日経平均は大幅続落。前日比1280.72円安(-3.31%)の37405.59円(出来高概算9億5000万株)で前場の取引を終えている。
3日の米国株式市場は大幅反落。ダウ平均は626.15ドル安(-1.51%)の40936.93ドル、ナスダックは577.33ポイント安(-3.26%)の17136.30、S&P500は119.47ポイント安(-2.12%)の5528.93で取引を終了した。8月ISM製造業景況指数が予想を下回ったためハードランディング懸念も強まり、寄り付き後、下落。ダウは史上最高値からの利益確定売りも加速し、終日売りが先行した。エヌビディアなど半導体セクターの売りもさらなる圧力となり、ナスダックも大きく売られ、終盤にかけて下げ幅を拡大。
米国株の大幅下落と為替の円高推移を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は38000円台を割り込み、一時37122.33円まで下げ幅を拡大。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比7%超下げたことで、値がさ半導体株の下げが目立った。8月5日からの上昇に対する利益確定が先行し、プライム市場の売買代金は2.4兆円と久しぶりに2兆円台に乗せた。
日経平均採用銘柄では、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソシオネクスト<6526>、スクリーンHD<7735>、SUMCO<3436>、東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクグループ<9984>など半導体株の下げが目立つ。このほか、古河電工<5801>、ディスコ<6146>、フジクラ<5803>、東京電力HD<9501>、メルカリ<4385>、リクルートHD<6098>などが下落した。
一方、円高メリット銘柄の一角であるニトリHD<9843>、イオン<8267>、花王<4452>、サッポロHD<2501>、明治ホールディングス<2269>などが上昇。このほか、バンダイナムコHD<7832>、ZOZO<3092>などが買われた。なお、日経平均採用銘柄で上昇したのは15銘柄に留まった。
全業種が下落するなか、鉱業、石油・石炭製品、証券・商品先物取引業、非鉄金属、電気機器の下げが目立った。
市場の先行き不安感を示す日経平均VIは一時31.84ポイントまで上昇したが、8月5日の70.69ポイントと比べると、さほど悲観論は高まっていない様子。足元の日経平均の上値が重くなっていたこともあり、利益確定売りが先行したと考える。前場の売買代金が2.4兆円と膨らんでいることから、買いもそれなりに入っている様子。市場では8月5日のような後場一段安が警戒されているが、8月30日時点の信用買い残は4兆円ほどに留まっていることから信用取引に絡んだ投げ売りはさほど入らないだろう。後場の東京市場は、為替の一段の円高進行とならない限り、落ち着きを取り戻すと想定。日経平均、TOPIXは下げ幅をやや縮小して大引けを迎えると考える。
日经平均大幅下跌。 比前一日下跌了1280.72日元(-3.31%),报37405.59日元(交易量约9.5亿股),上午的交易结束了。
美国股市于3日大幅下跌。 道琼斯指数下跌626.15点(-1.51%)至40936.93点,纳斯达克下跌577.33点(-3.26%)至17136.30点,标准普尔500指数下跌119.47点(-2.12%)至5528.93,在交易结束时。 由于8月ISM制造业景气指数低于预期,硬着陆担忧加剧,开盘后股市下跌。 道琼斯指数也加速了历史最高点的利润回吐,全天都是卖出为主。 英伟达等半导体板块的抛售也加剧了压力,纳斯达克也大幅抛售,并在最后阶段加剧了下跌幅度。
受美国股市大幅下跌和汇率走强的影响,东京市场以卖方优势开盘。 日经平均跌破38000日元关口,一度扩大至37122.33日元。 费城半导体股指数(SOX指数)比前一交易日下跌了7%以上,半导体股的跌势明显。 对8月5日以来的上涨进行利润回吐,主板市场的成交额达到2.4万亿日元,达到了长时间以来的2万亿日元以上。
日经平均采用的股票中,瑞萨电子<6723>、Sosei Next<6526>、Screen HD<7735>、SUMCO<3436>、东京电子<8035>、软银集团<9984>等半导体股表现下跌明显。此外,古河电工<5801>、DISCO<6146>、富士电缆<5803>、东京电力HD<9501>、Mercari<4385>、Recruit HD<6098>等也下跌了。
另一方面,作为受益于日圆走强的股票,有日本家居中心<9843>、爱王<8267>、花王<4452>、札幌控股HD<2501>、明治控股<2269>等股票上涨。另外,万代南梦宫HD<7832>,ZOZO<3092>等也受到青睐。需要指出的是,日经平均采用的股票上涨的只有15个。
在所有行业普遍下跌中,矿业、石油和煤制品、证券和商品期货交易业、有色金属、电子设备等下跌显著。
表示市场前景不确定的日经平均VI曾一度上涨31.84点,但与8月5日相比,还没有出现明显的悲观情绪。由于目前的日经平均指数上涨受到压制,有利润了结的卖出交易居多。考虑到上午的成交额已经达到了2.4万亿日元,买盘也表现出相应的活跃。市场上对之前8月5日的下午市场可能出现的暴跌仍然持谨慎态度,但8月30日时点的融资融券余额仅约4万亿日元,因此不太可能有因融资买入而引发的抛售行为。预计在未出现持续升值的情况下,下午的东京市场将恢复平静。预计日经平均指数和TOPIX指数收盘时的跌幅会稍有缩减。