$東京エレクトロン (8035.JP)$は11月12日大引け後に2025年3月期第2四半期(24年4~9月期)連結決算を発表した。今期の年間配当を従来計画の519円から571円(前期は393円)に増額修正した。350万株・700億円の自社株買いも発表。
●売上高は前年同期比36.9%増の1兆1216億円。(ブルームバーグ市場予想は前年同期比35%増の1兆1055億円)
●営業利益は前年同期比75.8%増の3139.04億円。
●純利益は前年同期比77.4%増の2439.03億円。
●1株当たり純利益は528.67円。(ブルームバーグ市場予想は500円56銭)
●経常利益は前年同期比77.2%増の3211.81億円。通期の経常利益を従来予想の6300億円から6920億円(前期は4631億円)に9.8%上方修正し、増益率が36.0%増から49.4%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
業績予想を再度上方修正
2025年3月期の連結営業利益見通しを6270億円から6800億円(前年比49%増)に引き上げた。今期2度目の上方修正となる。売上高、営業利益、純利益は過去最高となる見通し。
配当が52円増額
今期の年間配当を従来計画の519円から571円(前期は393円)に増額修正した。
700億円上限に自社株買い
発行済み株式の0.8%にあたる350万株・700億円を上限とする自社株買いを決議したと発表した。取得期間は11月13日から2025年1月31日。総還元額は、過去最高だった前期を約1100億円上回る水準となる。
中国向け売上高比率
川本弘常務執行役員は決算説明会で、下期(10月-3月)の中国向け売上高比率について、上期実績の約45%から30%台に下がる見通しを明らかにした。「(米国の中国向け)輸出規制の強化を含め、想定できるすべてのリスクを織り込んでいる」と説明。来期についても30%台をみている。
出所: Bloomberg、東京エレクトロンIR
ーmoomooニュースSherry