26日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は大幅反発、円安推移や半導体株高で39000円に迫る
・ドル・円はしっかり、円売り継続で
・値上り寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はファーストリテ<9983>
■日経平均は大幅反発、円安推移や半導体株高で39000円に迫る
日経平均は大幅反発。前日比942.68円高(+2.49%)の38812.94円(出来高概算8億5000万株)で前場の取引を終えている。
25日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は293.47ドル安(-0.70%)の41914.75ドル、ナスダックは7.69ポイント高(+0.04%)の18082.21、S&P500は10.67ポイント安(-0.19%)で取引を終了した。経済協力開発機構(OECD)の世界経済成長見通し上方修正を好感した買いに、寄り付き後、上昇。その後、ダウは過去最高値付近からの利益確定売りが強まったほか、8月新築住宅販売が7月から減少し大幅下落に転じた。ナスダックは長期金利の上昇が重しとなったが、半導体セクターが強く、下値を支え小幅高。ダウは終盤にかけ下げ幅を拡大し、まちまちで終了した。
為替の円安推移を材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付きから半導体株が上昇しており、日経平均は寄付き後、75日移動平均線を突破。為替が1ドル144円90銭台まで円安ドル高が加速したことから、輸出関連銘柄など大型株に資金が向かう展開となり、日経平均は上げ幅を前日比900円超まで拡大した。
日経平均採用銘柄では、米マイクロンの好決算を受けて、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、スクリーンHD<7735>、SUMCO<3436>など半導体株が総じて上昇。このほか、荏原製作所<6361>、ディスコ<6146>、三越伊勢丹HD<3099>、日立<6501>、ソフトバンクグループ<9984>などが買われた。
一方、昨日急落した協和キリン<4151>が引き続き売られたほか、レーザーテック<6920>がさえない。このほか、アステラス製薬<4503>、日産自動車<7201>、三菱自動車<7211>、日野自動車<7205>が下落。東海カーボン<5301>、あおぞら銀行<8304>、住友鉱山<5713>なども売られた。
全業種が上昇するなか、その他製品、金属製品、電気機器、機械、精密機器の上げが目立った。
本日は権利付き最終売買日のため、9月決算企業のほか、3月決算で中間配当制度を設けている企業など配当利回りの高い銘柄や優待銘柄に、個人投資家を中心とする資金が向かっていることも、日経平均押し上げ要因となっている様子。先物市場でも、配当落ちに絡んだ225先物、TOPIX先物が1.2兆円ほど入るとの市場観測もあり、需給面は良好だ。後場、中国株が一段高となれば、日経平均の39000円台回復も視野に入ろう。
■ドル・円はしっかり、円売り継続で
26日午前の東京市場でドル・円はしっかりの値動きとなり、144円44銭から144円94銭まで値を上げた。日経平均株価の急伸でリスク選好の円売りが優勢となり、主要通貨を押し上げた。また、上海総合指数と香港ハンセン指数も強含み、円売りを支援。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円44銭から144円94銭、ユーロ・円は160円85銭から161円54銭、ユーロ・ドルは1.1129ドルから1.1141ドル。
■後場のチェック銘柄
・児玉化学工業<4222>、エーアイ<4388>の、2銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はファーストリテ<9983>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・8月新築住宅販売件数:71.6万戸(予想:70.0万戸、7月:75.1万戸)
【要人発言】
・日銀金融政策決定会合議事要旨(7月30-31日分)
「経済・物価の反応を確認しつつ適時・段階的に利上げが必要」(ある委員)
「長く短期金利引き上げをせず、中立金利の水準を巡る不確実性が大きい」(同)
