■業績動向
1. 2024年10月期第2四半期の連結業績概要
ジェネレーションパス<3195>の2024年10月期第2四半期の連結業績は、売上高が8,017百万円(前年同期比3.1%増)、営業利益が46百万円(同19.6%減)、経常利益が26百万円(前年同期は11百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が6百万円(前年同期は23百万円の損失)となった。
主力のECマーケティング事業においては、EC市場拡大の追い風を受け、人気の家具・生活雑貨の好調な販売や、「s!mplus」や「カクシング」といったD2C商品の売上が堅調な推移を見せ、前年同期比で増収を果たした。商品企画関連事業では、第1四半期において取引先の販売低迷により遅延していた商品の出荷・納品が進んだこと等により増収となった。その他、システム開発事業における内閣府からの案件受注の寄与もあり、売上高全体として前年同期比で増収を確保した。利益面では、ECマーケティング事業において、利益率の高いD2C商品の販売が拡大したことに加え、物流の効率化等の利益改善策が進んだ。一方、商品企画関連事業においては、納期の集中による一時的な効率性の悪化もあって利益率が低下したことに加え、ラオスでの新工場設立に伴う投資や、USP事業の立ち上げに伴う投資を実施したことにより、全体の営業利益は前年同期比で減益となった。経常損益については前年同期比で為替差損が縮小したこともあり、前年同期の11百万円損失から26百万円の利益計上となった。
2. セグメント別の業績
(1) ECマーケティング事業
ECマーケティング事業については、売上高が6,707百万円(前年同期比2.5%増)、セグメント利益が162百万円(同20.4%増)となった。売上面では、新型コロナウイルス感染症の「5類移行」後も堅調なEC需要があるなか、従来から強みを持つ家具や生活雑貨、家電、ペット用品、ベビー用品などの分野において新しい商材の販売が好調だった。オリジナルブランドの「s!mplus」や「カクシング」についてはD2C商品の販売を強化したことで売上高が堅調に推移した。ECモール別ではAmazonで大幅な増収となった。同社の第2四半期は2~3月の新生活を迎える準備期間と重なることから、特に家電製品の売上が好調だったほか、広告への注力や商品ページ表示の改善、タイムセール等への対応を強化し、増収につなげた。利益面では、前年から続く円安による仕入価格上昇の影響を受けるなか、売上高の増加や、利益率の高いD2C商品の販売拡大、物流費対策として提携倉庫との協力による商品配置の最適化や、商品輸入時のコンテナ積載量改善等によりコスト削減を図った。ECサポート事業においては複数の大型案件を受注したことで案件当たりの利益率が高まり、前年同期比で大幅な増益となった。
同社の運営サイト「リコメン堂」は、自社サイトやAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要ECモールに加え、他のECモールにも積極的に出店している。2024年4月から5月にかけては計3店を出店した。4月には、ギフト特化型のECギフトモール「Giftmall(ギフトモール)」に出店し、お取り寄せスイーツや厳選フード、プチギフト、ギフト向けのキッチン・生活雑貨、ベビーキッズ商品等を取り扱っている。ANAホールディングス<9202>の子会社であるANA X(株)が運営するショッピングモール「ANA Mall」にも出店しており、同社としてこれまで取り扱いの少なかったゲーム機や家電ジャンルを中心に商品を展開するほか、人気の高い家具家電やインテリア雑貨を商品ラインナップに揃える。「ANA Mall」は約4,000万人のマイレージクラブ会員を擁しており、平均購買単価が高い傾向にあるため、さらなる売上拡大が期待できる。5月にはぐるなび<2440>が運営するお取り寄せサイトである「ぐるすぐり」に出店した。国内各地の逸品おつまみやスイーツなどの食品・食材を提供する。同社は出店の拡大によりさらなるモール内マーケティングを強化し、業績拡大を図る。
