■今後の見通し
● 2025年3月期の業績見通し
インターネットインフィニティー<6545>の2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.9%増の5,102百万円、営業利益が同54.5%増の355百万円、経常利益が同29.2%増の350百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同56.6%増の204百万円を見込んでいる。レコードブック事業とWebソリューション事業が減収予想であるものの、アクティブライフ事業、在宅サービス事業が全体をけん引することにより、連結ベースでは増収を見込む。利益面では、Webソリューション事業と通所介護を除くすべての事業で増益を見込む。特にレコードブック事業とアクティブライフ事業を中心に収益力を高めることにより、各段階利益で2ケタ成長を見込んでいる。
レコードブック事業は、売上高で前期比2.4%減の1,776百万円、営業利益で同48.3%増の433百万円を見込んでいる。一部FC店の契約プラン変更などを受け、減収予想であるものの、採算性の低い直営店を整理したことや、既存店の稼働率と収益性の向上により、利益を積み上げる方針だ。既述のとおり、外部環境が好転するなか、足元の利用者数は順調に拡大しており、既存店の稼働率は今後も上昇することが見込まれる。また、FC本部機能を強化することにより、FC店の収益力向上をサポートするとともに、FC加盟店の増店を強化する。同事業は2024年4月から、新設した子会社のレコードブックにて事業を推進している。会社分割により権限委譲を進め、意思決定を迅速化するとともに、物件開発体制を強化することで、出店ペースを加速させる。レコードブックの月間利用者数は2024年5月、過去最高となる2万人を突破した。利用者数が順調に拡大し、利益が積み上がっていくと弊社は見ている。
シルバーマーケティング支援は、売上高で前期比17.1%減の126百万円を見込んでいる。コロナ禍が収束し顧客企業の投資意欲が回復してきたことに加え、従来どおりの対面の営業活動が実施できるようになったことなど、事業環境の見通しは良好である。こうしたなか引き続き、上流工程に対するコンサルティングサービスの提供に注力することにより、案件の大型化と収益性の向上を図る。事業の進捗は順調な見通しであるものの、前期に大型案件を獲得した反動などにより減収を見込んでいる。ただ、当該案件は2025年3月期も受注獲得を目指して事業活動を遂行しており、若干保守的な計画と言える。
仕事と介護の両立支援に関しては、売上高で同1.4%減の141百万円とわずかに減収となる見込みだ。2025年4月からすべての企業に対して従業員への仕事と介護の両立支援に関する情報の周知などが義務付けられるのを前に、提供サービスの見直しを行っていく。具体的には、これまで同社は主に大企業向けのフルスペックサービスの提供を行ってきたが、法改正を受けて中小企業でも導入しやすいライトなプロダクトサービスを開発・導入する方針だ。2024年の夏から秋にかけて開発を進める計画であり、足元で顧客からの引き合いが順調に増加している。サービスラインナップを拡充することにより顧客の裾野を拡大させる。
メディカルソリューションは、売上高で前期比22.0%増の50百万円を見込んでいる。既述のとおり、薬機法においてネット広告への規制が厳しくなってきていることを受け、相対的に同社サービスの優位性が高まっているようだ。引き続きセミナーの開催やプロモーション強化によって新規顧客の獲得に注力する。また、テスト導入した企業に対して本格導入への切り替えを促進することにより顧客単価を上昇させ、業績の拡大を図る。
アクティブライフ事業は、売上高で前期比8.7%増の1,365百万円、営業利益で同194.1%増の100百万円を見込んでいる。前期に続き、福祉用具のレンタル事業が好調に推移し、増収増益に寄与する見込みだ。さらに、フルケアと正光技建の連携強化によりシナジー効果を発揮し、正光技建の売上を拡大させる。正光技建に関しては、受注拡大や収益性向上を目的とした構造改革に一定の目処がついた。2025年3月期からは利益に寄与する見通しだ。
