日経平均は3日続伸。前日比347.85円高(+0.83%)の42179.84円(出来高概算9億1000万株)で前場の取引を終えている。
10日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は429.39ドル高(+1.09%)の39721.36ドル、ナスダックは218.16ポイント高(+1.18%)の18647.45、S&P500は56.93ポイント高(+1.02%)の5633.91で取引を終了した。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の上院での議会証言を受けた利下げ期待に、寄り付き後、上昇。議長が下院での証言でも時期を明確化しなかったものの、利下げの条件が整いつつあることを示唆したため相場は終日堅調に推移し、終盤にかけ上げ幅を拡大した。ナスダックはアップルやエヌビディアの上昇も支援し、7日連続で過去最高値を更新し終了。
米国株高を材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始。先物市場で買戻しが入ったとの声も聞かれ、日経平均は史上初めて42000円台に到達した。ナスダック上昇に伴い半導体株やハイテク株が買われたほか、TOPIXコア30銘柄も総じて上昇したことから、日経平均は一時42426.77円まで上げ幅を拡大する場面が見られた。TOPIX同様、取引時間中の史上最高値を連日で更新した。
日経平均採用銘柄では、SUMCO<3436>、ソシオネクスト<6526>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、レーザーテック<6920>など半導体関連の一角が上昇したほか、ソニーグループ<6758>が年初来高値を更新。このほか、村田製作所<6981>、日東電工<6988>、アルプスアルパイン<6770>などアップル関連の一角が買われた。
一方、フジクラ<5803>、三菱重<7011>が続落となったほか、一部国内証券会社のレポートがネガティブ視されて安川電機<6506>が売り優勢となった。このほか、東京海上<8766>、コンコルディア<7186>、アドバンテスト<6857>が下落。日経平均採用銘柄以外では、優待制度を廃止したサイゼリヤ<7581>が急落した。
業種別では、パルプ・紙、金属製品、医薬品、陸運業、鉱業などが上昇した一方、保険業、証券・商品先物取引業、サービス業、海運業の4セクターのみ下落した。
為替は1ドル161円60銭台で推移しており、前日比では目立った動きは観測されず。今晩の海外時間で6月の米消費者物価指数の発表を控えていることから、株式市場とは異なり、為替市場は静かな地合いが続いている。後場の東京市場は、引き続き外国人と見られる買いによって大引けにかけて強い動きを示す展開が期待できよう。一方、本日の上昇によって、25日移動平均線との乖離率が+6%台になることから、短期的な上昇に対する過熱感もそろそろ意識されそうな状況だ。
日经平均连续第三天上涨。在交易量约为9亿1000万股的情况下,上涨347.85日元,涨幅为0.83%,报42179.84日元,止跌回升。
美国股市持续走高。道琼斯指数上涨429.39美元,涨幅为1.09%,收报39721.36美元;纳斯达克综合指数上涨218.16点,涨幅为1.18%,收报18647.45;标普500指数上涨56.93点,涨幅为1.02%,收报5633.91。美联储主席鲍威尔在参议院的证词中导致市场预期降息。尽管他在众议院的证词中未明确说明时间表,但条件已逐渐成熟,市场全天表现坚挺,并在最后阶段推动涨幅扩大。纳斯达克指数得到了苹果公司和英伟达公司的推动,连续第七天更新历史新高。
在美国股市上涨的推动下,东京股市开盘后呈现买盘优势。期货市场买入回购的声音也有所听闻,日经平均指数首次达到42000日元大关。随着纳斯达克指数上涨,半导体股和高科技股纷纷被买入,TOPIX core30股也普遍上涨,日经指数一度扩大至42426.77日元。与TOPIX一样,连续更新了交易时间史上的最高值。
在日经指数收录的个股中,SUMCO <3436>、Sosei Next <6526>、Renesas Electronics <6723>、Laser Tech <6920>等半导体相关股票反弹,Sony Group <6758>刷新历史新高。此外,Murata Manufacturing <6981>、Nitto Denko <6988>、Alps Alpine <6770>等与苹果相关的股票也受到追捧。
另外,降息预期有所回落,部分国内券商的报告被视为负面因素,导致安川电机 <6506>成为卖盘的主要目标。另外,东京海上 <8766>、Concordeia <7186>、Advantest <6857>下跌。除了日经指数收录的股票以外,取消优待政策的Sazaby League <7581>暴跌。
按板块划分,制浆造纸、金属制品、药品、陆运和矿业等板块上涨,仅保险、证券商品期货交易、服务业和海运板块下跌。
汇率持续在161.60日元/美元左右波动,涨跌幅度不大。由于在海外时段即将公布6月份美国消费者物价指数,因此汇市和股市出现了不同的市场结构,汇市市场依然保持平静。预计今天下午的东京股市将继续在外国资金的买盘下表现强劲。另一方面,由于今天的上涨,与25日移动平均线的偏差率达到6%台,短期上涨的过热感也可能即将被意识到。