クシム＜2345＞が11月25日に発表した取締役１名に対する辞任勧告の決議および社内調査委員会設置に関するお知らせを受けて、会社側と辞任勧告を受けた取締役の書簡のやり取りがなされている。辞任勧告を受けたクシム取締役の田原弘貴氏（以下「田原氏」）が書簡を公開しているが、田原氏の代理人にはOMM法律事務所の大塚和成氏（以下「大塚氏」）が名を連ねており、ウルフパック戦略の議論が再燃している。過去、ウルフパック戦略の議論が持ち上がった三ッ星の買収劇において、株を買い進めた投資ファンドのアダージキャピタル代理人は大塚氏である。なお、大塚氏においては、第二東京弁護士会のHPにて2024年11月27日より2026年11月26日まで業務停止2年と記載されており、会社側と田原氏との書簡に27日以降、代理人に大塚氏の氏名は記載されていない。
ウルフパック戦略とは、裏で連携している個々の株主が対象企業の株式保有割合を5%未満にとどめることで、大量保有報告制度の適用を回避する手法である。大量保有報告書を提出してしまうと、株価が上昇してしまう可能性があるため、提出を遅らせて安値で株式を買い進めることを目的としている。金融商品取引法では、共同して株式を取得・譲渡・議決権行使をする場合は共同保有者とみなされるため、意図して大量保有報告を出さないことは非合法であるといえる。
クシムのプレスリリースによれば、クシムの重要事実の情報受領者であるA氏から、クシム取締役の田原弘貴氏（以下「田原氏」）からクシムの重要事実が情報共有されていると確定できる発言があったこと、直接・間接的にクシム株式を保有していること、クシム連結子会社である株式会社Zaifに、中国本土からビットコインを持ち込むことが可能である旨の提案があったとされている。それが事実であれば、インサイダー取引の疑義が発生するとともに、直接・間接のクシム株式保有が5%を上回っているのであれば、ウルフパック戦略が採られている可能性があるということで、議論が再燃している訳だ。
非合法なウルフパック戦略は、中国の資本家グループによく使用される手段であり、過去にも複数の事例が報告されている。日本の金融商品取引法における量刑が軽いことを利用し、意図的に違法行為を行っているとの指摘もある。
针对库西姆11月25日宣布的建议一名董事辞职的决议和关于成立内部调查委员会的公告，与收到辞职建议的董事的公司方面交换了信函。收到辞职建议的库西姆董事田原裕树先生（以下简称 “田原先生”）发表了这封信，但OMM律师事务所的大冢和成先生（以下简称 “大冢先生”）被列为田原先生的代理人，关于狼群战略的讨论已经重新开始。过去，在讨论Wolfpack策略的三星收购剧中，大冢先生是Adage Capital的经纪人，该公司是一家开始购买股票的投资基金。注意，对于大冢先生来说，第二东京律师协会的网站上将其描述为从2024/11/27到2026/11/26暂停运营2年，而在公司方面与田原先生的信中，大冢先生的名字在27日之后没有被列为代理人。
Wolfpack策略是一种通过将目标公司的股权比例保持在幕后合作的个人股东的持股比例低于5％来避免应用大规模所有权报告制度的方法。如果提交大型持股报告，则股价有可能上涨，因此目的是推迟提交并继续以低价购买股票。根据《金融工具交易法》，当股票被共同收购、转让或行使投票权时，它们被视为共同持有人，因此可以说，不故意发布大规模持有报告是非法的。
根据库西姆的新闻稿，据说接受库西姆重要事实信息的A先生暗示，可以证实田原宏隆先生（以下简称 “田原先生”）分享了Qsim的重要事实，他们直接或间接持有Ksim的股票，并且有可能从中国大陆向Zaif有限公司引进比特币。，这是Qusim的合并子公司。如果这是真的，那么人们就对内幕交易产生了怀疑，如果库希姆的直接和间接持股超过5％，则有可能采取了狼群策略，因此重新开始了讨论。
非法狼群策略是中国资本主义团体经常使用的一种方法，过去曾报道过多起案件。还有迹象表明，根据日本《金融工具交易法》的判决较轻，故意实施非法行为。
