3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■円安基調のなかで押し目待ち狙いの買い意欲は強い
■西武HD、25/3上方修正 営業利益 450億円←400億円
■前場の注目材料:ハーモニック、ヒト型ロボ向け減速機量産、戦略投資100億円
■円安基調のなかで押し目待ち狙いの買い意欲は強い
3日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感が強まる可能性はあるが、押し目買い意欲の強い相場展開が期待される。2日の米国市場はNYダウが39ドル高、ナスダックは14ポイント高だった。予想を上回るADP雇用統計を受けて大幅な利下げ期待が後退し、弱含む場面もみられた。ただし、景気や雇用見通しの改善が安心感につながり、その後は半導体セクターを中心に買い戻す流れとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比915円高の38665円。円相場は1ドル146円50銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まろう。ADP雇用統計を受けて大幅な利下げ観測が後退したほか、昨夕には石破首相と植田日銀総裁が初会談しており、追加の利上げをするような環境にはないとの見解を示したことで、為替市場では1ドル=146円台半ばへと円安が進行している。先週末の総裁選での高市トレードで付けた円安水準を上回ってきたことで、安心感につながりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで37780円を安値にロング優勢の流れとなり、終盤にかけては一時38740円まで買われる場面もみられた。前日の大幅な下落部分をほぼ埋めてきており、売り方の買い戻しの動きが強まりそうである。買い一巡後は次第に膠着感が強まる可能性が高そうだが、円安基調のなかで押し目待ち狙いの買い意欲は強いだろう。中東情勢を巡る地政学リスクの高まりによって積極的な上値追いの動きには向かいづらく、関連する報道によって大きく振らされるリスクはありそうだが、売りは仕掛けづらくなるだろう。
昨日の日経平均株価は75日線を割り込んで始まり、その後の弱い値動きで200日線を割り込み、25日線水準まで売られた。25日、200日線水準が支持線として意識されるなか、再び75日線を上回ってくるようだと、センチメント改善につながりそうだ。週初の陰線部分(37797-39126円)を埋めてくる動きも意識されてくる可能性も出てきそうである。
物色としては米国の流れを引き継ぐ形から、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上昇が見込まれる。また、バフェット氏の日本株買いへの思惑から引き続き商社株への物色が意識されやすいほか、円安の流れから輸出関連などへの資金流入も期待されよう。
■西武HD、25/3上方修正 営業利益 450億円←400億円
西武HD<9024>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は4890億円から4940億円、営業利益を400億円から450億円に上方修正した。連結子会社であるSRSがNW社の株式を追加取得することを決議し、追加取得による特別利益(負ののれん発生益及び段階取得に係る差益)の発生等の損益影響に加え、足元の状況等を踏まえ業績予想を修正した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(42196.52、+39.55)
・ナスダック総合指数は上昇(17925.12、+14.76)
・1ドル=146.70-80円
・シカゴ日経先物は上昇(38665、大阪比+915)
・SOX指数は上昇(5099.20、+74.26)
・VIX指数は低下(18.90、-0.36)
・米原油先物は上昇(70.10、+0.27)
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ハーモニック<6324>ヒト型ロボ向け減速機量産、戦略投資100億円
・ジーエルテクノ<255A>半導体装置向け石英ガラス国内回帰、相次ぎ新工場
・三井不動産<8801>日鉄興和不動産と、東京・板橋に大型物流施設
・ソニーG<6758>ピンク・フロイド楽曲権利、580億円で取得
・IDEC<6652>手軽な安全制御機器を発売、プログラム不要
・サイフューズ<4892>日本精工と、再生医療自動化へ新技術、積層造形を活用
・精工技研<6834>エムジーを買収、車載・医療向け成形品拡販
・グローリー<6457>ショーケース・ギグを子会社化
・デクセリアルズ<4980>栃木・鹿沼で新工場着工
・富士フイルム<4901>グループのビジネスイノベーション、米社のオセアニア事業を買収
・TDK<6762>素子開発、AI処理の消費電力100分の1、30年量産へ
・タムラ製作所<6768>変圧器を50%小型化、EV急速充電器向け
・八洲電機<3153>東京キデン買収、電源システム事業拡大
・南海化学<4040>高度さらし粉増産、殺菌用、東南ア向け拡大
・新日本電工<5563>株主還元強化、短期的収益変動の影響排除
・長谷工<1808>竹チップで建設汚泥を固化、技術開発