在宅サービス事業は、売上高で前期比6.3%増の1,642百万円、営業利益で同5.9%増の359百万円を見込んでいる。コロナ禍の影響が解消され、すべてのサービスにおいて利用者数が順調に増加することを想定している。そのため、通所介護のみ若干の減益を見込むものの、その他の居宅介護支援、訪問介護、施設介護は増収増益を見込む。特に訪問介護においては2024年6月、千葉県船橋市に開設した新たな事業所が業績の拡大に寄与する見込みだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
■未来展望
● 2025年3月期业绩预测
2025年3月,网络无限公司的综合业绩预计销售额将增长2.9%,达5,102百万日元,营业利润将增长54.5%,达到355百万日元,经常性利润将增加29.2%,达到350百万日元,控股股东的净利润预计将增长56.6%,达到204百万日元。尽管录音簿业务和Web解决方案业务的销售额预计将下降,但由于Active Life和在家服务业务将引领整体业务,联合销售预计将增长。在利润方面,录音簿业务和Active Life业务等除了Web解决方案业务和通行介護之外的所有业务都预计会增加收益。特别是通过加强录音簿业务和Active Life业务的收益实力,预计在各阶段收益上会实现两位数的增长。
录音簿业务的预期销售额为1,776百万日元,比上一期下降了2.4%,预期营业利润为433百万日元,同比增长48.3%。尽管在部分FC店签订了变更协议等情况下,销售额预计将下降,但公司将通过整理利润率低的直营店和提高既有店的利用率和收益性的办法,累积利润。如前所述,在外部环境好转的背景下,利用人数有望继续扩大,既有店的经营利用率有望继续上升。此外,通过加强FC总部功能,支持提高FC店的收益能力以及加强FC加盟店的扩张。从2024年4月起,该公司通过新成立的子公司录音簿推进业务。该公司通过划分业务,加强了权限委派,加快了决策,强化了物业开发体系,加快了门店建设速度。录音簿的月度用户数在2024年5月达到了创历史新高的2万人以上。该公司预计用户数将继续稳步增长,并且收益将增加。
Silver Marketing Support的预期销售额为126百万日元,比上一期下降了17.1%。在考虑到新冠疫情得到缓解以及客户企业投资意愿恢复,以及传统面对面销售活动的实施后,业务环境的前景是良好的。在这种情况下,公司将继续注重向上游过程提供咨询服务,从而实现案例规模化和收益的提高。虽然该业务进展顺利,但由于反弹了前期的大型案例,预计销售额将下降。但是,该项目将在2025财年继续进行经营活动以争取接受订单,该计划可以说比较保守。
关于支持工作和照顾的双重要求,预计销售额将略有下降,为141百万日元,同比下降1.4%。在2025年4月之前,该公司将重新检查提供服务的信息,以应对所有公司对雇员支持工作和照顾的双重要求进行的宣传义务。具体来说,该公司过去主要向大企业提供全功能服务,但在法律改革后,该公司计划开发和引入中小型企业也容易引入的产品服务。该计划将于2024年夏季到秋季进行开发,并且最近, 该公司收到的客户咨询有望继续增加。通过拓宽服务行业,该公司将扩大客户的基础。
Medical Solution的预期销售额为50百万日元,比上一期增长22.0%。如前所述,考虑到《药用机械法》中对网络广告的规制日益严格,该公司的服务优势相对较高。该公司将继续注重通过举办研讨会和强化促销,吸引新客户。此外,通过促进企业采用测试而不是尝试,以提高客户的单价并扩大业绩。
预计Active Life事业的销售额将增长8.7%至1,365百万日元,营业利润将增加194.1%至100百万日元。与上期相比,福祉用具的出租业务继续保持良好,有望实现销售增长和收益增长。此外,通过进一步强化与Furukare和Masamitsu技建的联合作用,Masamitsu技建的销售额将扩大。有关Masamitsu技建,已经确定了一定的结构变革以换取订单扩大和收益能力上升。预计将在2025年3月期为收益做出贡献。
在家服务业预计营业收入将增长6.3%,达到1,642百万日元,预计营业利润将增长5.9%,达到359百万日元。考虑到疫情解除后,所有服务的用户数量都在稳步增加,因此只预计通所护理会略微减少,而其他住宅护理支持、上门护理和设施护理都将增加收入和利润。特别是在上门护理方面,预计2024年6月在千叶县船桥市设立的新业务将有助于业绩扩大。
(作者:富士客座分析师清水阳一郎)