タクマ<6013>は28日、IHI<7013>の子会社であるIHI汎用ボイラ(以下、IBK)の全株式を2025年4月1日に取得すると発表。
タクマグループは第14次中期経営計画(2024-2026年度)において、事業戦略に合致したM&A・アライアンスを積極的に推進することとしている。
今回の株式取得は、同社グループの事業セグメントのうち、民生熱エネルギー事業の戦略に資するとしている。
民生熱エネルギー事業を担う同社子会社の日本サーモエナー(以下、NTEC)は、商業施設や工場などの熱源装置として利用される小型貫流ボイラや真空式温水発生機などの製造、販売、メンテナンスを主な事業としている。
一方、IBKはIHIグループの一員として、130年以上に亘り培ってきたボイラの技術により、貫流ボイラをはじめとした各種ボイラを数多くの顧客に提供してきた。ボイラの単なるベンダーにとどまらず、全国に広がるメンテナンス網やデータを活用したサービスにより、顧客の脱炭素や省エネ・省人化のニーズに応えていくことを目指しており、その方向性はNTECの事業戦略に合致する。
同社グループは、今回の株式取得により、貫流ボイラの国内シェア向上によるスケールメリットの獲得にとどまらず、顧客に対してより付加価値の高い製品・サービスの創出ができる体制が整うと考えている。
なお、相乗効果の最大化のため、今回の株式取得の1年後にNTECとIBKは合併する予定である。
Takuma<6013>宣布将于2025年4月1日收购IHI<7013>的子公司IHI通用锅炉(IBK)的全部股票。
Takuma Group在第14次中期经营计划(2024-2026财年)中,积极推动符合业务战略的并购和联盟。
此次股票收购将有助于该公司集团的民生热能源业务战略。
担任民生热能源业务的公司子公司日本热能工程公司(NTEC)主要从事商业设施和工厂等的热源设备,包括小型贯流锅炉和真空式热水发生器的制造、销售和维护。
另一方面,IBK作为IHI集团的一员,凭借超过130年培养的锅炉技术,除了提供贯流锅炉等各种锅炉给众多客户外,还通过覆盖全国的维护网络和利用数据的服务,以满足客户的脱碳和节能需求。该方向与NTEC的业务战略相吻合。
通过本次股票收购,公司集团认为不仅可以获得贯流锅炉国内份额的提升所带来的规模经济上的好处,还能构建出能为客户提供更具附加值的产品和服务的体系。
为了最大化协同效应,NTEC和IBK计划在股票收购后的1年内进行合并。