エリッツホールディングス<5533>は、不動産仲介事業、不動産管理事業、居住者サポート事業を営む。
24年9月期上期時点の売上高構成は不動産仲介事業が49.4%、不動産管理事業が38.2%、居住者サポート事業12.4%となっている。同社は、近畿2府3県で64店舗展開しており、各種情報、新規仲介顧客、既存顧客などが蓄積された各種顧客データを活用した基幹システムで入居募集・契約仲介に係る業務を効率化・標準化している。また、管理物件の自社部屋付け率は約90%、全仲介件数に占める管理物件の仲介件数は約20%と、管理物件が今後相当数増えても高水準の入居率が維持可能な体制が構築されている。
24年9月期上期時点の売上高は2,911百万円(前年同期比2.1%増)、営業利益は485百万円(同14.6%減)で着地した。順調な店舗展開や管理戸数増加により、コア事業の売上は順調に伸長している。営業利益は人材への先行投資により減益となったが、不動産仲介事業・不動産管理事業は想定通り、居住者サポート事業は想定以上の伸びとなった。通期の売上高は5,705百万円(前期比2.6%増)、営業利益は974百万円(同3.8%減)を見込んでいる。今期は減益となるが、前期に特需があったためであり、基本的には増収増益基調を継続している。
同社は、他社とは異なり不動産管理・仲介ともにバランス良く強い。また、管理戸数が拡大する中、入居率は約95%の水準を維持しており、自社管理物件の入居者のうち約9割は株式会社エリッツの仲介となっている。そのほか、中期経営計画を開示しており、25年9月期に売上高61億円(24年9月期計画比6.9%増)、営業利益11.6億円(同19.1%増)、26年9月期に売上高65.5億円(25年9月期計画比7.4%増)、営業利益13.6億円(同17.2%増)を見込み、法人営業で関東圏進出も想定している。
今後、奈良や大阪、兵庫に店舗展開を図り、強い仲介力を生かして新規顧客を開拓していく。新規開拓が奏功して管理物件も増加していくと、利益率の高い居住者サポートの売上拡大にもつながり、不動産を軸に3つのセグメントが双方に影響し合ってシナジー効果が創出されていく。そのほか、京都ではシェアサイクル事業を展開し、海外にも事業拡大を図っており、これらの売上も業績拡大につながってくると今後もさらなる成長が続く可能性がある。
艾利茨控股公司(5533)提供房产券商业务、物业服务业务和住户支撑业务。
24年9月期上半年的营业收入构成为房产券商业务占49.4%,物业服务占38.2%和住户支撑业务占12.4%。该公司在两个府和三个县的64家分店中运营,使用基础系统,旨在利用各种客户数据,如各种信息、新客户、现有客户等,实现入住招租和合同仲介的业务的效率化和标准化。此外,该公司自有管理物业的房间出租率约为90%,管理物业的仲介数量占所有仲介数量的约20%,因此即使管理的物业数量今后相当增加,高水平的入住率仍将保持稳定。
24年9月期上半年营业收入为2,911百万日元(同比增长2.1%),营业利润为485百万日元(同比下降14.6%)。由于店铺扩张和管理的物业数量增加顺利,核心业务的销售额正在稳步增长。由于对人才的先行投资,营业利润下降,但房地产券商业务和物业服务业务与预期相符,居住者支援业务的发展超出预期。预计全年营业收入为5,705百万日元(同比增长2.6%),营业利润为974百万日元(同比下降3.8%)。尽管本季度的收益下降,但因为去年同期有特别需求,因此基本上仍处于增收状态。
该公司与其他公司不同,物业管理和仲介业务均处于强势状态。此外,在管理的物业数量扩大的情况下,入住率保持在约95%的水平,管理物业的入住者中约9成使用艾利茨控股有限公司作为中介。此外,该公司公开了中期经营计划,预计24年9月份营业收入为61亿元(比24年9月期计划增长6.9%),营业利润为11.6亿日元(同比增长19.1%),25年9月份营业收入为65.5亿元(同比增长7.4%),营业利润为13.6亿日元(同比增长17.2%),并计划在法人业务中进入关东地区。
今后,该公司将在奈良、大阪和兵库开设门店,利用强大的仲介力开发新客户。如果新客户能够成功开拓并增加管理的物业数量,则高利润率的居住者支援业务的销售额扩大也将带来影响,房地产作为轴心的三个领域将相互影响并产生协同效应。此外,该公司在京都实施共享自行车业务,还在海外扩展业务,这些销售额也将促进业绩扩大,未来还有更大的增长潜力。