■明豊ファシリティワークス<1717>の業績動向
3. 財務状況と経営指標
2024年3月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比703百万円増加の7,323百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が108百万円増加したほか、売掛金及び契約資産が274百万円増加した。固定資産では無形固定資産が59百万円増加したほか、東京都発行のグリーンボンドへの投資により投資有価証券が150百万円増加した。
負債合計は前期末比242百万円増加の2,238百万円となった。流動負債において賞与引当金が142百万円増加したほか、買掛金が75百万円、未払金が77百万円それぞれ増加し、未払法人税等が134百万円減少した。純資産は同460百万円増加の5,084百万円となった。配当金380百万円を支出した一方で、当期純利益790百万円を計上したほか、自己株式が38百万円減少(増加要因)したことによる。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は69.2%と高水準を維持しており、有利子負債もないことから財務内容は健全な状態にあると判断される。収益性指標に関しては、売上高経常利益率20.3%、ROA15.4%、ROE16.3%とここ数期間は安定して高い水準で推移している。これは同社が安定した受注を毎期獲得できるたけの高い競争力を持っており、顧客も複数年にまたがるプロジェクトを抱える大手企業や官公庁などが中心となっていること、またコスト面でも事業拡大を優先して無理な人員増強を行わないなど、コスト管理を徹底していることが要因と弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
明丰设施工程(1717)的业绩动向
3. 财务状况和经营指标
查看2024年3月期末的财务状况,总资产为7,323百万日元,比上期末增加703百万日元。主要变化原因是,在流动资产方面,现金和存款增加了1.08亿日元,应收账款和合同资产增加了2.74亿日元。在固定资产方面,无形固定资产增加了5900万日元,投资有价证券增加了1.5亿日元,用于投资东京都发行的绿色债券。
负债总额为2,238百万日元,比上期末增加242百万日元。在流动负债方面,奖励准备金增加了1.42亿日元,同时应付账款和未付款项分别增加了0.75亿日元和0.77亿日元,而未付公司所得税等减少了1.34亿日元。净资产为5,084百万日元,比同期增加4,600百万日元。虽然支付了3,800百万日元的分红,但同时记录了当期净利润7,900百万日元,而自己的股票减少了3,800万日元(增加原因)。
从经营指标来看,自有资本比率为69.2%,保持高水平,没有有息负债,因此财务状况被认为是健全的。在收益性指标方面,营业收入净利率为20.3%,ROA为15.4%,ROE为16.3%,并保持相对稳定的高水平。我们认为,这是由于该公司拥有稳定的订单,具有较强的竞争力,其客户主要是大型企业和政府机构,他们拥有跨多年的项目,同时在成本控制方面坚持不进行过度人员招聘,这些都是原因。
(撰写:FISCO客座分析师佐藤让)