■事業概要
(3) 不動産売買事業
不動産売買事業では、中古住宅買取再生販売、新築戸建住宅建売、住宅用地の開発、一棟収益不動産の再生販売など、And Doホールディングス<3457>が自ら不動産を取得し、付加価値を付け、一般顧客・投資家へ販売している。グループ直営店及びFC加盟店、並びに不動産業者から入手した良質な不動産情報と、売り手と買い手双方のニーズを把握した仕入れが強みとなっている。
2024年6月期末の保有不動産は、積極的な仕入れにより前期末比10.0%増の35,799百万円と右肩上がりで増加している。保有不動産が膨らむことにより貸借対照表の肥大化、資産効率の低下を危惧する投資家もいるが、今後も同社は不動産売買事業の業績拡大に向けて仕入れを強化しながら、同時に固定資産、棚卸資産ともに回転率を意識した早期売却や流動化を推進する。資産効率と財務健全性を重視しながら事業運営を行う方針だ。実際、2024年6月期はコロナ禍に仕入れた大型案件を段階的に売却したほか、ハウス・リースバックで取得した不動産の流動化を推進し、総資産の圧縮を図った。加えて、売却で得た資金を有利子負債の返済に充当することによって、財務健全性も高めている。販売用不動産についても積極的に仕入れを継続するとは言うものの、大型案件の仕入れは終了する予定で(一部例外もあり)、今後は棚卸資産と仕入れに起因する有利子負債の増加スピードは緩やかになるが想定される。そのため、資産効率と財務健全性は継続的に向上するものと弊社は見ている。また同社は、大型案件以外の営業強化に取り組む方針を掲げている。これは、安定して収益を計上することができる体制を構築することが目的だ。2024年6月期における不動産売買事業の売上高の内訳は、大型案件でない住宅系の売上高が前期比62.2%増の24,982百万円と2ケタの伸長を見せた。大型案件以外に注力する戦略が順調に進捗していることがうかがえる。さらに、住宅系売上高に占める中古住宅比率は、2024年6月期に前期比6.6ポイント上昇し26.0%となった。回転率が高く収益性も良い中古住宅の買取再販に注力する戦略も順調に進捗している。
3. フロー型収益事業
フロー型収益事業には、不動産流通事業、リフォーム事業が該当する。なお、不動産流通事業は成長強化事業への人材育成の場として経営リソースを提供しており、大きな成長は見込んでいない。また、リフォーム事業は不動産流通事業などと連携して事業を運営している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
■业务概要
(3) 房地产买卖业
在房地产买卖业中,And Do Holdings<3457>通过自身取得房地产,增加附加值,然后向一般客户和投资者出售中古住宅的购买再生销售、新建独栋住宅销售、住宅用地开发、整幢收益房地产的购买再生销售等业务。公司的优势在于直营店和加盟店、以及从房地产经纪人处获取高质量房地产信息,并且了解卖家和买家的需求。
2024年6月期末的持有房地产,通过积极采购,比上期末增长10.0%,达到35,799百万元,一路上涨。持有房地产的增加可能导致资产负债表膨胀,资产效率下降,一些投资者对此表示担忧。然而,未来该公司将继续加强房地产买卖业务的业绩扩大,同时注重提高固定资产和库存资产的周转率,推动早期售出和资产流动化,以保持资产效率和财务健康。实际上,2024年6月期间,该公司逐步出售了在疫情期间购入的大型项目,推动了通过房屋租赁回购取得的房地产流动化,缩减了总资产。此外,通过将售出所得资金用于偿还有息负债,还增强了财务健康。虽然仍将积极采购销售用房地产,但大型项目的采购将结束(也有一些例外),未来存货和由采购导致的有息负债增长速度预计将放缓。因此,我们认为资产效率和财务健康将持续改善。此外,该公司还制定了推动除了大型项目外的业务增长的战略。其目的在于建立一个能够稳定盈利的体系。2024年6月期的房地产买卖业营业收入构成中,非大型项目的住宅类营业收入较上期增长62.2%,达到24,982百万元,实现了两位数增长。专注于非大型项目的战略顺利进行中。此外,在住宅类营业收入中,二手住宅比率在2024年6月期间相对上一期增加了6.6个百分点,达到26.0%。专注于高周转率和良好收益性的二手住宅购买再销售战略也正在顺利进行。
3. 流动型收益业务
流动型收益业务包括房地产流通业务和翻修业务。需要指出的是,房地产流通业务是为增强成长业务而提供人才培养的场所,并不预计有过大增长。另外,翻修业务与房地产流通业务等进行协作经营。
(作者:富士客座分析师清水阳一郎)