■企業価値向上に向けた取り組み
1. 企業価値向上施策
G-7ホールディングス<7508>は企業価値向上施策として、ROE水準の維持・上昇と積極的な成長投資による利益成長加速を目指すこと、またサステナビリティの取り組みを含む情報開示の充実を図ることで成長期待を醸成し、市場評価(PER)の向上を実現する考えだ。ROE水準は既に株主資本コスト(5~8%)を上回る水準を安定的に確保しており、PBRも1倍以上の水準で推移しているが、PERの水準は10~16倍台で推移しており、利益成長率を高めていくことが企業価値の向上において重要との認識だ。
また、2025年3月期~2026年3月期の2期間におけるキャピタル・アロケーションの考え方については、キャッシュアウトとなる成長投資で220億円(うち、M&A120億円、新規出店・新事業60億円、店舗リニューアル40億円)、株主還元で約45億円を見込んでいるのに対して、2期間で創出する営業キャッシュ・フロー等が約160億円となり、不足額については有利子負債で充当していくことになる。なお、M&Aについては前述した2社分で50億円程度を支出しており、残りの予算枠70億円を新たなM&A資金として活用することになる。
配当性向30%以上を目安に1株当たり40円以上の累進配当を実施予定
2. 株主還元策
2026年3月期までの配当方針に関しては、配当性向30%以上を目安に累進配当(1株当たり配当金40円以上)を行う方針を示している。2025年3月期の1株当たり配当金は前期と同額の40.0円(配当性向31.4%)を予定しているが、2024年3月期まで9期連続で増配を実施していることや、今後2期間で約45億円の株主還元(1株当たり配当金で年50円程度)を実施方針であることから、業績が順調に推移すれば増配される可能性も十分にある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
■为提升企业价值而进行的努力
1. 提升企业价值的举措
G-7控股<7508>计划通过维持和上升ROE水平,以及通过积极的成长投资加速利润增长来提升企业价值,同时通过增强包括可持续发展在内的信息披露来培养市场对公司的成长预期,实现市场评价(市盈率)的提升。ROE水平已经稳定保持在超过股东资本成本(5-8%)的水平,市净率也维持在1倍以上,但市盈率的水平徘徊在10-16倍之间,提升利润增长率被认为在提升企业价值方面至关重要。
此外,对于2025年3月期至2026年3月期这两个期间的资本配置的想法,预计将有220亿日元的现金流出(其中,兼并收购120亿日元,新开店及新事业60亿日元,店铺更新40亿日元),股东回报预计约为45亿日元,而预计在这两个期间创产生的营业现金流等约为160亿日元,缺口将通过有息负债来弥补。值得注意的是,在上述提到的两个公司的兼并收购中已经支出约50亿日元,剩余的预算框架70亿日元将作为新的兼并收购资金使用。
预计以分红派息30%以上为基准实施每股超过40日元的累进分红
2. 股东回报策略
关于2026年3月期的分红方针,计划以分红派息30%以上为基准进行累进分红(每股分红超过40日元)。预计2025年3月期的每股分红为与前期相同的40.0日元(分红派息31.4%),尽管截至2024年3月期已连续9期增配,但由于在未来两期内将实施约45亿日元的股东回报(每股分红约为每年50日元),因此若业绩顺利,增配的可能性也非常大。
(撰写:FISCO客座分析师佐藤让)