ローランド<7944>は7日、2024年12月期第3四半期(24年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.5%減の696.11億円、営業利益が同16.3%減の64.82億円、経常利益が同25.4%減の53.22億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同25.6%減の42.88億円となった。
鍵盤楽器の売上高は186.49億円(前年同期比1.4%増)となった。電子ピアノは、中国での大幅な需要減少に加え、物価高、ディーラーの在庫調整等の影響を受けたが、今期発売した新製品は好調に推移した。ポータブルキーボードは、新製品の投入効果により好調に推移した。
管打楽器の売上高は202.50億円(同1.8%減)となった。ドラムは、ディーラーの在庫調整影響に加え、大変好調であったサンプリングパットの需要に落ち着きが見られた。ドラムセットの実売は、競合の影響もあり苦戦したが、9月末から10月上旬に大型新製品を投入し、競争力の強化を図った。電子管楽器は、競合製品の増加等により、中低価格帯は苦戦が継続した。
ギター関連機器の売上高は172.27億円(同4.9%減)となった。ギターエフェクターは、主力製品であるコンパクトエフェクターの需要は堅調に推移したが、ルーパーシリーズやマルチエフェクターの需要には落ち着きが見られた。楽器用アンプは、ギターアンプは今期発売の新製品群が好調に推移したが、そのほかの製品群は、全体的に軟調に推移した。
クリエーション関連機器&サービスの売上高は88.53億円(同1.6%減)となった。シンセサイザーは、高価格帯製品や88鍵盤を搭載したステージピアノ型製品の需要に落ち着きが見られた。ダンス&DJ関連製品では、今期発売した新製品群は貢献しているものの、既存製品の需要は軟調に推移した。ソフトウエア/サービス分野では、Roland Cloudにおいて、ユーザーのLTV(ライフタイムバリュー)を高めるためのコンテンツやサービスの提供を継続的に行い、会員数は引き続き増加した。
映像音響機器の売上高は23.49億円(同23.8%減)となった。ビデオ関連製品は、イベント需要はコロナ期から回復したが、前年同期間中に発売した新製品や受注残出荷の反動減等が大きく影響し苦戦した。
2024年12月期通期の業績予想については、同日、業績予想の修正を発表した。売上高が前期比2.5%減(前回予想と変わらず)の999.00億円、営業利益が同15.8%減(前回予想比12.3%減)の100.00億円、経常利益が同22.0%減(同23.0%減)の87.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.8%減(同21.2%減)の67.00億円としている。なお、期末配当予想は従来の1株当たり85円を据え置いている。
罗兰<7944>宣布了截至2024年12月第三季度(24年1月-9月)的合并财报。营业收入同比减少2.5%,为696.11亿日元,营业利润下降了16.3%,为64.82亿日元,经营利润下降了25.4%,为53.22亿日元,归属于母公司股东的季度净利润减少了25.6%,为42.88亿日元。
键盘乐器的营业收入为186.49亿日元(同比增长1.4%)。电钢琴受到中国需求大幅下降、物价上涨、经销商库存调整等影响,但本季度推出的新产品表现强劲。便携键盘由于新产品的投入效果表现良好。
管打乐器的营业收入为202.50亿日元(同比下降1.8%)。鼓受制造商影响库存调整的影响,以及在需求旺盛的采样垫的表现平稳。鼓套销售受竞争对手影响表现不佳,但从9月底到10月初推出了大型新产品,加强了竞争力。电子管乐器由于竞争产品增加等原因,中低价位产品仍然面临困境。
吉他相关设备的营业收入为172.27亿日元(同比下降4.9%)。吉他效果器,主力产品紧凑效果器的需求稳健增长,但循环器系列和多效器的需求下降。乐器放大器,吉他放大器本季度推出的新产品线表现良好,但其他产品线总体需求疲软。
创作相关设备与服务的营业收入为88.53亿日元(同比下降1.6%)。合成器,高端产品和配备88键舞台钢琴的产品需求有所减少。在舞蹈和DJ相关产品方面,本季度推出的新产品系列发挥了作用,但现有产品需求疲软。在软件/服务领域,Roland Cloud继续提供内容和服务,以增加用户的生命周期价值,会员数继续增加。
视听设备的营业收入为23.49亿日元(同比下降23.8%)。视频相关产品,虽然活动需求从疫情期间恢复,但由去年同期推出的新产品和未出货订单的减少等大幅影响,使得市场竞争激烈。
关于2024年12月期全年业绩预测,公司在当天宣布了业绩预测的修正。营业收入预计为999.00亿日元,与上一期相比下降2.5%,营业利润预计为100.00亿日元,比上次预测的15.8%下降略多,经营利润预计为87.00亿日元,同比减少22.0%,归属于母公司股东的当期净利润预计下降17.8%,达67.00亿日元。同时,期末分红派息预期仍维持在每股85日元不变。