■株主還元策
アクシスコンサルティング<9344>は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の1つとして認識している。しかしながら、同社は成長過程であり、財務基盤の安定化のための内部留保の充実を勘案しつつ、事業の拡充や組織体制の整備への投資に充当していくことが株主への利益還元につながると考え、これまで配当を実施してこなかった。今般、同社の収益基盤の着実な成長や財政状態などを鑑み、将来の成長投資と安定した利益還元の両立が可能と判断したことから、2025年6月期に初配当として期末配当予想を1株当たり35.0円とすることとした。加えて、各期の業績、企業体質の強化、将来の事業展開に備えるための内部留保の充実などを総合的に勘案して、今後、純資産配当率(DOE)5.0%を下限に安定的かつ継続的な配当を行うことを基本方針とした。なお、剰余金の配当は、期末配当の年1回を基本的な方針としている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
股东回报策略
Axis Consulting <9344>认识到对股东进行利润回报是经营中的重要问题之一。然而,该公司正处于成长过程中,考虑到财务基础的稳定化,决定将投资用于业务扩张和组织架构的完善,以实现对股东的利润回报,并未过去进行配股。鉴于公司收入基础稳定增长和财务状况等因素,认为未来的成长投资和稳定的利润回报是可以兼顾的,因此决定于2025年6月期首次实施期末股利,每股35.0日元。另外,综合考虑各期业绩、企业素质的强化以及为未来业务展开准备充分的内部留存等因素,制定了今后将以净资产收益率(DOE)至少5.0%作为基准方針,实施稳定而持续的股息。另外,盈余金的分红基本方针是每年一次的期末分红。
(作者:华富证券客座分析师宫田仁光)