日経平均は3日ぶりに反発。前日比160.16円高(+0.42%)の38295.13円(出来高概算8億4000万株)で前場の取引を終えている。
27日の米国株式市場は反落。ダウ平均は138.25ドル安の44722.06ドル、ナスダックは115.10ポイント安の19060.48で取引を終了した。過去最高値付近から高値警戒感などに軟調に寄り付いた。ダウは一部小売り企業の好決算を好感し一時上昇したが、トランプ次期大統領が計画している追加関税策による経済や企業業績への影響を警戒した売りがくすぶり下落に転じた。ナスダックはAIへの期待が行き過ぎとの見方も浮上し、ハイテクの下落が重しとなり終日軟調に推移し、終了。
米国株安や為替の円高推移を材料に、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は38000円を割り込んでスタートしたが、感謝祭ウィークに伴い積極的な売買は手控えられたことから、売り一巡後は下げ渋る展開に。11時前に「米政府、追加で対中半導体規制を課す予定だが、従来ほど踏み込んだ内容とはならない」と伝わったことから、東京エレクトロン<8035>、スクリーンHD<7735>が一気に切り返すなど半導体株の一角が上昇。日経平均は切り返し38300円台まで上昇した。
日経平均採用銘柄では、株主還元策強化の方針を示したT&Dホールディングス<8795>が大幅高となったほか、米政府の対中半導体規制のニュースを受けて、東京エレクトロン、スクリーンHDのほか、SUMCO<3436>、ソシオネクスト<6526>が上昇。証券会社のポジティブなレポートを受けて、清水建設<1803>も買われた。このほか、カシオ<6952>、荏原製作所<6361>、オークマ<6103>、パナソニックHD<6752>、中外製薬<4519>などが上昇した。
一方、足元上昇していたリコー<7752>は証券会社のネガティブなレポートで売りが優勢となったほか、住友ファーマ<4506>、ZOZO<3092>、テルモ<4543>、セイコーエプソン<6724>、安川電機<6506>が売られた。このほか、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>が下落するなど半導体株はまちまち。
業種別では、鉱業、水産・農林、電気・ガス、その他製品、鉄鋼などが上昇した一方、精密機器、サービス、非鉄金属の3セクターのみ下落した。
今晩の米国は感謝祭の祝日に伴い、株式市場、債券市場ともに休場となっている。明日29日も半日立ち合いのため、後場の東京市場は参加者がより減少し方向感に乏しい展開となりそうだ。前場一気に切り返す動きを見せたが、後場の日経平均は38200円水準での小動き推移となろう。
日经平均连续第3日反弹。以381.13日元高收盘(涨幅0.42%),达到38295.13日元(成交量估计8.4亿股),早盘交易结束。
27日美国股市下跌。道琼斯指数下跌138.25点至44722.06点,纳斯达克下跌115.10点至19060.48点收盘。从历史最高点附近出现高位警惕情绪等原因,市场开盘表现疲软。尽管部分零售企业取得良好财报导致一度上涨,但随后担心特朗普下任总统计划的额外关税政策可能对经济和企业业绩产生影响的抛售情绪升温,导致指数下滑。纳斯达克过度看好人工智能,一些人认为技术股下跌,全天走势疲软,收盘。
受美国股市下滑和日元走强的影响,东京市场以卖盘为主开盘交易。日经平均一度跌破38000日元起步,但由于感恩节周,交易较为谨慎,一轮卖盘后开始逐渐横盘。11时左右传出“美国政府计划加强对中国半导体的监管,但内容不会像之前那样具体”,因此东京电子<8035>、屏HD<7735>等半导体股一举反弹。日经平均重新攀升至38300日元关口。
在日经平均採用股中,T&D控股<8795>表示加强股东回报政策,股价大幅上升;受美国政府对中国半导体监管政策消息影响,东京电子、屏HD等公司,以及SUMCO<3436>、SoseoNext<6526>等股票上涨。受证券公司积极研报影响,清水建设<1803>也受到买盘追捧。此外,卡西欧<6952>、荏原制作所<6361>、欧姆洞<6103>、松下HD<6752>、Chuogao制药<4519>等公司股价也上涨。
而另一方面,此前一路上涨的理光<7752>受证券公司负面研报影响,卖盘占优;住友制药<4506>、ZOZO<3092>、特姆<4543>、精工爱普生<6724>、安川电机<6506>等公司股价下跌。此外,Adventist<6857>、Laser Tech<6920>等半导体公司涨跌互现。
按行业板块划分,矿业、水产农林、电力燃气、其他产品、钢铁等行业上涨,而精密设备、服务、有色金属三个板块下跌。
今晚由于感恩节假日,美国股市和债券市场均休市。明天29日将是半日交易,因此后市东京市场参与者将减少,走势可能缺乏方向。尽管早盘出现一波快速反弹动作,但预计后场日经平均将在38200日元水平上小幅波动。