■業績動向
3. 財務状況と経営指標
システム ディ＜3804＞の2024年10月期第2四半期末の資産合計は、前期末比468百万円増加の6,714百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産は売上債権が285百万円減少し、現金及び預金が892百万円増加した。売上債権の減少については、期末にかけて売上を確保するための無理な納品を行わないようにしたことが減少につながった。また、固定資産はソフトウェア及びソフトウェア仮勘定が20百万円、有形固定資産が12百万円、繰延税金資産が30百万円それぞれ減少した。ソフトウェア資産については、今後は極力増やさないようにしていく方針だ（開発費を単年度で費用化）。
負債合計は前期末比265百万円増加の2,417百万円となった。主な増減要因を見ると、未払費用が134百万円、有利子負債が59百万円それぞれ減少した一方で、将来の売上となる前受収益が525百万円増加した。増加要因の大半は公教育ソリューション部門の新規稼働案件による。純資産合計は同203百万円増加の4,297百万円となった。配当金支出146百万円に対して親会社株主に帰属する四半期純利益342百万円を計上し、利益剰余金が198百万円増加した。また、2024年1月の株主総会にて、役員退職慰労金制度の廃止及び譲渡制限付株式報酬制度の導入を決定したことに伴い、自己株式6,131株を処分し（役員に付与）、自己株式が9百万円減少した。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率が前期末の65.5%から64.0%と1.5ポイント低下したが、前受収益の拡大が主因であり、有利子負債比率は10.6%から8.7%に低下するなど財務体質は健全な状況を維持していると言える。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲）
■业绩动向
3. 财务状况和经营指标
2024年10月系统第二季度期末总资产为6,714百万日元，较上期末增加468百万日元。主要增减因素为流动资产中的应收账款减少了285百万日元，现金及存款增加了892百万日元。应收账款减少是因为为了保证期末销售，避免过度送货，而采取的措施。固定资产中，软件及虚拟软件增加了20百万元，有形固定资产减少了12百万元，递延所得税资产减少了30百万元。对于软件资产，未来将采取尽可能不增加的方针（将开发费用单独计入费用年度）。
负债总额为2,417百万日元，比上期末增加265百万日元。未付费用减少了134百万元，有息负债减少了59百万元，而未来收入前收入增加了525百万元。增加的大部分原因是公共教育解决方案部门的新业务。净资产总额为4,297百万日元，较上期末增加203百万元。为股东分红支付了146百万元，本季度净利润为342百万元，留存利润增加了198百万元。此外，在2024年1月的股东大会上，决定废止退休金制度和引入限制转让股票报酬制度，因此处置了自己所持有的6131股股票（分配给董事），自己的股票减少了900万元。
从经营指标来看，自有资本比率，反映经营安全性，从上一期末的65.5％下降到64.0％，下降了1.5个百分点，但是由于未来收入的增加是主要原因，因此财务结构保持稳健。有息负债比率从10.6％下降到8.7％，财务状况良好。
（撰写：FISCO客座分析师佐藤让）
