2日の日本株市場は、地政学リスクが警戒されるなか、売りが先行することになりそうだ。1日の米国市場はNYダウが173ドル安、ナスダックは278ポイント安だった。米連邦準備理事会(FRB)の利下げを急がない姿勢を受けた売りが続くなか、9月のISM製造業景況指数が予想を下回り、景気減速への懸念が重荷となった。さらに、イランによるイスラエルへのミサイル攻撃が報じられると、中東情勢悪化が警戒されて売りが一段と強まる場面もみられた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比740円安の38030円。円相場は1ドル143円40銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まろう。イランがイスラエルに向けてミサイルを発射したことで、中東の全面戦争の引き金になる恐れがあるとの緊張が高まり、しばらくは中東情勢の動向にらみの展開を余儀なくされそうだ。米国では防衛関連株が買われた一方で、半導体株の弱さが目立っていたため、東京市場においても、この流れを引き継ぐことになりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時37600円まで下げる場面もみられたが、同水準で推移している25日・200日線が支持線として意識されていた。その後は75日線水準での攻防が続いていたため、売り一巡後は38000円辺りでの底堅さを見極めることになりそうだ。地政学リスクの高まりによってリスク回避姿勢が強まりやすいところだが、円相場は1ドル=143円台半ばと落ち着いた動きで推移している。
また、昨日は著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイが円建て社債の発行を計画していると伝わったことで、大手商社株が買われていた。日本への投資を強化するとの思惑から、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。米国市場の流れから指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均の重荷となる可能性はあるものの、内需ディフェンシブ株などに資金が向かいそうだ。また、防衛関連株のほか、石破政権発足で政策関連を探る動きも強まろう。
在日本股市的2日中,地缘政治风险引发警惕,卖压可能会领先。美国市场的1日中,纽约道琼斯指数下跌173点,纳斯达克指数下跌278点。由于美联储(FRB)不急于降息,导致受到持续的抛压;9月的ISM制造业景气指数低于预期,引发对经济减速的担忧。此外,据报道伊朗向以色列发射导弹袭击,中东局势恶化引发警觉,卖压进一步加剧。芝加哥日经225期货结算价比大阪下跌740日元,至38030日元。日元兑美元交投于143.40日元左右。
日经平均股价可能会跟随芝加哥期货的走势而开盘下跌。伊朗向以色列发射导弹,可能成为中东全面战争的导火索,紧张局势升级,预计短期将持续密切关注中东局势发展。在美国,防卫相关股票受到青睐,而半导体股疲软明显,因此,在东京市场上也可能延续这一趋势。
日经225指数期货在夜间交易中一度下跌至37600日元,但处于25日和200日均线支撑水平上意识到支撑线。随后在75日均线水平上持续攻守战,因此,在一轮售压之后,可能需要观察在38000日元左右的市场支撑情况。由于地缘政治风险加剧,避险心态可能会增强,但日元兑美元交投在143日元中期附近并保持稳定。
另外,昨天传出知名投资家沃伦·巴菲特先生领导的伯克希尔·哈撒韦计划发行日元计价的企业债券,推动大型商社股上涨。由于加强对日本的投资预期,回调等待的买盘意愿可能会强劲。虽然受美国市场走势影响,指数影响较大的高科技股可能成为日经平均指数的负担,但资金可能会流向内需性的防御性股等。此外,除了防卫相关股票外,随着石波政权的成立,对政策相关领域进行探索的动向也可能加强。