■業績動向
3. 財務状況
2024年3月期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比11,961百万円増加の205,301百万円となった。主な変動要因を見ると、現金及び預金が1,399百万円増加したほか、投資有価証券が4,966百万円、有形固定資産が3,913百万円、退職給付に係る資産が2,356百万円それぞれ増加した。
負債合計は前期末比2,965百万円増加の114,000百万円となった。有利子負債が313百万円減少した一方で、リース債務が417百万円、未払法人税等が809百万円それぞれ増加したほか、未払金を含む流動負債「その他」が802百万円増加した。また、純資産合計は同8,996百万円増加の91,300百万円となった。配当金支出4,203百万円があった一方で、親会社株主に帰属する当期純利益8,481百万円を計上したことに加え、その他有価証券評価差額金が1,905百万円、退職給付に係る調整累計額が1,281百万円、繰延ヘッジ損益が1,143百万円それぞれ増加したことによる。
財務の健全性を示す自己資本比率については、前期末比1.9ポイント上昇の43.4%となったほか、有利子負債依存度が前期末の24.1%から22.5%に低下するなど財務体質はやや改善し、健全の状態を維持した。キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが30,066百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが18,831百万円の支出となり、フリーキャッシュ・フローは11,234百万円と前期から4,194百万円増加した。TOKAIホールディングス＜3167＞は継続取引顧客件数を毎期拡大し、月額課金収入を積み上げることで安定したてフリーキャッシュ・フローを生み出しており、同社の強みと言える。今後も営業活動で獲得したキャッシュを、M&Aを含めた成長投資や株主還元に充当する方針だ。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲）
■业绩动向
3. 财务状况
查看2024年3月末财务状况，总资产达到205301百万日元，较上期末增长了11961百万日元。主要变动原因是现金存款增加了1,399百万日元，投资有价证券增加了4,966百万日元，有形固定资产增加了3,913百万日元，退休福利相关资产增加了2,356百万元。
负债总额达到114000百万元，较上期末增长了2965百万元。有息负债减少了313百万元，而租赁负债、未付企业税等增加了417百万日元和809百万日元，流动负债（包括未付款项）的其他项增加了802百万日元。此外，净资产总额增加了8996百万元，达到91300百万元。虽然支付了42.03亿日元的股息，但该发行公司股东占可归属当期净利润的8,481亿日元，此外还计入其他证券评价差额的1,905亿日元，退休福利调整累计额的1,281亿日元，推迟套期保值损益的1,143亿日元都增加了。
显示财务健康状况的股本比率上涨了1.9个百分点，达到43.4%，有息负债依存度从上期末的24.1%降至22.5%，财务状况略有改善，并保持健康的状态。从现金流情况看，营业活动产生了30,066百万日元的现金收入，投资活动产生了18,831百万元的现金支出，自由现金流从上期到期增加了4,194百万日元，为1,123.4亿日元。TOKAI Holdings <3167>持续扩大交易客户数量，通过月度计费收入积累稳定的自由现金流，这是该公司的优势。未来，该公司计划将营业活动获得的现金用于成长投资和股东回报，包括并购。
（撰写：FISCO客座分析师佐藤让）
