■主力株への関心が高まらず売買代金は低迷
今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が-3.00%だったのに対して、グロース市場指数は-3.69%、グロース市場250指数は-4.22%。プライム市場同様、週初は「高市トレード」の巻き戻しで下落。その後は、石破新首相の言動に振らされる展開となり、主力株への買いは手控えられ、直近IPO銘柄に短期資金は向かった。主力株への関心が高まらなかったことなどから、売買代金は連日で1000億円少しと低迷が続いた。
時価総額上位銘柄では、タイミー<215A>がじり安で上場来安値水準まで売られた。一方、GENDA<9166>が買われ上場来高値を更新したほか、フリー<4478>も強い動きとなった。このほか、9月27日に買われたFFRIセキュリティ<3692>などサイバーセキュリティ関連や、QPS研究所<5595>、ispace<9348>、アストロスケールHD<186A>などの宇宙関連の下げが目立った一方、地方創生関連銘柄として雨風太陽<5616>が大幅高。また、アスア<246A>、イタミアート<168A>、オプロ<228A>、Liberaware<218A>など直近IPO銘柄に短期資金が向かい買い優勢となった。なお、1日にスタンダード市場に上場したシマダヤ<250A>の初値は、公開価格を6.4%下回る1760円で、週末にかけてじりじりと下落するさえない展開となった。
■週初は上放れも上値が重くなる可能性
来週の新興市場は、買い優勢でスタートしそうだ。米雇用統計の結果を受けて大幅利下げ観測が後退したことで、今週末の米国時間の為替市場では1ドル148円台と円安ドル高に振れたことから投資家心理が好転。グロース250先物の夜間取引は日中終値比13ポイント高の645ポイントと上昇した。グロース市場250指数は、75日移動平均線(75MA:641ポイント)と25日移動平均線(25MA:655ポイント)の狭いレンジで推移しているが、週初は上放れを試しそうな状況だ。ただ、円安ドル高を材料とした物色のため、物色のメインはプライム市場の大型株となり、買い一巡後のグロース市場は上値が重くなる可能性はある。売買代金の増加を確認したいところだ。
個別では、引き続き値動きが軽い直近IPO銘柄に関心が向かおう。リリースをきっかけに今週買われたイシン<143A>、上昇が目立ったアスア、オプロは買いが続くか注目したい。一方、下落が目立ったキャンバス<4575>、アンジェス<4563>、カイオム・バイオサイエンス<4583>、ノイルイミューン・バイオテック<4893>などバイオ関連は、短期資金が直近IPOに向かっていることで引き続き厳しいか。
なお来週は、8日にジュエリー・時計の製造販売を手掛けるケイ・ウノ<259A>が名証ネクストに上場するほか、11日にデジタルクローン P.A.I.(パーソナル人工知能)の開発等を手掛けるオルツ<260A>がグロース市場に上場する。オルツは、パーソナル人工知能という高いテーマ性に関心が向かいやすいことから、堅調な初値形成及びセカンダリーとなりそうだ。
■主力股份不受关注,成交额低迷
本周新兴市场下跌。与同期日经平均下跌3.00%相比,成长市场指数下跌3.69%,成长市场250指数下跌4.22%。与主板市场类似,本周初“高市交易”回撤导致下跌。随后,随着石破新首相言行不一的发展,主要股份买入有所保留,短期资金流向近期IPO股。由于主力股不受关注等原因,成交额连续几天维持在略低于1000亿日元。
在市值排名前列的股份中,泰美<215A>持续下跌,下跌至历史最低水平。另一方面,贾达<9166>受追捧刷新了历史最高价,而弗里<4478>也表现强劲。此外,9月27日购入了FFRI安防-半导体<3692>等网络安全概念股和QPS研究所<5595>、ispace<9348>、AstroscaleHD<186A>等宇航领域股份走低显著,而作为地方振兴相关股份的雨风太阳<5616>大幅上涨。此外,阿斯阿<246A>、伊泰米亚特<168A>、Opto<228A>、Liberaware<218A>等近期IPO股的短期资金流向买入优势显现。另外,1日在主板市场上市的岛田屋<250A>首个交易价为公开价格的1760日元,周末逐步下跌未出现。
■本周初虽有上涨,但上方阻力可能加重
下周新兴市场以买入优势开启。在美国就业统计数据公布之后,市场对大幅降息的预期减弱,因此本周末美国时段的外汇市场出现了1美元兑换148日元左右的强势美元转走势,投资者心理好转。成长250期货夜间交易比日间收盘价高出13点,达到645点并出现上涨。成长市场250指数虽然在75日移动平均线(75MA:641点)和25日移动平均线(25MA:655点)之间窄幅波动,但本周初或将试探上方。然而,基于强势美元转和物色引发的调整,主板市场大型股成为主要物色目标,成长市场在一波买入之后上方阻力可能加重。我们需留意成交额的增加情况。
继续关注波动较小的近期IPO股。引发购买热情并受瞩目的如市<143A>、阿斯阿和Opto等,它们的买入势头值得关注。另一方面,下跌的Canvas<4575>、Anjes<4563>、Chao'em Biotechnology<4583>和Noil Imune Biotech<4893>等生物科技相关股票仍受短期资金流向近期IPO股而面临挑战。
下周将有侵害生产和销售珠宝手表的Kei Uno<259A>在名証ネクスト上市,另外,负责数字克隆P.A.I.(个人 ai芯片)的开发等事务的Orts<260A>将在成长市场上市。Orts因其个人 ai芯片的高度主题性易受关注,初步交易看起来稳健且可能会成为二级市场。