紀文食品<2933>は14日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.8%増の477.59億円、営業利益が同405.4%増の5.46億円、経常利益が4.40億円(前年同期は0.69億円の損失)、親会社株主に帰属する中間純損失が0.55億円(同6.58億円の損失)となった。
国内食品事業の売上高は前年同期比1.6%減の321.70億円、セグメント損失は2.89億円(前年同期は5.02億円の損失)となった。売上面では、食品小売市場に向け主力である水産練り製品が、健康志向や簡便・即食に適した食材である旨を打ち出したプロモーションも奏功し、底堅く需要を獲得した。鶏卵の供給量減により昨年は限定的な販売となった玉子加工品は、当期は安定した調達量と生産量を確保し、前年同期比で大幅な販売増となり、惣菜製品の売上増に寄与した。一方で、例年以上に長く続いた高気温の期間や、店頭での企業間の販促競争の激化も、売上に影響した。麺状商品は、プロモーションの強化を図ったが売上は減少した。また商事部門は、円安水準の影響により、輸入農畜水産品などの取扱い商材が苦戦した。利益面では、原材料価格の安定、事業MIXの改善、原価低減・効率化の奏功により増益となった。
海外食品事業の売上高は同1.9%増の57.71億円、セグメント利益は同87.6%増の4.89億円となった。売上面では、各国のインフレ進行や金利動向による景気の減速基調の影響を受けた小売業向けの減少や、為替変動による農産物輸出などへ影響があったが、カニカマを中心とした水産練り製品が好調に推移し、増収となった。利益面では、地政学的な影響によるフレート代の高騰などコスト増が顕在化したが、水産練り製品の販売増により自社製商材の売上構成比が高まったことで利益率が上昇し、増益となった。
食品関連事業の売上高は同8.9%増の98.17億円、セグメント利益は同20.9%増の3.09億円となった。売上面では、同事業セグメントの主力の物流事業で、新規受注や既存顧客の配送エリア拡大、外食店向け等の共同配送などの物量増があり、さらに情報事業でも、生体認証システム商品の食品工場などへの導入が進み、増収となった。利益面では、料金改定や機械化推進、配送効率の向上など業務効率化を継続して実施したことが奏功し、増益となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比4.2%増の1,109.51億円、営業利益は同0.2%増の47.27億円、経常利益は同3.9%減の42.21億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同0.9%増の28.55億円とする期初計画を据え置いている。
纪文食品<2933>于14日发布了2025年3月期第2季度(2024年4月-9月)合并决算。营业收入同比增长0.8%,达477.59亿日元,营业利润同比增长405.4%,达5.46亿日元,经常利润为4.40亿日元(去年同期为0.69亿日元的损失),归属于母公司股东的中期净损失为0.55亿日元(去年同期为6.58亿日元的损失)。
国内食品业务的营业收入同比下降1.6%,达321.70亿日元,而细分损失为2.89亿日元(去年同期为5.02亿日元的损失)。在销售方面,面向食品零售市场的主力水产制品通过健康导向和便捷即食的宣传获得了稳定的需求。由于鸡蛋供应量减少,去年玉蛋加工品的销售受到限制,但本期确保了稳定的采购量和生产量,销售量大幅增长,促进了即食产品的销售。同时,持续超过往年的高温天气,以及在店头企业之间的促销竞争激烈,也对销售产生了影响。面条状商品虽然加强了促销,但销量却有所下降。此外,商事部门因日元贬值的影响,进口农畜水产品等的交易商品面临困难。在利润方面,由于原材料价格的稳定、业务组合的改善、降低成本和提高效率等措施,利润实现了增长。
境外食品业务的营业收入同比增长1.9%,达57.71亿日元,细分利润同比增长87.6%,达4.89亿日元。在销售方面,由于各国通胀进程及利率动向影响景气减速,零售业有所下降,受汇率变动对农产品出口影响,但以蟹肉棒为中心的水产制品保持良好增长,实现了营业收入的增加。在利润方面,由于地缘政治影响导致运费上涨等成本增加,但水产制品的销售增长,使自有产品的营业构成比提高,利润率上升,实现了盈利增长。
食品相关业务的营业收入同比增长8.9%,达98.17亿日元,细分利益同比增长20.9%,达3.09亿日元。在销售方面,该业务细分的主力物流业务中,新订单和现有客户的配送区域扩展,以及外餐店等的联合配送等物量增加,信息业务方面,生物识别系统商品在食品工厂等的应用也逐步推进,实现了收入增长。在利润方面,通过实施费用调整、机械化推进、配送效率提高等业务效率化的持续努力,利润得以增长。
关于2025年3月期的全年合并业绩预测,营业收入预计同比增长4.2%,达1,109.51亿日元,营业利润预计同比增长0.2%,达47.27亿日元,经常利润预计同比减少3.9%,达42.21亿日元,归属于母公司股东的当期净利润预计同比增长0.9%,达28.55亿日元,该初期计划保持不变。