・神戸製鋼所<5406>清水建設などと、ジオポリマーコンクリ開発、産業副産物9割配合
・関東電化工業<4047>住友鉱山、リチウム電池再資源化材を評価
・三井化学<4183>大阪工場のエチレンプラント再稼働
・日本ゼオン<4205>研究開発型工場へ進化、川崎を刷新
・住友ベークライト<4203>半導体封止材を量産
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:30 野口日銀審議委員あいさつ
<海外>
・10:30 豪・8月貿易収支(予想:+55億豪ドル、7月:+60.09億豪ドル)
在3日前的交易中,以下三点值得关注。
■在日元弱势基调中,看准回撤机会,买盘意愿强劲
■西武HD,25/3上调 营业利润 450亿日元←400亿日元
■上午的关注要点:谐波,人型机器人减速器量产,战略投资100亿日元
■在日元弱势基调中,看准回撤机会,买盘意愿强劲
3日的日本股市,买盘一轮后可能陷入僵持状态,但预期看涨的ADP就业统计数据压低了大幅降息的预期,市场出现疲软时刻。不过,经济和就业前景的改善带来安心感,随后重回购买半导体板块的趋势。芝加哥日经225期货清算价比大阪高出915日元,达到38665日元。日元汇率维持在1美元兑换146日元50铢左右。
日经平均股价将从芝加哥期货汇价接近,以买盘为主开盘。受ADP就业统计的影响,大幅降息预期有所减弱,昨晚石破首相与日银总裁植田首次会晤并表示,目前没有进一步加息的环境,这使得汇市1美元=146日元中后期逐步贬值。在上周末总裁选举中,高市的交易已超过一段时间的日元贬值水平,这可能带来安心感。
日经225期货在夜间交易中低至37780日元为低点,呈现多头优势的走势,且在结束阶段有时收高至38740日元。已基本填补前一天的大幅下跌部分,看跌方的买盘回购动力日益增强。买盘一轮后,可能逐渐出现僵持感加强的可能性较高,但在日元疲软基调下,看准回撤机会的买盘意愿应会强劲。由于中东局势加剧地缘政治风险增加,积极追涨的动力不大,相关报道可能会对市场产生较大波动风险,但做空可能会变得困难。
昨日的日经平均股价从75日均线跌破开始,在随后的疲弱走势中跌破了200日均线,一直下跌至25日均线水平。在25日、200日均线水平被视为支撑位的情况下,如果再次站上75日均线,可能会带来情绪改善。还有可能意识到填补本周初阴线部分(37797-39126日元)的动态。
作为投资对象,预计会继承美国的趋势,高技术股的上涨将对指数产生重大影响。此外,由于巴菲特先生对日本股票的买入预期,可能会继续关注商社股,而且由于日元贬值的趋势,资金可能会流入出口相关等领域。
■西武HD,25/3上调 营业利润 450亿日元←400亿日元
西武HD<9024>宣布修订2025年3月财年业绩预测。销售收入由4890亿日元上调至4940亿日元,营业利润由400亿日元上调至450亿日元。子公司SRS决议追加收购NW公司的股份,导致特别收益(负商誉摊薄损益和阶段收购带来的差额利得)等损益影响,结合当前形势等因素修订了业绩预测。
前期注意事项
・道琼斯指数上涨(42196.52,+39.55)
・纳斯达克综合指数上涨(17925.12,+14.76)
・1美元=146.70-80日元
・芝加哥日经期货上涨(38665,大阪比+915)
・SOX指数上涨(5099.20,+74.26)
・VIX指数下跌(18.90,-0.36)
・美国原油期货上涨(70.10,+0.27)
・美国通胀降温预期
・活跃的股票回购
・东证提出企业价值提升要求
・谐波<6324>人形机器向减速器投产,战略投资100亿日元
・JL Technology<255A> 国内半导体设备用石英玻璃回归,相继新建工厂
・三井房地产<8801> 与日铁兴和房地产在东京·板桥建设大型物流设施
・Sony G<6758> 以580亿日元收购Pink Floyd音乐版权
・IDEC<6652> 推出便捷的安全控制设备,无需编程
・SaiFuse<4892> 与日本精工合作,利用新技术推动再生医疗自动化,采用层积制造技术
・Seiko技研<6834> 收购了MG,扩大了汽车和医疗成型产品的销售
・Glory<6457> 子公司化了Showcase Gig
・Decsiles<4980> 在栃木·鹿沼启动了新工厂
富士胶片<4901>集团的业务创新,收购了美国公司的大洋洲业务
TDK<6762>元件开发,AI处理的功耗减少至原来的百分之一,将投入30年进行量产
田村制作所<6768>将变压器缩小50%,用于电动汽车快速充电器
八洲电机<3153>收购东京馨电,扩大电源系统业务
南海化学<4040>增加高度暴晒粉的生产,用于杀菌,面向东南亚市场扩展
新日本电工<5563>加强股东回报,消除短期收益波动的影响
长谷工<1808>用竹片固化建筑污泥,进行技术开发
神户制钢所<5406>与清水建设等合作,开发地球聚合物混凝土,其中工业副产品占9成
住友矿山对于关东电化工业<4047>的锂电池再资源化材料进行评估
三井化学<4183>的大阪工厂乙烯装置重新投入运营
日本帝国对于日本赛安<4205>的研发型工厂进行升级,刷新川崎
住友贝克莱对于半导体封装材料进行量产
上午事件日程表:
<国内>
・没有特别的事情
10:30 野口日银审议委员会致辞
<境外>
• 10:30 澳大利亚 - 8月贸易收支(预计:+55亿澳元,7月:+60.09亿澳元)