■POPER<5134>の今後の見通し
2. 今後の成長戦略
今後の成長戦略としては、顧客基盤の拡大とARPUの最大化を目指す。学習塾業界のみならず、英会話、プログラミング、スポーツクラブ、音楽教室等の習い事業界、学童保育や公立・私立学校など学校教育業界に事業領域を拡大し、多様な収益基盤を構築する。提供サービスは、「Comiru」のみならず「ComiruAIR」「ComiruHR」においてユーザーニーズを収集しながら多様なニーズに対応した機能を開発・実装し、ARPUを最大化する方針だ。
学習塾領域においては、大手塾、中堅塾、個人塾のそれぞれで、現在1桁台の市場シェアを5~10年のタームで25%まで引き上げることを目標とする。この目標達成に向けては、「ComiruPRO」の集客管理、承認ワークフローなど基幹システム機能の開発・リリースにより、大手塾の基幹システムとのAPI連携を強化している。加えて、基幹システムが陳腐化し、クラウド化やセキュリティ強化の需要が高い大手塾の基幹システムの開発の受注に注力する。「Comiru」事業で培った塾事業への深い理解と専門人材、さらに36万生徒、1,400社の運用を安定して支えてきた実績を強みとして生かしていく。また、中堅塾と個人塾に対しては、「Comiru」の多様な機能と価格面における競争優位性を維持するとともに、業務提携先であるCyberOwl等とのシステム連携によりサービスの利便性をさらに高め、より多くの付加価値を提供する方針だ。
習い事の領域では、保護者とのコミュニケーションを図る点で学習塾との互換性が高く、プログラミング、英会話教室、音楽教室等を中心に順調に拡大しているが、中堅塾と個人塾へのアプローチと同様にマーケティング活動を強化する。リスティング広告やSNS広告、自社制作の冊子やオウンドメディアによる情報発信、自社セミナーの開催、業界専門誌への寄稿など、オンライン/オフライン双方でのタッチポイントを増やし見込顧客を拡大する方針だ。
公立・私立学校領域では、千葉県八千代市、習志野市教育委員会を通じて部活動等での採用実績を積み上げているが、最終的な狙いは各自治体の教育委員会が利用している校務システムのリプレースだ。校務システムは、生徒の学籍管理、出欠・成績・時数等の教務管理、健康診断結果等の保健管理、その他コミュニケーション、学校事務等の機能が必要となる、学校の基幹システムだ。校務システムの陳腐化が進み、クラウド化、セキュリティ強化のほか統合型システムの導入といったニーズが増えている。同社では、大手塾へのアプローチと同様、APIで「Comiru」を連携させる戦略とともに、校務システムの更新・入替等の機会を捉えて参入し、「Comiru」もセットで導入するなど面展開を進める。中長期には習い事と公立・私立学校領域の売上高比率を50%まで引き上げることを目標としている。
ARPUを最大化するために、基幹システム機能など新たな機能を順次投入し、既存顧客と新規顧客両方の単価向上を図る。具体的には、大手塾・公教育領域での基幹システムのリプレース、「ComiruPRO」「ComiruHR」「ComiruAir」とのクロスセルを推進する。また、個別教室から全教室や姉妹校に、特定の部門から他部門(例えば、集団指導部門から個別指導部門)に利用を拡大し生徒ID数を増やすアップセルに注力する。さらに、サービス・機能提供を強化するために、業務提携やM&Aも重要な施策であると認識している。短期的には、学習塾や習い事、学校領域にシステムを提供している企業を優先度の高いターゲットとしているが、中期的には、バックオフィス業務支援のプラットフォーム提供者として、集客領域や人材採用・派遣領域、コンテンツ領域においてノウハウやサービスを保有する企業との連携を強化・拡大する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)
■POPER<5134>的未来前景展望
2.未来的成长战略。
未来的增长战略旨在扩大客户基础和最大化ARPU。除学习塾行业外,还将业务领域扩大到英会话、编程、体育俱乐部、音乐教室等学习事业领域、学童保育和公立或私立学校等学校教育领域,构建多样的收入基础。提供的服务不仅仅是“Comiru”,还包括在“ComiruAIR”和“ComiruHR”中收集用户需求的同时开发和实施适应多种需求的功能,以最大化ARPU。
在学习塾领域,目标是在现今市场占有率为1%的大型学习塾、中型学习塾和个人学习塾中,在5-10年的期限内将市场占有率提高至25%。为了实现这个目标,公司正在加强与大型学习塾基干系统的API协议,以集客管理和批准的工作流等基本系统功能的开发和发布为支柱,并力争接单大型学习塾基干系统开发方面需求旺盛的云化和安防-半导体设备基干系统升级等。此外,将在学习塾事业中积累的深刻理解和专业人才,以及36万个学生和1,400家企业的运营经验作为强项,努力发扬光大。对于中型学习塾和个人学习塾,将继续保持“Comiru”的多元化功能和价格方面的竞争优势,通过与业务合作伙伴CyberOwl等的系统协作提高服务便捷性,提供更多附加值的服务。
在经营学习事业领域时,由于要增进与保护者之间的交流,与学习塾相比更有互换性,所以其业务领域正在顺利扩大,尤其是编程、英语口语课、音乐教室等领域,在中型学习塾和个人学习塾的营销活动方面也将强化。其营销活动将扩大在线和离线两方面的触点,例如利用百度推广和SNS广告、自编自制的小册子或自主媒体传播、本公司举办的研讨会,以及在业界专门杂志上发表的文章等,以扩大期望客户。
在公立或私立学校领域中,已通过千叶县八千代市、習志野市教育委員會等拥有社团活动等採用实绩,但最终目标是取代各自治体教育委员会所使用校务系统。校务系统包括学生名单管理、记录出勤、成绩和课程进度等教育管理、记录体检结果等健康管理,以及其他沟通、学校事务等重要功能,是学校的基幹系统。随着校务系统日益陈旧,除了云化和安防-半导体设备增强之外,还有综合系统的导入等需求。公司除了采取API接口协议的战略措施与大型学习塾接轨之外,还将在校务系统更新和更换的机会上入市,并进一步拓展“Comiru”的理念。中长期目标是将学习塾和学校领域的营收收入比例提高至50%。
为了最大化ARPU,本公司将逐步投入新功能,如基干系统功能等,实现现有客户和新增客户的收入提升。具体而言,将加强大型学习塾和公共教育领域基干系统的替换以及“ComiruPRO”、“ComiruHR”和“ComiruAIR”的交叉销售。此外,还将根据客户需求扩大其在单个教室以及姊妹校中的使用,并注重销售的成本提高以增加学生ID的数量。此外,认识到强化业务联合和并购(M&A)也是强化服务和功能提供的重要举措。在短期内,将以向从事学习塾、学习事业和学校领域提供系统的企业为优先目标,中期目标则在于成为后勤管理支援平台的提供方,并在招聘、派遣和内容各领域提供客户以及本公司拥有的技术的合作企业一起展开多面展开。
(编写:Fisco客户体验分析师Matsumoto Akira)