三洋化成工業<4471>は12日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.8%減の770.30億円、営業利益が同120.5%増の44.53億円、経常利益が同0.9%増の49.91億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同78.6%減の9.40億円となった。
生活・健康産業関連分野の売上高は前年同期比12.5%減の207.29億円、営業利益は2.52億円(前年同期は9.73億円の損失)となった。生活産業関連分野は、ポリエチレングリコールの市況が回復し、売上高は増加した。健康産業関連分野は、高吸水性樹脂事業からの撤退に伴い売上高は大幅に減少した。
石油・輸送機産業関連分野の売上高は同1.2%増の251.12億円、営業利益は同96.6%増の21.13億円となった。潤滑油添加剤が需要回復により増加したものの、自動車シートなどに使われるポリウレタンフォーム用原料が自動車生産回復基調も海外安価品の流入があり横ばいで推移し、自動車内装表皮材用ウレタンビーズの海外向けが低調であったため、売上高は横ばいとなった。
プラスチック・繊維産業関連分野の売上高は同9.5%増の133.84億円、営業利益は同25.1%増の14.26億円となった。プラスチック産業関連分野は、永久帯電防止剤が半導体・電子部品需要回復により売り上げを伸ばし、塗料コーティング用薬剤・添加剤も好調に推移したため、売上高は増加した。繊維産業関連分野は、タイヤコード糸等の製造時に使用される油剤が自動車生産の回復に伴い大幅に増加し、風力発電用風車向けの炭素繊維用薬剤も回復傾向にあるものの、合成皮革が低調に推移したため、売上高は横ばいとなった。
情報・電気電子産業関連分野の売上高は同7.5%減の104.84億円、営業利益は同9.6%増の12.06億円となった。情報産業関連分野は、トナーバインダーの需要が回復傾向にある一方で、重合トナー用材料が中国における生産事業からの撤退等により低調となり、売上高は大きく減少した。電気電子産業関連分野は、アルミ電解コンデンサ用電解液が横ばいとなったが、半導体市場の回復により関連材料が売り上げを伸ばし、売上高は増加した。
環境・住設産業関連分野他の売上高は同1.5%増の73.18億円、営業損失は0.02億円(同3.38億円の利益)となった。環境産業関連分野は、高分子凝集剤用のカチオンモノマーが市況低迷により低調だった。住設産業関連分野は、セメント用薬剤が低調だったが、建築シーラント用原料の販売が好調であったため順調に推移した。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.1%減の1,450.00億円、営業利益が同84.2%増の90.00億円、経常利益が同22.1%増の100.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が40.00億円とする9月27日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
三洋化成工业<4471>于12日公布了2025年3月期第2季度(24年4月-9月)的合并财报。营业收入同比减少2.8%,达到770.30亿日元,营业利润同比增加120.5%,达到44.53亿日元,经常性利润同比增加0.9%,达到49.91亿日元,归属于母公司股东的中间净利润同比减少78.6%,达到9.40亿日元。
生活健康产业相关领域的营业收入同比减少12.5%,达到207.29亿日元,营业利润为2.52亿日元(去年同期为9.73亿日元的亏损)。生活产业相关领域是由于聚乙烯醇的市况复苏,营业收入增加。健康产业相关领域因高吸水性树脂数码业务撤退,销售额大幅下降。
石油及运输机产业相关领域的营业收入同比增加1.2%,达到251.12亿日元,营业利润同比增加96.6%,达到21.13亿日元。润滑油添加剂由于需求恢复而增加,但用于汽车座椅等的聚氨酯泡沫原料,受汽车生产回升基调以及境外廉价产品涌入影响,保持横盘运行,由于汽车内饰表皮材料用聚氨酯珠粒的海外需求疲软,导致营业收入横盘运行。
塑料纤维产业相关领域的营业收入同比增加9.5%,达到133.84亿日元,营业利润同比增加25.1%,达到14.26亿日元。塑料产业相关领域由于永久带电防止剂对半导体电子元器件需求恢复,销售额增长,涂料涂层用药剂添加剂业务也良好,因此销售额增加。纤维产业相关领域在轮胎帘线等制造时使用的油剂随着汽车生产的恢复大幅增加,同时用于风力发电风机的碳纤维用药剂也呈恢复趋势,但由于合成皮革业务下滑,营业收入保持横盘。
信息电子产业相关领域的营业收入同比减少7.5%,达到104.84亿日元,营业利润同比增加9.6%,达到12.06亿日元。信息产业相关领域由于复印粉黏合剂需求有所恢复,但由于聚合墨用材料在中国生产业务撤退等影响,走势疲软,销售额大幅下降。电子产业相关领域,由于铝电解电容器用的电解液走势平稳,但随着半导体市场复苏,相关材料销售增长,销售额增加。
环境住设产业相关领域等的营业收入同比增加1.5%,达到73.18亿日元,营业亏损为0.02亿日元(去年同期为3.38亿日元的利润)。环境产业相关领域由于高分子凝聚剂用阳离子单体市况低迷,走势疲软。住设产业相关领域,水泥用药剂市况低迷,但建筑密封胶用原料销售状况良好,因此顺利发展。
2025年3月期全年的合并业绩预测,保持9月27日上调的合并业绩预测,预计营业收入为比上一期减少9.1%的1,450.00亿日元,营业利润增加84.2%的90.00亿日元,经常性利润增加22.1%的100.00亿日元,归属于母公司股东的当期净利润为40.00亿日元。