日経平均は3日ぶりに反落。前日比246.66円安(-0.64%)の38324.10円(出来高概算6億2000万株)で前場の取引を終えている。
19日の米国株式市場は、「奴隷解放記念日(ジューンティーンス)」の祝日のため休場。ドル・円は積極的な売買は手控えられたが、ドルは底堅く推移、欧米市場では157円70銭台から158円台まで上昇後、この水準を維持した。
米国市場休場で材料難のなか、東京市場は売り優勢で取引を開始した。目立った売買材料は観測されていないが、足元の日本株の上値の重さを嫌気した売りが入ったもよう。ニデック<6594>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>などTOPIXコア30銘柄が弱含む展開となり、日経平均は38300円水準での推移となった。なお、プライム市場の前場の売買代金は1.5兆円と今年最低水準に留まった。
日経平均採用銘柄では、三菱地所<8802>、三井不動産<8801>、住友不動産<8830>など不動産銘柄の一角が売られたほか、京成電鉄<9009>も引き続き売り優勢となった。このほか、サッポロホールディングス<2501>、フジクラ<5803>、川崎重工業<7012>が弱かった。日経平均採用銘柄以外では、FPパートナー<7388>が下げ止まらない状況。
一方、三菱自<7211>が続伸したほか、いすゞ自動車<7202>、マツダ<7261>も上昇。このほか、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、信越化<4063>など半導体株の一角が買われた。日経平均採用銘柄以外では、物言う株主エフィッシモの買い増しが明らかとなったサンケン電気<6707>が大幅高。
業種別では、証券・商品先物取引業、不動産業、その他製品、非鉄金属、電気・ガス業などが下落した一方、鉱業、空運業、医薬品、繊維製品の4セクターのみ上昇した。
為替が1ドル158円10銭台で推移しており、前日比ではやや円安ドル高に振れている。一方、輸出関連銘柄の動きは悪い。とりわけトヨタ自の動きの悪さがやや目立つ。認識不正問題による生産停止が長期化する可能性が売り圧力につながっているとの見方。心理的な節目である3000円を割り込むと調整局面が長くなる可能性はあろう。少額投資非課税制度(NISA)を通じて保有している個人投資家が多い銘柄であることから、これ以上の個人投資家のモメンタム悪化は避けたいところだ。ポジティブなニュースが見当たらないなか、後場の東京市場も前場同様、商い閑散のなか主力株が下値を探る展開となるだろう。
日经指数连续第3天下跌。在大约6.2亿股的交易中,早盘收于38324.10日元,比前一日下跌246.66日元,跌幅为0.64%。
由于“奴隶解放日”是一个节假日,美国股市在19日休市。虽然美元兑日元的积极买卖被保持在低位,但美元走势稳定,在欧美市场上从157.70日元上涨到158.00日元,并保持在这个水平。
在美国市场休市并且缺乏资料的情况下,东京市场以卖方为主导开市。虽然没有明显的交易材料,但似乎不满日本股市的当前高位导致了抛售情绪。尼德克<6594>,丰田自动车<7203>,三菱日联金融集团<8306>等TOPIX Core30股表现疲软,日经平均指数在38300日元左右波动。此外,主板市场上午的成交额仅为1.5万亿日元,创下今年最低纪录。
在日经平均股中,三菱地所<8802>、三井不动产<8801>、住友不动产<8830>等房地产股被抛售,而京成电铁<9009>继续下跌。此外,札幌控股<2501>、富士库拉<5803>、川崎重工业<7012>等股票走弱。在未被纳入日经平均股的股票方面,富士智伝<7388>持续下跌。
然而,三菱车<7211>持续上升,伊苏汽车<7202>、马自达汽车<7261>等也走高。此外,AdvanTest<6857>、Disco<6146>、信越化学<4063>等半导体股表现良好。在未被纳入日经平均股的股票方面,股东权利要求更多的山形电机<6707>大幅上涨。
按行业板块划分,证券商品期货交易业、房地产业、其他产品、有色金属、电力燃气业等行业出现下跌,而矿业、空运业、医药品业、纤维制品业等4个板块出现上涨。
汇率在158.10日元左右波动,相比前一日稍微贬值。但出口相关股票的动向不佳,特别是丰田车的动向一直很不好。认为生产停止由于认知问题可能会导致卖压。如果跌破心理关口3000日元,接下去的调整期会延长。由于它是许多个人投资者通过少量投资免税制度(NISA)持有的股票,因此应避免进一步破坏个人投资者的动力。在没有积极消息的情况下,下午的东京市场也将在低迷的交易中探寻主要股票的下降。