■株主還元策とSDGsの取り組み
1. 株主還元策
クリーク・アンド・リバー社<4763>は配当方針として、安定配当を基本に、配当性向の目安を2024年2月期より従来の20%水準から30%水準に引き上げた。同方針に基づき、2025年2月期の1株当たり配当金は前期比2円増配の43円(配当性向30.5%)と14期連続の増配を予定しており、今後も利益成長が続けば増配が期待できる。また、自己株式の取得についても株価水準を考慮したうえで適宜検討しており、直近では2024年4月12日から8月22日までの期間で35万株を496百万円で取得した。財務内容は良好で手元キャッシュも潤沢なことから、今後も積極的な株主還元が期待される。
プロフェッショナルとともに事業を創造し、社会の発展とグループ成長の両立を目指す
2. SDGsの取り組み
同社グループではSDGsを実現していくためのマテリアリティとして、1) 様々なプロフェッショナルが活躍できる機会と環境の創出、2) プロフェッショナルネットワークによる新規ビジネスの創出、3) プロフェッショナルの叡智を活用した環境への取り組み、4) 多様な人材の育成と働く環境の整備、5) 責任ある企業と経営基盤の確立、の5点を掲げており、プロフェッショナルとともに事業を創造することで、豊かな社会を創ることを目指している。
また、ESG経営の取り組みとして、環境面では気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に賛同し、電力・水・紙の使用量削減を推進している。企業活動によるCO2排出量については、2020年度を基準に2030年度までに40%削減を目標としている。社会面ではダイバーシティや女性活躍推進、障がい者雇用、健康経営の推進、ワークライフバランス等の充実に取り組んでいる。同社における管理職の女性比率については、2024年2月期の24.1.%を2026年までに30%以上に引き上げることを目標とし、またガバナンス面では経営機構における監督機能を強化するとともに、透明性の確保、迅速な職務執行体制、リスク管理体制を確立する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
■股东回报策略与可持续发展目标的措施
1.股东回报政策
克里克-河流公司<4763>的分红方针是以稳定分红为基础,将2024年2月期的分红比例从原来的20%提高到30%。根据这一方针,预计2025年2月期每股分红将比上期增加2日元,达到43日元(分红比例30.5%),并且将实现连续14期增幅。如果未来的盈利增长持续,还可以期待继续增加分红。此外,公司还在适当考虑回购股票,并在最近的2024年4月12日至8月22日期间以4.96亿日元回购了35万股。由于财务状况良好,手头现金充裕,未来也可以期待积极的股东回报。
与专业人士共同创造业务,力求实现社会的发展和集团的成长。
2. 可持续发展目标的努力
为了实现SDGs,集团提出了以下5个重要事项:1) 创建各种专业人员能够发挥作用的机会和环境,2) 通过专业网络创造新业务,3) 利用专业人士的智慧积极参与环保工作,4) 培养多样化的人才和改善工作环境,5) 建立负责任的企业和管理基础。我们旨在与专业人士共同创造业务,建立一个丰富的社会。
此外,作为esg经营的举措,在环境方面,我们赞同气候相关财务信息披露工作组(TCFD),积极推动电力、水和纸张的使用量减少。公司活动产生的CO2排放量以2020年度为基准,目标到2030年度减少40%。在社会方面,我们致力于推动多样性、女性活跃、残疾人雇用、健康经营、以及工作与生活平衡等方面的改善。在公司管理层女性比例方面,将以2024年2月期的24.1%为目标,力争到2026年提高到30%以上。此外,在治理方面,强化管理机制中的监督功能,确保透明度,建立快速的职务执行体系和风险管理体系。
(撰写:FISCO客座分析师佐藤让)