日経平均は続伸。180.35円高の38732.41円(出来高概算9億1246万株)で前場の取引を終えている。
前日3日の米国市場のダウ平均は184.93ドル安の42011.59ドル、ナスダックは6.64pt安の17918.48ptで取引を終了。中東情勢の深刻化懸念が重しとなったが、ISM非製造業景況指数が予想以上に上昇したため景気見通し改善で一時プラス圏に回復した。しかし、バイデン大統領がイスラエルのイラン報復を巡り石油施設攻撃の可能性を示唆すると原油高や地政学的リスク上昇を警戒した売りが加速し、再び下落。ナスダックは半導体のエヌビディアの上昇が下支えとなったが雇用統計の発表を控えた警戒感に利益確定売りにより、戻り鈍く終了した。
下落した米株市場を横目に、今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数が下落したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続伸したことが東京市場の半導体関連株などの株価下支え要因となった。また、外為市場で円相場が落ち着いた推移となり安心感が台頭。ただ、引き続き中東の地政学リスクが懸念されていることに加えて、米国では今晩9月の米雇用統計が発表されることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあり、上げ幅は限定的となっている。
個別では、三井住友<8316>やみずほ<8411>などの銀行株が堅調に推移、エムスリー<2413>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、三菱重工業<7011>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>などが大幅高となった。ほか、第1四半期好決算や自社株買いを発表したクスリのアオキ<3549>が急騰、上半期営業利益は従来予想を上回る着地となったワールド<3612>などが値上がり率上位となった。
一方、米港湾スト終了で海上輸送混乱に伴う運賃上昇の思惑がはく落した川崎船<9107>や日本郵船<9101>などの海運株が軟調に推移。ディスコ<6146>、東エレク<8035>、トヨタ自<7203>、フジクラ<5803>、伊藤忠<8001>などが下落。米金利低下期待織り込んだとして米系証券では格下げとなった住友林業<1911>、6-8月期コンセンサス上振れも目先のピークアウト感強まったキユーピー<2809>などが大幅安となった。ほか、瑞光<6279>、レック<7874>、ジャパンディスプレイ<6740>などが値下がり率上位となった。
業種別では、鉱業、石油・石炭製品、銀行業などが上昇した一方で、海運業、輸送用機器、倉庫・運輸関連業の3業種のみが下落した。
後場の東京市場は、買い手の乏しい状況が続きそうで、日経平均も上値の重い展開を想定しておきたい。外国為替市場でドル円が146円台で推移しており、一旦は輸出関連株などの下支え要因となっている。また、大型連休の国慶節に突入した中国だが、連休前には景気刺激策の追い風から中国株が急騰、米国での利下げに伴って投資家心理は改善傾向にあろう。ただ、中東の情勢が緊迫化して警戒感が広がる中、本日午後には石破首相の所信表明演説が行われる。経済政策やエネルギー政策は岸田前政権の方針を踏襲する考えを示しているが、マーケット関係者も注目しておきたいところ。また、米国では9月米雇用統計が発表されることから、後場の日経平均は積極的に買い進む動きは想定しにくそうだ。
日经平均指数继续上涨。前端交易收于38732.41日元(估计成交量为9.1246亿股),上涨了180.35日元。
前一天美国市场道琼斯指数3日收于42011.59美元,下跌184.93美元;纳斯达克指数收于17918.48点,下跌6.64点。对中东局势恶化的担忧变得越来越严重,但由于ISM非制造业商业景气指数的涨幅超过预期,由于经济前景改善,该指数暂时回升至正值区域。但是,当拜登总统暗示可能因以色列对伊朗的报复而袭击石油设施时,对原油价格居高不下和地缘政治风险上升持谨慎态度的销售加速并再次下跌。纳斯达克指数受到NVIDIA半导体上涨的支撑,但由于在公布就业统计数据之前持谨慎态度,纳斯达克指数收盘缓慢。
今天东京股市的买盘占据了优先地位,美国股市横盘下跌。昨天美国股市三大指数下跌,但由主要半导体相关股票组成的费城半导体股票指数(SOX Index)的持续增长成为东京市场半导体相关股票等股价的支撑因素。此外,外汇市场上的日元汇率稳定,安全感上升。但是,除了对中东地缘政治风险的持续担忧外,由于美国9月份的就业统计数据将于今晚在美国公布,因此也有放弃激进购买以确定这些风险的趋势,而且上涨幅度有限。
就个人而言,三井住友<8316>和瑞穗<8411>等银行股保持稳定,M3 <2413>、软银G<9984>、索尼G<6758>、Fast Lite<9983>、三菱重工<7011>、Recruit HD <6098>、任天堂<7974>等大幅上涨。此外,公布第一季度财务业绩和股票回购的制药公司青木<3549>飞速发展,上半年营业收入高于先前预期的World <3612>等在价格上涨率中名列前茅。
同时,川崎船务(9107)和日本邮船(9101)等航运股已经疲软,这些股曾猜测美国港口罢工结束导致海上运输混乱导致票价上涨。迪斯科 <6146>、东电气<8035>、丰田自己的<7203>、藤仓 <5803>、伊藤忠<8001> 等都下跌了。住友林业(1911)在考虑美国利率下降的预期后被下调了美国证券的评级,以及丘比(2809),尽管6月8日的共识有所增加,但立刻见顶的感觉却有所加强,但已经急剧下降。此外,瑞光<6279>、Rec <7874>、日本显示器<6740>等在降价率中名列前茅。
按行业划分,虽然采矿、石油和煤炭制品、银行等有所上涨,但只有航运、运输设备和仓储/运输相关行业这三个行业有所下降。
落后的东京市场似乎继续处于买家稀缺的境地,我想日经平均指数也将大幅上涨。美元日元在外汇市场上一直在146日元区间内波动,它曾是出口相关股票等的支撑因素。此外,中国已进入国庆假期,但在连续假期之前,由于经济刺激措施的顺风,中国股市飙升,投资者情绪可能会随着美国的降息而改善。但是,随着中东局势变得紧张和警惕感蔓延,石原首相的信仰声明演讲将于今天下午举行。经济政策和能源政策显示了遵循前岸田政府的政策的想法,但市场参与者也希望对此保持关注。此外,由于美国9月份的就业统计数据将在美国公布,因此似乎很难预测日经平均指数未来会积极买入。