■フォーバル<8275>の事業概要
4. フォーバルテレコムビジネスグループ
フォーバルテレコム<9445>を中心にVoIP(高速ブロードバンド回線を利用した電話やインターネット接続サービス)・FMC(サービス名「どこでもホン」)などのオリジナル通信サービス、インターネット関連サービス、普通印刷及び保険サービスなどを提供する。また、一括請求する「ワンビリングサービス」を通じて企業のコスト削減や事業効率向上を支援している。直近では、光回線サービスやISPの拡大ペースが落ち着き、電力サービスにも力を入れている。
2024年3月期通期の業績は、売上高が22,683百万円(前期比6.6%減)、セグメント利益は1,014百万円(同76.2%増)と、減収増益となった。電力サービスは仕入価格変動分を価格転嫁する契約になっており、仕入価格が低下するなかでも収益が回復した。
5. 総合環境コンサルティングビジネスグループ
総合環境コンサルティングビジネスグループは、アップルツリー(2013年12月に子会社化)がスマートグリッド設備機器の商社事業(太陽光発電システム、オール電化、蓄電池、HEMS)のほか、太陽光発電システム(住宅用、産業用)の設計、施工、販売事業を展開している。太陽光発電システムに関しては、2017年4月の再生可能エネルギー特別措置法改正(改正FIT法)の影響を受け、販売は停滞期に入ったが、直近では自家発電用途の産業用太陽光発電システムが復調の兆しを見せる。それ以外にもLED照明や蓄電池、住宅用太陽光発電システムなどの環境商品・サービスの拡販を積極化しており、事業構造の転換が安定化してきた。LEDについては、国内に高品質なLEDを提供する工場を持つ。2024年3月期の業績は、売上高が5,290百万円(前期比38.6%増)、セグメント利益が86百万円(前期は80百万円の損失)と黒字転換し、好調を持続している。
6. その他事業グループ(人材・教育分野)
2018年4月、人材・教育分野の強化のため、通信教育事業、書籍の出版・販売事業を手掛けるアイテック(2013年10月に子会社化)と、IT分野のエンジニア及び管理者の育成、東南アジアにおける現地幹部候補・留学生の人材紹介・派遣などを行う(株)クリエーティブソリューションズが合併し、新会社としてアイテックが発足した。旧アイテックは情報処理技術者や個人情報保護士の養成を得意とし、eラーニングでのサービス提供に強みがあり、クリエーティブソリューションズは大手通信会社などを顧客に持ち、安定した需要が特長である。2020年5月には、システム企画・設計を得意とするカエルネットワークス(現 フォーバルカエルワーク)を子会社化し、7月に完全子会社となった。人材教育事業、IT人材の派遣やシステム企画・開発事業ともに業績は順調である。2024年3月期の業績は、売上高が2,211百万円(前期比7.3%増)、セグメント利益が306百万円(同15.3%増)と、成長性・収益性がともに高い。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
■Forval<8275>业务概述
4. Forval Telecom Business Group
以Forval Telecom<9445>为中心,提供VoIP(通过高速宽带连接的电话和互联网服务)・FMC(服务名为“随身电话”)等原创通信服务、互联网服务、普通印刷及保险服务。此外,通过提供“一次账单服务”,支持企业削减成本、提高业务效率。最近,其专注于电力服务,光纤网络服务和ISP的扩展步伐已经放缓。
2024年3月期整年业绩中,营业收入为22,683百万元(比前一年下降6.6%),业务利润为1,014百万元(同比76.2%增加),实现了收入下降和利润增长。电力服务合同中有价格传递仕入价格变动分,即使仕入价格下降,利润也得到了恢复。
5. 总合环境咨询业务集团
总合环境咨询业务集团是苹果树(于2013年12月成为其子公司)旗下的智能电网装备贸易商业务(太阳能发电系统、全电化、蓄电池、HEMS)和太阳能发电系统(住宅和工业用)的设计、施工和销售业务等。关于太阳能发电系统,其销售已进入停滞期,受到了2017年4月可再生能源特别措施法修正(修正FIT法)的影响,但近期的产业用太阳能发电系统为自发电用途显示出复苏的迹象。此外,其积极扩大LED照明、蓄电池、住宅用太阳能发电系统等环境商品/服务的推广,经营构造的转换已趋于稳定。就LED而言,其在国内拥有提供高品质LED的工厂。2024年3月期的业绩为5,290百万元(前一年同期比增长38.6%),业务利润为86百万元(前一年为80百万日元亏损),实现了转为盈利。
6. 其他业务集团(人力资源・教育领域)
2018年4月,为了强化人力资源和教育领域,通信教育业务、出版和销售书籍业务的iTech(于2013年10月成为其子公司)和进行IT领域工程师及管理人员的培养、在东南亚推荐和派遣当地干部候补和留学生等的Creative Solutions合并成为新公司,新公司成立了iTech。旧iTech擅长培训信息处理技术者和个人信息保护主管,具有电子学习中的服务提供的优势,创意解决方案主要是大型通信公司等的客户,具有稳定的需求。2020年5月,其子公司Foval Cernel Works,擅长系统企划和设计,并于7月成为完全的子公司。人才教育业务、IT人才的调配和系统企划/开发业绩均顺利。2024年3月期的业绩是2,211百万元(前一年增长7.3%),业务利润为306百万元(同比增长15.3%),增长性和利润率都很高。
SD Entertainment在健康业务的结构改革和成长战略方面取得了更高的利润。Hotta Marumasa由于礼品业务的出售和各项业务的先行投资的影响,因此收入和利润下降。投资业务的销售额为249.53亿日元(较上年同期增长1.5%),经营利润为13.11亿日元(上年同期为13.08亿日元,较上年同期微增长)。