(2) 商品企画関連事業
商品企画関連事業については、売上高が1,257百万円(同12.2%増)、セグメント利益が33百万円(同41.9%減)となった。売上高については、Genepa Vietnamの稼働が本格化し、商品化のための提案活動が進んだことで受注が増加した。第1四半期には取引先の販売低迷により出荷が一時遅延した影響を受けたが、第2四半期において出荷・納品が進んだことで売上増につながった。中国の子会社である青島新綻紡貿易の受注も好調で、売上高は前年同期比2ケタ増を記録した。利益面ではGenepa Vietnamでの納期集中による一時的なコスト効率性の悪化から利益水準が目標に届かなかったことや、ラオスでの子会社設立手続きと生産準備、新規顧客開拓のための費用増加により、セグメント利益は大幅な減益となった。Genepa Vietnamにおける事業については、取引拡大のため戦略的に小ロット大量受注を獲得した影響だが、下期においては、効率的な生産配送体制を構築し利益率が改善されることを期待する。
ラオスの子会社では、青島新綻紡貿易が開発した高付加価値なオリジナル機能性繊維を基にクライアントに新商品を提案し、契約が成立した商品を生産する。日本国内での特許を取得した、高度な技術による独自開発繊維を使用するため、模倣による価格競争のリスクが少なく、青島新綻紡貿易における商品に対する需要も旺盛であることから、今後の業績への貢献が期待される。なお新拠点での生産開始は2024年8月を予定している。
(3) その他
その他については、売上高が94百万円(同59.7%減)、セグメント利益が10百万円(同89.6%減)となった。システム開発事業において内閣府より「e-CSTI※(エビデンスシステム)の保守」に関する業務を受託したことで売上増の効果があった一方で、非物販事業においては前期の一部大手サービスの終了に伴う減収の影響及び、今後の掲載記事数やPV数の拡大に向けた人員増加への投資を行ったことで、減収減益となった。
※Evidence data platform constructed by Council for Science, Technology and Innovationの略。大学等の研究機関における「研究」「教育」「資金獲得」に関するエビデンスを収集し、インプットとアウトプットの関係性を「見える化」するための各種分析機能を開発し、関係省庁や国立大学・研究開発法人等の関係機関に対して分析機能・データを共有するプラットフォームのこと。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
■业绩趋势
1。截至2024年10月的财年第二季度的合并财务业绩摘要
Generation Pass<3195>截至2024/10财年第二季度的合并财务业绩为销售额80.17亿日元(比去年同期增长3.1%),营业收入为4600万日元(较同期下降19.6%),普通利润为2600万日元(去年同期亏损1,100万日元),归属于母公司股东的季度净利润为600万日元(亏损23万日元)去年同期为百万日元)。
在以欧共体营销业务为主力军,为应对欧共体市场的扩张,流行家具和家居用品的强劲销售,以及 “s!诸如 “mplus” 和 “Kaksing” 之类的D2C产品的销售呈现稳定趋势,与去年同期相比,销售额有所增长。在产品规划相关业务中,由于业务合作伙伴销售疲软而推迟的产品的出货和交付在第一季度取得了进展,销售额有所增加。此外,收到内阁府的系统开发业务项目订单也有所贡献,与去年同期相比,整体销售确保了销售额的增长。在利润方面,在EC营销业务中,除了扩大利润率高的D2C产品的销售外,提高物流效率等利润改善措施也取得了进展。同时,在产品规划相关业务中,除了交付日期集中导致效率暂时下降导致利润率下降外,由于与在老挝建立新工厂相关的投资以及与启动USP业务相关的投资,总体营业利润与去年同期相比有所下降。至于普通损益,与去年同期相比,汇兑损失也有所减少,去年同期的1100万日元亏损为2600万日元。
2。各细分市场的业绩
(1) 电子商务营销业务
