■中長期の成長戦略
1. 中期ビジョンの成長戦略
キューブ＜7112＞は、中期ビジョン（2023年12月期～2025年12月期）を策定し、成長戦略として「グローバル展開」「ブランドの深化」「コラボレーションによるブランド開発」を掲げている。現時点において、定性的な目標は大きく変わっていない。
(1) グローバル展開
現地パートナーを通じた積極的な出店展開とデジタルB2Bツールや海外マーケティングを活用した市場拡大を図る。
・アジア・ASEAN地域におけるパートナーシップの確立
・デジタルB2Bツールを使用した積極的なマーケティングと合同展示会出展による取引先の拡大
・海外マーケティング戦略投資を通じた越境ECの強化
・ポップアップ ストアや越境ECのデータを通じた市場の分析と出店開発
(2) ブランドの深化
店舗開発、マーケティングを通じた商品展開及び新規ブランドの開発を進める。
・フラッグシップストアを通じたブランド発信と出店開発を行う
・市場を分析した商品展開とブランド開発を進める
・好調なカテゴリーを分析し、新規ブランドを開発、さらなる収益源へと成長させる
(3) コラボレーションによるブランド開発
グローバルで活躍するブランドやプロダクトとのコラボレーション、環境に配慮した新規商品開発を進める。
・グローバルで活躍する企業やブランドと連携し斬新なブランド開発を行う
・環境に配慮した商品カテゴリーを開発する
・人件費、資材高騰に対応すべく効率的な生産拠点を開発する
2. 現在の立ち位置と数値目標
2023年2月に公表した中期ビジョンで、2025年12月期の数値目標として3ヶ年のCAGRで売上高15%以上、営業利益25%以上、収益性の指標で営業利益率20%以上、ROE15%以上を掲げていた。しかしながら、2022年12月期及び2023年12月期の減収と2024年12月期の成長率の鈍化を踏まえ、定量的な中長期成長目標を見直した。従来の計画を実現するまでには多少時間がかかる見込みだが、進行中のグローバル展開を着実に推進することで、売上高はCAGRで20%以上、営業利益はCAGRで40%以上、営業利益率は20%以上、ROEは15%以上を目標に取り組むとしている。
現在の状況及び2024年12月期の予想から成長率の達成は容易ではなさそうだが、営業利益率、ROEの達成は単年度では十分可能と思われる。
（執筆：フィスコ客員アナリスト 寺島 昇）
■中长期增长战略
1。中期愿景增长战略
Cube＜712＞制定了中期愿景（2023/12至2025/12），并将 “全球扩张”、“品牌深化” 和 “通过合作发展品牌” 设定为增长战略。目前，定性目标没有太大变化。
(1) 全球扩张
我们的目标是通过当地合作伙伴积极开设门店，并通过利用数字B2B工具和海外营销来扩大市场。
・在亚洲/东盟地区建立伙伴关系
・通过使用数字B2B工具和联合展览进行积极营销，扩大业务合作伙伴
・通过投资海外营销策略加强跨境电商
・通过快闪店和跨境电子商务数据进行市场分析和开店开发
（2）深化品牌
通过门店开发和营销，促进产品开发和新品牌发展。
・通过旗舰店推广品牌和开发门店
・基于市场分析促进产品开发和品牌发展
・分析强势品类，开发新品牌，并将其发展为进一步的收入来源
(3) 通过合作发展品牌
与全球活跃的品牌和产品合作，促进环保新产品的开发。
・与全球活跃的公司和品牌合作开发创新品牌
・开发环保产品类别
・建立高效的生产基地以应对不断上涨的劳动力成本和材料
2。当前位置和数字目标
根据2022/3年公布的中期愿景，15％或以上的销售收入、按3年复合年增长率计算的25％或以上的营业利润、20％或以上的营业利润率以及15％或以上的投资回报率被设定为盈利指标。但是，根据截至2022/12财年的销售下降和2024/12财年的增长放缓，对量化的中长期增长目标进行了审查。预计传统计划需要一段时间才能实现，但通过稳步推进持续的全球扩张，我们正在努力实现销售额按复合年增长率达到20％或以上，按复合年增长率计算的营业利润达到40％或以上，营业利润率达到20％或以上，投资回报率达到15％或以上的目标。
从目前的情况和截至2024/12财年的预测来看，实现增长率似乎并不容易，但似乎很有可能在一年内实现营业利润率和投资回报率。
（由FISCO客座分析师寺岛升撰写）
