■株主還元策
日本電技<1723>の利益剰余金の配当については、中間配当及び期末配当の年2回を基本方針としており、これらの剰余金配当の決定機関は、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会である。同社の資本政策は、中長期的な企業価値向上に向けて連結ROE10%以上の達成を目標経営指標とし、「成長投資」「株主還元」「財務健全性」のバランスをとった資本政策を実施することとしている。なかでも株主還元については、業績に多大な影響を及ぼす事象がない限り、DOE4%を基準に累進的な配当(ROEが10%、DOEが4%とすると、配当性向は40%になる)を基本とするとともに、機動的な自己株式取得も実施していくこととしている。以上により、2024年3月期の1株当たり配当金は184.0円(中間配当金76.0円、期末配当金108.0円(普通配当88.0円、上場20周年の記念配当20.0円))を実施した。2025年3月期については、記念配当がなくなるが、普通配当では、1株当たり配当金176.0円(中間配当金82.0円、期末配当金94.0円)を予定しており、12.0円増配となる。いずれも配当性向は30%を超えることになる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
股东回报策略
关于日本电技公司(1723)的盈余分红派息,其基本方针为年中期派息和年度期末派息各2次,决定盈余分配的机构分别是董事会和股东大会。该公司的资本政策目标是实现ROE合并10%以上,以长期提升企业价值为指標,实施兼顾“成长投资”、“股东回报”、“财务健全性”的混合型资本政策。其中对于股东回报,以DOE达到4%为基准,基本上定期按比例增加分红(当ROE是10%,DOE是4%时,配当比率会达到40%),并且也会灵活进行自己的股票回购。因此,2024财年的每股分红为184.0日元(中期分红为76.0日元,期末分红为108.0日元(普通分红为88.0日元,上市20周年纪念分红为20.0日元))。2025财年普通分红将达到每股176.0日元(中期分红为82.0日元,期末分红为94.0日元),分红率都将超过30%。
(作者:华富证券客座分析师宫田仁光)