■ハッチ・ワーク<148A>の事業概要
(3) サービス内容と収益モデル
月極イノベーション事業は、「アットパーキングソリューションサービス」(以下「APソリューションサービス」)及び「アットパーキングクラウドサービス」(以下「APクラウドサービス」)から構成される。
(a) APソリューションサービス
ア) 「アットパーキング」
全国52,000ヶ所(2023年12月末時点)を超える駐車場を掲載する月極駐車場検索ポータルサイト「アットパーキング」を運営し、駐車場利用者と駐車場管理会社の利用契約を仲介するマッチングサービスを提供する。同社は、契約が成立した場合に、駐車場利用者から駐車場利用料の1ヶ月分を仲介手数料として収受する。
イ) 「月極駐車場サブリース」
月極駐車場オーナーや管理会社から一括して駐車場を借り上げ、自社運営駐車場として同社が主体となって駐車場利用者を集客、利用契約を締結しサブリース(転貸)する。同社は、利用者との契約が成立した場合に、オーナーや管理会社に契約事務手数料、駐車場利用者から毎月の賃料及び決済手数料を収受する。
(b) APクラウドサービス
月極駐車場オンライン管理支援サービス「アットパーキングクラウド」を提供する。駐車場契約希望者は検索から申込、契約、決済までをすべてオンラインで完結することができ、管理会社は物件情報の募集、審査、契約手続き、収納代行、滞納督促といった多くの管理業務を削減することができる。「アットパーキングクラウド」に登録された管理物件は「アットパーキング」に掲載され、満空情報もリアルタイムで更新されるため、利用希望者は空いている駐車場を簡単に検索でき、さらに「アキマチ」予約もできるため、管理会社は手間なく集客力と駐車場の稼働率を高めることができる。また、「アットパーキングクラウド」を導入している駐車場の利用者には契約中にマイページが発行され、契約情報の閲覧や更新、解約もオンライン上で可能となるなど、利用者にとっては利便性の高いサービスとなっている。
同社は、管理会社からはシステム利用料、利用者からは初回保証料・月額保証料・決済手数料を収受する。システム利用料は、管理会社との契約に基づき月額利用料を収受する。月額利用料は15,000円の基本プランと、基本プランのサービスからコールセンター及び既存の駐車場利用者の決済代行を対象外としたフリープランがある。
APクラウドサービスを導入する管理会社には、契約する駐車場区画をシステム登録してもらい、これがAPクラウド登録台数となる。そして、決済引継ぎ後にすべての駐車場利用者から決済手数料を収受する。すべての駐車場利用者へ手数料などの変更通知を行い、承諾を得るまでに一定の時間を要するため、APクラウド登録台数の8~9割を占める稼働台数と決済代行台数との間に差が生じる。
滞納保証は、駐車場利用者が利用料を滞納した場合に同社が管理会社に立替払いする。保証契約を新規利用者と締結してから、利用料の1ヶ月分を初回保証料として、毎月月額利用料の5%を月額保証料として収受する。APクラウドサービス導入前から利用していた既存の駐車場利用者とは保証契約を締結しない。したがって、APクラウドサービス導入以降に新規の利用区画が増加するにつれて、滞納保証台数が積み上がる仕組みである。
同社ではAPクラウド登録台数、決済代行台数、滞納保証台数をKPIとしている。APクラウド登録台数が収益の発生源となり、決済手数料、初回保証料・月額保証料が積み上がる構図である。APクラウド登録台数の拡大が今後の大きな売上成長のカギとなる。
また、APクラウドサービスの契約管理会社は、全国規模で展開する大手不動産会社から、地域で展開する中小不動産会社やJAグループまで様々な規模の企業であるが、同社ではシステム利用料を会社の規模や駐車場台数などに拘わらず定額かつ低めに設定しており、同様のビジネスモデルが出てくる前に市場の面を押さえにいく戦略だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)
■哈奇·工程<148A>的业务概要
(3) 服务内容和营收模型
月租创新业务包括"@停车解决方案服务"(以下称"AP解决方案服务")和"@停车云服务"(以下称"AP云服务")两部分组成。
(a) AP解决方案服务
甲)"@停车"
经营覆盖全国52,000个地点(截至2023年12月)的月租停车场搜索门户网站"@停车",提供停车场用户和停车场管理公司的中介配对服务。在合同达成时,公司从停车场用户处收取一个月的停车费作为中介费。
乙)"月租停车场转租"
从月租停车场业主或管理公司批量租赁停车场,作为自营停车场主体吸引停车场用户,签订使用合同并转租。公司在与用户达成合同时,向业主或管理公司收取合同办事手续费,以及从停车场用户处收取每月租金和结算手续费。
(b) 提供AP云服务
提供定期停车场在线管理支援服务“@Parking云”。希望签订停车场合约的人可以从搜索到申请、合约、支付全部在线完成,管理公司可以减少房产信息的招募、审查、合约手续、代收租等多个管理业务。注册到“@Parking云”的管理物件将在“@Parking”上展示,空位信息也会实时更新,用户可以方便地搜索到有空的停车场,而且还可以预约“@Aki” ,管理公司可以轻松提高客源和停车场的利用率。此外,使用“@Parking云”的停车场用户在合约期间会发放我的页面,可以在线查看和更新合约信息,也可以在线解约等,对用户来说是非常方便的服务。
该公司从管理公司收取系统使用费,从用户收取首次保证金、月保证金和支付手续费。系统使用费根据与管理公司的合约收取月度使用费。月度使用费有15,000日元的基本计划和针对基本计划的服务以外的客服中心和现有的停车场用户支付代理的免费计划。
引入AP云服务的管理公司需要将合约的停车场区域注册到系统中,这将成为AP云的注册台数。然后,系统转交后从所有停车场用户收取支付手续费。向所有停车场用户发送有关费用更改的通知,并经过一段时间获得同意,因此在AP云的注册台数和支付代理台数之间会出现差异。
滞纳保证是指当停车场用户拖欠费用时,该公司为管理公司垫付费用。在与新用户订立保证合约后,收取一个月的费用作为首次保证金,每月收取月度使用费的5%作为月度保证金。该公司不与已经使用AP云服务之前使用的现有停车场用户订立保证合约。因此,随着AP云服务引入后新的使用区域的增加,滞纳保证的台数会累积。
该公司将AP云的注册台数、支付代理台数和滞纳保证台数作为业绩指标。AP云的注册台数是收入来源,支付手续费、首次保证金和月度保证金会积累上升。AP云的注册台数的扩大将成为未来大量销售增长的关键。
此外,使用AP云服务的管理公司,不论是全国范围内的大型房产公司,还是地区内的中小房产公司和JA集团等各种规模的企业,该公司将系统使用费定额且定低,无论公司规模和停车位数等进行设定,这是在类似的商业模式出现之前占据市场的战略。
(编写:Fisco客户体验分析师Matsumoto Akira)