在欧共体营销业务方面,销售额为67.07亿日元(比去年同期增长2.5%),分部利润为1.62亿日元(比同期增长20.4%)。在销售方面,尽管在新型冠状病毒感染的 “5类过渡” 之后,欧共体的需求仍然强劲,但在家具、家庭用品、家用电器、宠物用品、婴儿用品等具有过去优势的领域,新产品的销售依然强劲。原创品牌 “s!由于 “mplus” 和 “Kaksing” 的D2C产品的销售得到加强,销售额保持稳定。EC购物中心在亚马逊上的销售额大幅增长。由于公司的第二季度与2月至3月进入新生活的准备期重叠,家用电器的销售尤其强劲,对广告的关注、产品页面展示的改善以及对销售时间的支持等得到了加强,从而导致了销售额的增长。在利润方面,在受日元持续贬值导致的购买价格上涨影响的同时,通过增加销售额、扩大高利润率的D2C产品的销售、通过与合作伙伴仓库合作优化产品布局作为对抗物流成本的措施以及提高进口产品的集装箱装载能力来实现成本降低。在欧共体支持业务中,通过接到多个大型项目的订单,每个项目的利润率有所提高,利润与去年同期相比大幅增长。
该公司的运营网站 “Recomendo” 位于自己的网站上,即亚马逊、乐天市场和雅虎!除了购物等主要的欧共体购物中心外,他们还积极在其他欧共体购物中心开设门店。从 2024 年 4 月 5 日起,共开设了 3 家门店。4月,他们在专门销售礼品的EC礼品购物中心 “Giftmall(Gift Mall)” 开设了一家门店,出售缺货的糖果、精心挑选的食品、小礼物、礼品厨房/家居用品、婴幼儿用品等。他们还在全日空控股的子公司全日空X有限公司运营的购物中心 “全日空购物中心” 开设了门店 <9202>,此外还开发了以产品为中心的产品在公司迄今为止很少经营的游戏机和家用电器类型上,他们还会安排流行的家具、电器和产品阵容中的室内用品。“全日空购物中心” 拥有约4000万里程俱乐部会员,由于平均购买单价往往很高,因此可以预期进一步的销售增长。5月,他们在由GURUNAVI <2440>运营的缺货网站 “Guru Gururi” 上开设了一家门店。他们提供来自全国各地的食物和食材,例如精美的零食和糖果。该公司将通过扩大门店开业进一步加强购物中心内营销,并旨在扩大业务业绩。
(2)与产品规划相关的业务
在产品规划相关业务中,销售额为12.57亿日元(比同期增长12.2%),分部利润为3300万日元(比同期下降41.9%)。在销售方面,越南Genepa的业务正在如火如荼地进行,随着商业化提案活动的进展,收到的订单数量有所增加。由于业务合作伙伴的销售疲软,第一季度的出货暂时延迟,但第二季度的出货和交付进展导致销售额增加。中国子公司青岛新库纺织贸易的订单也很强劲,与去年同期相比,销售额实现了2位数的增长。在利润方面,由于越南Genepa的交付日期集中导致成本效率暂时下降,以及老挝子公司成立程序、生产准备和新客户开发的成本增加,利润水平没有达到目标,因此分部利润急剧下降。越南Genepa的业务受到战略性收购小批量订单以扩大交易的影响,但预计在本财年的下半年,将建立高效的生产和交付系统,利润率将提高。
老挝子公司向客户提供基于青岛新佳宝贸易开发的高附加值原创功能纤维的新产品,并生产已签订合同的产品。由于使用了采用已在日本获得专利的先进技术自主开发的纤维,因此几乎不存在因仿制而产生价格竞争的风险,而且青岛新康宝贸易对产品的需求也很强劲,因此对未来业务业绩的贡献是有望的。此外,新基地计划于2024/8年开始生产。
(3) 其他
除此之外,销售额为9400万日元(比同期下降59.7%),分部利润为1,000万日元(比同期下降89.6%)。尽管将与系统开发业务的 “e-CSTI*(证据系统)维护” 相关的工作委托给内阁府,从而产生了销售额增长的效果,但销售额和利润下降的原因是上一财年终止某些主要服务导致销售额下降,以及为扩大未来发表的文章数量和PV数量而增加人员投资。
※科学、技术和创新委员会提出的证据数据平台的缩写。它是一个收集大学等研究机构的 “研究”、“教育” 和 “资金收购” 证据的平台,开发各种分析功能以 “可视化” 投入和产出之间的关系,并与相关部委和机构、国立大学、研发公司等相关组织共享分析功能和数据。
(作者:FISCO 分析师村濑智和)