横浜冷凍<2874>は14日、2024年9月期連結決算を発表した。売上高が前期比2.5%減の1,225.40億円、営業利益が同11.5%増の40.02億円、経常利益が同13.6%減の36.33億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.1%増の30.88億円となった。
冷蔵倉庫事業の売上高は前期比10.4%増の351.27億円、営業利益は同7.6%増の71.98億円となった。前期からの高い在庫水準が続いており、入庫量、出庫量、在庫量いずれも前期を上回り保管料収入、荷役料収入も大きく増収となった。これらの増収が、今期竣工した3つの物流センターの減価償却費、立上り経費等のコスト増を吸収し、また、インフレによる物価上昇やコスト増加に対しても料金改定交渉やDX推進による生産性向上に努めた結果、増収増益となった。タイの連結子会社THAI YOKOREI CO.,LTD.においても、入庫量、出庫量、ともに前期を上回り、主要品目である畜産品、乳製品等の取扱いが増加し増収増益となった。
食品販売事業の売上高は同6.9%減の873.53億円、営業利益は同53.2%増の14.73億円となった。水産品は主力の鮭鱒は減収ながら増益、イワシ、アカウオは取扱い数量も増え増収増益、また前期相場下落で利益率を落としたエビ、魚卵も利益率が回復し、水産品全体では利益重視の販売取組により減収ながら増益となった。畜産品は、インバウンドや外食向け需要回復により、ポーク、チキンが増収増益となった。ビーフは国内需要の低迷により取扱量が減少し減益となったが、全体では増収増益となった。農産品は高温障害により、作物が順調に育たず取扱量は減少したが、主力商材のイモ類が牽引し前年並みの利益を確保した。
2025年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.6%増の1,270.00億円、営業利益が同6.2%増の42.50億円、経常利益が同14.2%増の41.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.3%減の28.00億円を見込んでいる。
横滨冷冻<2874>在14日公布了2024年9月期的合并财务报表。营业收入相较上期减少2.5%,为1,225.40亿日元,营业利润增加11.5%,为40.02亿日元,经常性利润减少13.6%,为36.33亿日元,归属于母公司股东的当期净利润增加9.1%,为30.88亿日元。
冷藏仓库业务的营业收入同比增加10.4%,为351.27亿日元,营业利润增加7.6%,为71.98亿日元。由于前期保持着高库存水平,入库量、出库量、库存量均超过上期,仓储费收入、装卸费收入也大幅增加。这些增收主要用于吸收本期竣工的3个物流中心的折旧费、启动费用等成本增加,并且为了应对通货膨胀和成本增加,通过定价谈判和推进数字化以提高生产效率,最终实现了增收增益。在泰国的关联子公司THAI YOKOREI CO.,LTD.中,入库量和出库量均超过上期,主要产品如畜产品、乳制品等的处理量增加导致增收增益。
食品销售业务的营业收入同比减少6.9%,为873.53亿日元,营业利润增加53.2%,为14.73亿日元。水产品中,主要的鲑鳟尽管营收减少但盈利增加,鳎、赤鳟的处理数量增加导致增收增益,此外,由于前期市场价格下跌,利润率下降的虾、鱼卵的利润率有所恢复,水产品整体通过以盈利为重点的销售策略实现了减收但却增加了盈利。畜产品方面,由于入境游客和外出就餐需求的恢复,猪肉、鸡肉实现了增收增益。牛肉受国内需求低迷导致处理量减少从而减盈,但总体上实现了增收增益。农产品由于高温影响,作物生长不顺利,处理量下降,但主要产品的马铃薯推动使利润保持与去年相当。
关于2025年9月期的全年合并业绩预测,预计营业收入将同比增加3.6%,达到1,270.00亿日元,营业利润增加6.2%,为42.50亿日元,经常性利润增加14.2%,为41.50亿日元,归属于母公司股东的当期净利润减少9.3%,为28.00亿日元。