■ダイナムジャパンホールディングス<06889/HK>の2025年3月期の事業方針
2. 航空機リース事業
航空業界はコロナ禍の収束に伴い回復基調が続いており、2024年以降も航空旅客数の拡大基調が続く見通しだ。なかでも短距離輸送の拡大が見込まれていることから、胴体が長く座席数を多く取れる長胴型のナローボディ機(エアバスA320シリーズやボーイングB737シリーズ)の需要拡大が見込まれている。
こうしたなか、同社は今後も燃費効率の良いエンジンを搭載した次世代型ナローボディ機を中心に優良エアラインへリースし、また機種や機齢、リース期間、リース先エアラインや地域などのポートフォリオを分散することでリスクコントロールも図りながら、さらなる収益成長を目指す。中期的には、リース及び管理サービス合わせて現在の17機から30機まで増やすことを目標としている。
また、2025年3月期は航空機リースに関連する周辺サービスの育成に取り組んでいく。具体的には、前期より開始した航空機リース管理サービスに加えて、今まで蓄積してきたノウハウ(航空機の調達、リース管理、再リース、助言・提案、市場動向やノウハウ)を、他社に提供することで手数料収入を獲得する。国内でも航空機リースに関心を持つ投資家は多く、こうした層に対してサービス提供していく。第1弾として、2024年4月に同社の取引先であるIndigoやAirbusと共同でホール経営企業を中心とした投資家を対象にセミナーを開催した。今後も航空機リースに関する様々な情報や投資機会をこれら投資家層に提供する意向だ。
なお、2025年3月期の業績は前期にリースを開始した4機のリース料が通年で寄与することから、2ケタ増収となる。金融費用の増加があるものの、セグメント利益も増益となる見通しだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<06889/HK>■Dynam Japan Holdings截至2025/3财年的业务政策
2。飞机租赁业务
随着 COVID-19 疫情的消退,航空业继续复苏,预计即使在 2024 年之后,航空旅客人数仍将继续增加。最重要的是,由于预计短距离运输将扩大,因此对机身较长且可以占用大量座位的长体窄体飞机(空中客车A320系列和波音B737系列)的需求预计将增加。
在这种情况下,该公司将继续向优秀的航空公司租赁,以配备节油发动机的下一代窄体飞机为中心,目标是进一步实现利润增长,同时还将通过多样化机型、飞机机龄、租赁期以及租赁的航空公司和地区等投资组合来管理风险。从中期来看,目标是将飞机数量从目前的17架飞机增加到30架,包括租赁和管理服务。
此外,在截至2025/3的财年中,我们将努力开发与飞机租赁相关的外围服务。具体而言,除了从上一财年开始的飞机租赁管理服务外,还通过向其他公司提供迄今为止积累的专业知识(飞机采购、租赁管理、再租赁、建议/提案、市场趋势和专有技术)来获得费用收入。有许多国内投资者对飞机租赁感兴趣,将向这些团体提供服务。作为第一步,与公司的业务合作伙伴Indigo和空中客车公司合作,于2024/4年为投资者(主要是大厅管理公司)举办了一次研讨会。展望未来,我们打算继续向这些投资者提供与飞机租赁相关的各种信息和投资机会。
此外,由于上一财年开始租赁的4架飞机的租赁费对截至2025/3财年的财务业绩做出了贡献,因此销售额将增长2位数。尽管财务支出有所增加,但预计分部利润也将增加。
(作者:FISCO 客座分析师佐藤乔)