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米労働省が発表する5月生産者物価指数（PPI）がコア指数ともに市場予想を下回る結果となった。
5月の生産者物価指数（PPI）は、前月比は0.2%減、市場予想の0.1%増を下回り、2023年10月以来最大の落ち込みとなった。前期が0.5%増。5月のPPIは最終消費財価格の0.8％下落に抑えられ、予想外に低下し、第1四半期に急上昇したインフレが後退していることを示すもう一つの証拠となった。エネルギー価格が4.8％、食品価格は0.1％下落した。 前年同月比では、PPIは4月の2.3％上昇した後、5月は2.2％上昇した。
サービス面では、燃料・潤滑油小売業のマージンが12.2%急増したが、航空旅客サービス価格の4.3%急落により一部相殺された。
食品とエネルギーを除いた5月のコア生産者物価指数（コアPPI）は、前月比が0.0%、市場予想の0.3%増を下回った。前期が0.5%増。
このPPIデータにより、エコノミストたちは、FRBが9月から利下げを行い、年内に2回利下げするだろうと楽観視している。
同時に発表した前週分の新規失業保険申請件数は24.2万件、予想の22.5万件を上回り、2023年8月12日週以来の高水準を記録 した。
予想より弱い米PPIを受けて、米長期金利の低下とともにドル円は157.059円まで下落した。
米国内製造業者の販売品目（約1万品目）について、価格を測定した指数（1982年＝100）。指数の変化（前月比・前年比）の形で報じられることが多い。生産過程における3段階（原材料、中間財、完成財）についてそれぞれ測定しているが、一般的には完成財の数値が注目される。月ごとの変動の激しい食品とエネルギー関連を除いたコア部分の数字も発表され、基礎的なインフレを把握するために活用される。消費者物価指数（CPI）に比べると注目度がやや低いが、CPIよりも早く出ることが多いため、先行指標とて活用されることがある。
moomooニュース ー Sherry
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