Japan Eyewear Holdings <5889>は、世界の眼鏡三大産地ともいわれる福井県鯖江市の熟練したクラフトマンシップにより自社で企画・デザインする高品質のアイウェアを製造し、ブランドの世界観を表現した独自の店舗を中心に販売している。
鯖江市に自社工場を構える「金子眼鏡グループ」と品質にこだわるアイウェアブランド「フォーナインズ」が2021年にタッグを組み、世界トップクラスのラグジュアリー眼鏡ブランドとしての地位を確立することを目指している。金子眼鏡の自社工場を3拠点(合計で年間約10万本を製造)展開しており、2024年中に新工場を竣工予定。連結売上のうち、約6割を金子眼鏡グループ、約4割をフォーナインズグループが占めている。金子眼鏡直営店舗は2024年10月末時点で国内84店舗、フランス2店舗、中国3店舗で、売上収益のうち約90%が店舗売上となる。一方、フォーナインズ直営店舗は国内15店舗、シンガポール1店舗で、店舗売上と卸売が約50%ずつとなる。また、一式単価(フレーム及びレンズの購入単価合計)は金子眼鏡約76,000円、フォーナインズ約81,000円となるラグジュアリー・アイウェアを追求している。
2025年1月期第2四半期累計の売上収益は前年同期比29.6%増の8,300百万円、営業利益は同53.5%増の2,754百万円で着地した。国内個人消費の回復やインバウンド需要の拡大により、店舗販売が引き続き堅調に推移。インバウンド売上は約16億円を達成しており、第2四半期3か月間の店舗売上に占める割合は26.8%となった。中国からの訪日者は2020年と比べると依然として回復途上となっており、需要が戻るとインバウンド売上収益の更なる向上が期待されている。また、ブランド力を背景とした継続的な価格改定も実施した。両ブランド計6店舗の国内新規出店実施(うち2店舗は既存店の好立地へ移転)。通期の売上収益は前期比10.6%増の14,960百万円、営業利益は同16.2%増の4,300百万円を見込む。
同社は日本発のラグジュアリーアイウェアカンパニーとして競合が存在しないなか、強力なブランド力を活かして成長を続けている。ブランドを発信できる都心の一等地の路面店・百貨店及び商業施設を中心に、出店優良立地へ洗練された店舗デザインを通じて出店することで高い集客力と高級感のあるブランドイメージを醸成しており、広告宣伝費をかけずとも集客に成功している。今後は、両ブランド合計で年間5~10店舗程度の着実な新規出店を継続する想定だが、出店立地を厳選しながら両ブランドともに安定的な出店の継続を目指している。また、卸売比率が高いフォーナインズは、収益性がより高い店舗売上の拡大を進め収益性改善を図っていく。現状、両ブランド共に価格改定を実施しても客数に影響は出ていないようで、一式単価の継続的な向上を通じて既存店成長を実現させていく。さらに、訪日外国人数の回復に伴うインバウンド需要の取り込みに加えて、海外における店舗展開やパートナーシップの加速による更なる成長ポテンシャルも秘めている。高級志向の海外顧客に対して日本・鯖江発のアイウェアブランドを訴求し、成長著しいグレーター・チャイナ及びその他アジアでの出店を検討していくようだ。そのほか、安定した配当を継続して実施していくことを基本方針としており、年間配当性向40%を目安として配当を実施する方針。潤沢に産み出されるキャッシュを原資として、株主還元と借入金返済、成長投資を適切なバランスで実施していく。ブランド力を背景とした継続的な既存店成長が期待できる同社の今後の動向は注目が集まりそうだ。
日本眼镜控股<5889>通过世界闻名的福井县鯖江市熟练的工匠精神,自行企划设计并制造高品质眼镜产品,以展现其品牌理念,并且主要通过独特的门店销售。
位于鯖江市并致力于追求品质的眼镜品牌「金子眼镜群」与「FOUR NINES」于2021年携手合作,旨在确立世界顶级豪华眼镜品牌地位。金子眼镜拥有3个自营工厂(年产量约十万只眼镜),计划在2024年开设新工厂。合并销售额中,约60%由金子眼镜群占据,约40%由FOUR NINES群占据。金子眼镜自营店截至2024年10月底在国内拥有84家店铺,在法国2家店铺,在中国3家店铺,店铺销售额占据约90%的销售收入。另一方面,FOUR NINES自营店在国内拥有15家店铺,在新加坡1家店铺,店铺销售额和批发额各占约50%。此外,金子眼镜的装配单价约76,000日元,FOUR NINES约81,000日元,追求豪华眼镜定位。
2025年1月期第2季度累计销售收入为8,300百万元,同比增长29.6%,营业利润为2,754百万元,同比增长53.5%。国内个人消费的恢复和入境需求的扩大导致门店销售持续稳健增长。入境销售达到约16亿日元,占第二季度3个月内门店销售额的比例达26.8%。从中国来日访客仍处于回升阶段,预计需求回升将进一步提升入境销售收入。此外,也实施了基于品牌力量的持续价格调整。两个品牌共计6家国内新店实施开业(其中2家旧店地理位置优越迁址)。全年销售收入预计为14,960百万元,同比增长10.6%,营业利润预计为4,300百万元,同比增长16.2%。
作为日本豪华眼镜公司,该公司在没有竞争对手的情况下利用其强大品牌力量持续增长。通过在能传播品牌的都市中心一等地的路边店、百货商店和商业设施中开设店铺,通过精心设计的店铺形象在选址优质地区开店,营造高度的客流量和奢华感的品牌形象,并且即使不投入广告宣传费用也获得成功的客流。未来,预计两个品牌将继续稳健开设每年5至10家左右的新店,同时致力于在谨慎选择店址的前提下持续稳定地扩大两个品牌的店铺。此外,批发比例较高的FOUR NINES将推动店铺销售收入的增长以改善盈利能力。目前,两个品牌调整价格后并未影响客流,通过持续提高每件产品的单价,实现旧店增长。此外,伴随着访日外国人数量的复苏,预计将不断吸纳入境需求,通过海外的店铺拓展加速合作,为更多成长潜力。对于追求高端的海外客户,他们正在推广以日本・鯖江为基地的眼镜品牌,并计划在迅速发展的大中华地区及其他亚洲地区开设店铺。此外,持续实施稳定的分红政策,以年度分红性向40%为目标分红政策,通过充足产生的现金来源,平衡股东回报、偿还债务以及适当的成长投资。基于品牌力量实现持续旧店增长的该公司未来动向值得关注。