「中立金利は最低1%、急ピッチの利上げ避け適時・段階的に」(同)
「金融正常化が自己目的になってはならない」(1人の委員)
<国内>
・特になし
<海外>
・16:30 スイス中銀が政策金利発表(0.25ポイント引き下げ予想)
在26日交易的下午,我们关注以下3个要点。
日经平均大幅反弹,受益于日元走软和半导体股上涨,将逼近39000日元
美元兑日元保持稳定,继续抛售日元
东京电子(8035)位列涨幅榜首,第二位是First Retailing(9983)。
■日经平均大幅反弹,受益于日元走软和半导体股上涨,将逼近39000日元
日经平均大幅反弹。收市比前一交易日上涨942.68日元(+2.49%),报38812.94日元(成交量约8亿5000万股)。
25日美股市场表现不一。道琼斯指数下跌293.47点(-0.70%)至41914.75点,纳斯达克指数上涨7.69点(+0.04%)至18082.21点,标普500指数下跌10.67点(-0.19%)。受经合组织(OECD)上调全球经济增长预期的买盘支撑,市场开盘后迎来上涨。随后,道琼斯受益于盘中盘旋近历史最高位的获利了结抛售加剧,同时8月新屋销售从7月开始下降,急剧下跌。纳斯达克受长期利率上升拖累,但半导体板块持续强势,承压位小幅上扬。道琼斯尾盘下跌幅度扩大,最终收盘表现青红不一。
受汇率日元贬值行情提振,东京市场以买盘优势开盘交易。受盘中半导体股上涨推动,日经平均收盘后突破75日移动平均线。由于美元兑日元汇率急速升至1美元144.90日元,加速了日圆贬值、美元升值的态势,资金流向出口相关股等大盘股,日经平均涨幅扩大至前一交易日超过900日元。
在日经平均成分股中,受美光良好财报刺激,东京电子、Advantest、瑞智尼克思、ScreenHD、Sumco等半导体股普遍上涨。此外,江原制作所、Disco、三越伊势丹HD、日立、软银等股也受到买盘青睐。
然而,昨日急跌的协和基仑继续遭遇抛售,濑泽利克陷入困境。此外,宇治制药、日产汽车、三菱汽车、日野汽车下跌。东海碳、蓝天银行、住友矿山等股也遭遇抛压。
各行业板块普涨,其他产品、金属制品、电子设备、机械、精密设备的涨幅明显。
今天是带权最后交易日,资金主要流向高股息率和优待股等3月季度实行中期分红制度的企业以及9月季度结算企业。这也成为推动日经平均上涨的因素。期货市场中,据市场预测,与分红相关的225期货、TOPIX期货将吸引约1.2万亿日元资金,供求面看涨。下半场,如果中国股市出现反弹,日经平均有望回到39000日元区间。
■美元兑日元表现坚挺,继续抛售日元
26日上午东京市场,美元兑日元价格走势坚挺,从144.44日元上涨至144.94日元。日经平均股价急升,风险偏好推动日元抛售,推高主要货币。另外,上海综合指数和香港恒生指数也强势,支持日元抛售。
到目前为止的交易范围是,美元兑日元从144.44日元上涨至144.94日元,欧元兑日元从160.85日元上涨至161.54日元,欧元对美元从1.1129美元上涨至1.1141美元。
■下午的股票检查
・戴三<4750>,新东<5380>等6个股票涨停
※包括临时的涨停价(指盘口价格)
・唐狮集团贡献涨幅最大,东电贡献涨幅次大
・児玉化学工业<4222>、艾爱<4388>的2个股票涨停价
※包括一时的涨停价(指示价格)
东京电子(8035)位列涨幅榜首,第二位是First Retailing(9983)。
■经济指标和重要人物发言
【经济指标】
・日本1-3月法人企业统计调查・全行业设备投资:同比+6.8%(10-12月:+16.4%)
・中国5月份财新制造业PMI:51.7(预测:51.6,4月份:51.4)
【重要人物发言】
・加藤日本银行理事
“包括ETF处置在内的今后处理会花费一定时间进行彻底审查。”
<国内>
・没有特别的事情
<海外>
・没有特别的事情
【经济指标】
・美国・8月新屋销售套数:71.6万户(预测:70.0万户、7月:75.1万户)
【重要人物发言】
・日银金融政策决策会议纪要(7月30-31日)
“需要在逐步实施利率上调的同时,确保经济和物价反应良好”(一位委员)
“长期短期利率不调整,中性利率水平面临较大不确定性”(同上)
“中性利率为最低1%,需避免急剧加息,适时逐步调整”(同上)
“金融正常化不应成为自身目标”(一名委员)
<国内>
・没有特别的事情
・暂无特别说明
<境外>
・16:30 瑞士国家银行将宣布政策利率(预计将下调0.25个百分点)