$東京エレクトロン.JP$ が8月8日大引け後(15:30)に25年3月期第1四半期連結決算(1Q、4~6月)決算を発表。売上高、純利益ともに市場予想を超えた。AI(人工知能)向けの投資が増えているほか、PC・スマートフォン向けも着実に回復基調にあり、半導体ウエハー製造装置(WFE)需要が増加している。さらに、今期の上期配当を従来計画の200円から237円に増額し、下期配当も従来計画の281円から282円に増額修正した。年間配当は519円(前期は393円)となる。従来予想から38円増額する。
●1Q売上高は前年同期比41.7%増の5550億円(市場予想は5003億円)。売上高に占める中国比率は49.9%。
●営業利益は101.1%増の1657億円(市場予想は1265億円)。
●純利益は96.2%増の1261億円(市場予想は945億円)。
●1株当たり純利益は273.22円(市場予想は211.19円)。
●見通しの上方修正
通期の連結売上高が前期比26%増の2兆3000億円になる見通し。従来予想から1000億円上方修正した。
通期の連結純利益が前期比31%増の4780億円になる見通し。従来予想から330億円上方修正した。
通期の営業利益は37.4%増の6270億円になる見通し。従来予想から450億円上方修正した。
4-9月期(上期)の経常利益を従来予想の2440億円→2900億円(前年同期は1812億円)に18.9%上方修正し、増益率が34.6%増→60.0%増に拡大する見通しとなった。上期業績の好調に伴い、通期の経常利益を従来予想の5840億円→6300億円(前期は4631億円)に7.9%上方修正し、増益率が26.1%増→36.0%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
半導体大手東京エレクトロン決算の読み解き方、成長と利益を支える財務体質
出所:東京エレクトロンIR、ブルームバーグ、moomoo、株探
ーmoomooニュース日本株Sherry