■ナガイレーベン<7447>の中長期の成長戦略
1. 中期経営計画
同社は中期経営計画について、足元の状況が為替を含めて変動しやすいことから、直近の業績を踏まえて毎期計画を見直し(ロールオーバー)ている。現在の中期経営計画の目標値としては2027年8月期に売上高188億円、営業利益48億円を掲げている※。
※ 為替レート140円/米ドル(一定)を前提とする。以前の計画は125円/米ドル。
2. 今後の事業戦略
同社を取り巻く事業環境は、足元では為替の変動、国内物価の高騰などの影響を受けているものの、中長期的には追い風と言える。同社の決算説明会資料によれば、看護職員需要数は2022年度の166万人が2025年度には最大で202万人まで増加すると予測し、介護職員需要数も2022年度の189万人が2025年度には245万人まで増加すると予測されている。
このような事業環境下で同社は、(1) 売上拡大に向けた市場戦略、(2) 収益力安定のための商品戦略、(3) 利益率改善のための生産戦略、の3つの戦略によって中期的な成長を推進する計画である。
(1) 売上拡大に向けた市場戦略
コア市場を深耕することに加え、周辺市場でのシェア拡大を図る。海外市場については、供給・販売基地として主に韓国・中国台湾に販売支店を開設し、市場開拓を進める。これらの戦略を実行することで、2027年8月期の市場別売上高構成比をコア市場68%(2021年8月期は75%、2024年8月期は71%、以下同順)、周辺市場29%(24%、28%)、海外市場3%(1%、1%)とする計画である。
特に周辺市場では、コンペルパックや患者ウェアのシェアアップを図り売上高5,500百万円、売上高構成比率29.0%を目指す。
(2) 収益力安定のための商品戦略
ハイエンド商品及び高付加価値商品の拡販を進めると同時に、付加価値商品及び量販品の底上げを図り、収益力の安定化を進める。これにより2027年8月期の商品別売上高構成比をハイエンド商品9%(2021年8月期は7%、2024年8月期は8%、以下同順)、高付加価値商品62%(53%、60%)、付加価値商品27%(34%、28%)、量販品2%(4%、4%)とする計画である。
(3) 利益率改善のための生産戦略
生産を海外シフト化することで為替リスクを抑えつつ海外生産比率を高め、利益率の改善を図る。さらに、海外工場を活用した低価格戦略商品の開発も進める。国内については、QR・多品種小ロット生産への対応力を強化することで、高い利益率を維持する方針だ。これらの戦略を実行することで、2027年8月期の生産構成比を海外生産64%(2021年8月期は51%、2024年8月期は54%、以下同順)、国内生産36%(48%、45%)、仕入商品0%(1%、1%)とする計画である。
海外生産では、素材の現地調達を進めることでコア市場の低価格戦略商品を推進することで、海外生産高6,900百万円、海外生産の仕入比率を64%とすることを目指す。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
■永井·莱文的中长期增长战略(7447)
1。中期管理计划
关于中期管理计划,由于包括汇率在内的当前形势往往会波动,因此公司根据最近的业绩在每个财年对该计划进行审查(展期)。当前中期管理计划的目标值是截至2027/8财年的销售额为188亿日元和48亿日元*的营业收入。
* 假设汇率为140日元/美元(固定)。之前的计划是125日元/美元。
2。未来的业务战略
公司周围的商业环境目前受到汇率波动、国内价格飙升等影响,但可以说这是中长期的顺风。根据该公司的财务业绩简报材料,预计对护理人员的需求将从2022财年的166万人增加到2025财年的最高202万人,预计2022财年的189万人也将增加到2025财年的245万人。
在这样的商业环境下,公司计划通过三种战略促进中期增长:(1)旨在扩大销售的市场战略,(2)稳定盈利能力的产品战略,以及(3)提高利润率的生产战略。
(1)旨在增加销售的市场策略
除了深化核心市场外,我们的目标是扩大我们在周边市场的市场份额。至于海外市场,我们将主要在韩国和台湾设立销售分支机构,作为供应和销售基地,以推进市场发展。通过实施这些战略,计划2027/8财年按市场划分的销售构成比率将为核心市场的68%(截至2028/8财年的75%,截至2024/8财年的71%,顺序相同),外围市场的29%(24%,28%),海外市场的3%(1%,1%)。
特别是在周边市场,我们的目标是增加compellpacks和患者服饰的市场份额,目标销售额达到55亿日元,销售结构比率为29.0%。
(2) 稳定盈利能力的产品策略
在扩大高端产品和高附加值产品的销售的同时,我们的目标是提高增值产品和大众市场产品的水平,稳定盈利能力。因此,计划2027/8财年按产品划分的销售构成比率为9%(2028/8财年为7%,8%,订单相同),高附加值产品为62%(53%,60%),增值产品27%(34%,28%),批量销售产品的2%(4%,4%)。
(3)提高利润率的生产策略
通过将生产转移到海外,我们的目标是提高海外生产率,同时抑制汇率风险,提高利润率。此外,还将促进利用海外工厂开发低成本战略产品。在国内,该政策是通过加强应对二维码和多产品小批量生产的能力来保持高利润率。通过实施这些战略,计划2027/8财年的生产构成比率将为64%(2028/8财年为51%,54%,顺序相同),国内产量为36%(48%,45%),购买的产品为0%(1%,1%)。
在海外生产方面,我们的目标是通过促进当地材料采购,在核心市场推广低价战略产品,将海外产量提高到69亿日元,将海外产量的购买率提高到64%。
(由FISCO客座分析师寺岛升撰写)