デジタルインフラサービスを提供するさくらインターネット株式会社（本社：大阪府大阪市、代表取締役社長：田中 邦裕、以下「さくらインターネット」）は、石狩データセンターにおいて「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」を約2,000基整備する計画が完了したことをお知らせします。これにより、生成AI向けクラウドサービス「高火力」は計算能力2.0EFLOPS（エクサフロップス）※を達成いたしました。

石狩データセンターにおける「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」

当社が2023年6月に発表した本計画は、経済安全保障推進法に基づく特定重要物資である「クラウドプログラム」の供給確保計画に関する経済産業省の認定を受けました。2025年3月末までの完了を予定しておりましたが、多くの引き合いがあり予定よりも前倒しで整備を進め、2,016基の「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」を整備完了する運びとなりました。

【生成AI向けクラウドサービス「高火力」の整備計画について】

さくらインターネットは、2016年よりGPUリソースサービスを提供しています。特に2024年1月より提供を開始した「高火力」は、大規模言語モデルなどの生成AIを中心とした利用を想定したクラウドサービスです。現在「高火力」は、2024年1月から第1弾としてベアメタルシリーズ「高火力 PHY」を、2024年6月から第2弾としてコンテナーシリーズ「高火力 DOK」を提供しています。今後「高火力」では時間単位で貸し出しができ、かつ環境構築の柔軟性が高いクラウドシリーズの提供など、さらにサービスを拡大する予定です。

さくらインターネットはコンピューティングリソースを安定供給確保し、デジタルインフラ企業として今後もデジタル社会の継続的な発展へ寄与してまいります。

※ 半精度、Sparsity Accelerationなし

生成AI向けクラウドサービス「高火力」について

「高火力」は、高性能なGPUを利用可能な生成AI向けクラウドサービスです。本サービスは再生可能エネルギー電源100％のCO2排出量ゼロを実現する石狩データセンターから提供しています。2024年1月より「高火力」の第1弾としてベアメタルシリーズ「高火力 PHY」を、第2弾としてコンテナーシリーズ「高火力 DOK」を提供しています。
さくらインターネットは、生成AIに関わるコンピューティングリソースを安定供給確保することが日本のデジタル社会を発展させるために必要不可欠であると考え、本サービスの提供を推進しています。

■ベアメタルシリーズ「高火力 PHY」：
■コンテナーシリーズ「高火力 DOK」：

関連情報

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