍵を握るが、2025年3月期は平年並みの降雪状況を想定し、冬用タイヤの販売が回復することを前提としている。ちなみに、オートバックスグループ全体の国内既存店売上高の前提は前期比3.5%増となっており、ほぼ同様の成長を見込んでいる。
なお、2024年4月からオートバックス本部がフランチャイズチェーンパッケージ及びロイヤリティ料率を変更することを発表した。具体的には、本部からFC店舗への商品の卸売価格を引き下げるとともに、小売に付随するロイヤリティ料率を1%から9%に引き上げることとした。また、顧客に全国均質の高品質なサービスを提供することを目的に、全店舗におけるDX促進や会員アプリなど統一ツールの導入を進めることにしている。これらにより、本部とFC企業が真に一体となって顧客接点を増やし、顧客視点での商品・サービスの開発・提供を行うことで顧客支持を獲得、市場シェアを拡大することで成長を図る戦略だ。同社にとっては、ロイヤリティ費用が増加することになるが、同程度分の仕入コスト低減が見込まれており、業績への影響は中立と見ている。中期的にはオートバックスの商品力やサービスの向上によって、店舗売上高の拡大につながるものと期待される。
G-7バイクワールドは増収増益を計画している。既述のとおり、既存店の月次売上高は2024年3月にプラスに転じるなど底打ち感が出てきており、最悪期は脱したものと見られる。今後、好天気が続けばバイクのツーリング需要回復により、バイク用品の売上も増加することが期待される。なお、新規出店として1店舗を計画しているがまだ物件については確定していない。
海外事業のうちマレーシアの「バイクワールド」は増収増益の見通し。「オートバックス」については、2025年3月期の黒字化を目指しているが状況としてはまだ伸び悩みの状況が続いており、前期並みの水準が続く可能性もある。一方、自動車輸出販売事業は円安を追い風にして増収増益が続く見通しで、さらなる拡大に向けて海外拠点の開設も検討している模様だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
■未来展望
2025年3月期的业绩预测
G-7 Holdings(7508)2025年3月期的合并业绩预测为:营业收入为2,200亿元,较上期增长14.0%;营业利润为8.2亿元,增长18.5%;经常利润为8.5亿元,增长16.1%;归属于母公司股东的净利润为5.6亿日元,增长8.2%。预计所有利润将创下3年以来的历史新高。
業務スーパー事業是主要推动力,但包括上个期季表现欠佳的汽车关联业务在内,所有业务都在争取增收增利(亏损业务缩小)。除了人工成本的增加之外,由于政府的电费补贴制度将于 2024 年 5 月使用分结束,可能再次成为成本增加的因素。但是,公司将通过增收效应、销售毛利率的改善、经营效率的提高和通过控制费用等手段来抵消这些成本的增加。计划开设 27 家新店。其中,对于“業務スーパー”,如果可以找到符合条件的物业,将积极开设新店。
具体而言,在“業務スーパー”12家店、“お肉のてらばやし”12家店、“カーブス”2家店、“バイクワールド”1家店等方面,公司计划开设27家新店。在“業務スーパー”的情况下,如果可以找到符合条件的物业,公司将积极开店。
此外,公司宣布,为了进一步扩大业务超市业务,从母公司LHJ(5856)收购了位于首都圈的15家“业务超市”实体店(3家位于东京,9家位于埼玉,2家位于千叶,1家位于神奈川),代价为5.6亿日元※,并将其子公司化。Bon Sante除了扩展业务超市业务之外,还开展肉类业务,但将进行分社化。 Bon Sante 2023年3月期的收入估计为144.64亿日元,营业利润为1.4 million 日元,其中肉类业务的收入预估为 19.96亿日元,利润估计是亏损。股权收购日预计是2024年7月1日,未来预计可以应加入营业额。目前虽未决定使用的商誉还是摊销周期,但已将Bon Sante的业绩纳入2025年3月期的计划。 gro的估计是在增加的基础上超过了一亿元,这是相关预测。通过这次子公司化,公司的关东地区店铺网络将扩展至88家,业务超市业务和期望达到多种协同效应。
* 收购价格可能因公司分割的继承资产的审查等而变动。
(1) 汽车业务。其中,“AutoBax”没有新店计划,既定增长和高生产率有助于增加营收和利润。尽管轮胎销售态势起着关键作用,但2025年3月期的预设是基于假定冬季轮胎销售将恢复正常的平均降雪状况进行的。值得一提的是,AutoBax集团旗下全国现有店的销售额增长以旧年比较增长3.5%为前提,预计几乎同样安排增长。
另外,自2024年4月起,AutoBax总部宣布将修改特许经营连锁店套餐和特许经营店的分成率。具体来说,总部将降低向特许经营店销售商品的批发价格,并将零售附带的特许经营店提成从1%提高到9%。此外,为了向客户提供全国统一的高质量服务,公司将推动DX,会员应用程序等统一工具在所有商店的推广,实现总部和Franchise合作以增加顾客接触点,并开发和提供顾客视角下的商品和服务,以赢得顾客支持,扩大市场份额,实现增长战略。尽管应用这些战略会增加特许经营的底薪成本,但预计采购成本的减少将抵消其业绩影响,并期望通行证明在中期内,AutoBax的产品和服务改善将有助于扩大店铺销售额。
此外,从2024年4月开始,Autobacs总部宣布要更改特许经营期权链包和特许经营使用费率。具体而言,总部将降低对FC商店的商品批发价格,并将零售附加的使用费率从1%提高到9%。此外,为了向客户提供全国统一的高品质服务,各个店铺正在推进DX和会员应用程序等统一工具的使用。通过这些措施,总部和FC企业将真正实现一体化,增加客户接触点,并通过以客户为中心的商品和服务的开发和提供来获得客户支持,扩大市场份额,以实现增长战略。对于Autobacs来说,虽然会增加使用费用,但预计仍然可以降低同等的采购成本,对业务绩效的影响是持有的。中期来看,Autobacs的产品力和服务改善有望带动店铺的营业收入增长。
G-7摩托车世界计划增加营业收入。如前所述,现有门店的月营业收入将于2024年3月转为正数,底部感觉已经出现,最坏情况已经结束。未来,如果天气持续良好,由于摩托车旅游需求的恢复,预计摩托车配件的销售也将增加。此外,虽然计划新店开张1家,但物业尚未确定。
海外业务中,马来西亚的“摩托车世界”有增加营收的前景。至于“AutoBakusu”,虽然目标是在2025年3月期实现盈利,但它的情况仍然停滞不前,可能会继续保持前一年水平。另一方面,由于日元走弱,预计汽车出口销售业务将继续增长,考虑进一步扩张并考虑设立海外基地。
(撰写:FISCO客座分析师佐藤让)