■ワコム<6727>の各事業及び主要製品の特徴
1. ブランド製品事業
ターゲット顧客や製品タイプ別に幅広いラインナップを有している。製品区分としては、(1) クリエイティブソリューション、(2) ビジネスソリューションの2つに分かれる。
(1) クリエイティブソリューション
デジタルコンテンツ市場の黎明期から中核を担ってきたビジネスであり、プロのクリエイター向けでは高いブランド力とシェアを誇る。製品タイプ別に「ディスプレイ製品」「ペンタブレット製品」の2種類があるが、これらの違いを理解することが、競争環境や今後の成長性を判断するうえで重要となる。
a) 「ディスプレイ製品」
タブレット(板)が液晶パネル※になったもので、デジタルペンで液晶画面に直接描画できるところに特徴がある。一方、OSや記憶装置を持たない入力デバイスという点では後述する「ペンタブレット製品」と同じ性格のPC周辺機器と言える。大型サイズのものは価格帯が30万円~50万円前後で、ユーザーはプロやハイエンドアマチュアが中心となるが、この市場では圧倒的なシェアを誇っている。市場の変化(デジタル手書(描)きユーザーの裾野拡大や「ペンタブレット製品」からの需要シフト等)に対応するため、2019年1月に約16インチサイズのエントリーモデルを実売6万円台(発売当時の税抜き販売価格。以下同)で販売すると、7月には22インチサイズ(実売10万円台)、2020年1月には初心者向け約13インチサイズ(実売3万円台)と相次いでリリースし、他社(中国メーカー等)からの価格攻勢が厳しいエントリーモデルの領域においても存在感を高めてきた。ただ、足元では消費者センチメントの悪化や他カテゴリーへ需要がシフトする傾向のなかで中低価格帯モデルの苦戦が続いており、プロ及びクリエイティブ専門教育向けを軸とする原点回帰により、ラインナップの絞り込みと新しい付加価値(新ユースケースなど)を提案する商品ポートフォリオへの刷新に取り組んでいる。
※ 「液タブ」と称されることもある。
b) 「ペンタブレット製品」
デジタルペンとタブレット(黒い板状のもの)で構成される最も基本的なデバイス※であり、主力製品として貢献してきた。マウスやキーボードと同じようにPCに接続して使用するPC周辺機器である。簡単な構成であることから、プロ向けから入門用まで幅広いラインナップとなっている。プロ向けのハイエンド市場では「ディスプレイ製品」との併用がユースケースとして見られることなどから競争力は維持されているものの、発表から経年の影響による需要減や差別化を図りにくい中低価格帯では他社(中国メーカー等)との競合が生じている。また、「ペンタブレット製品」に対する顧客ニーズへの対応は継続しつつも、直感的な操作性に優れ、低価格化も進み需要シフトが見られる「ディスプレイ製品」へ戦略的に経営資源をシフトしつつある。
※ 「板タブ」と称されることもある。
(2) ビジネスソリューション
液晶ディスプレイに直接描写や文字入力(署名)ができるビジネス用途向け製品を販売している。事例として、デジタルサイン分野(ホテルのチェックインやクレジットカード決済、銀行の口座開設、保険契約の締結等)、医療分野(医療文書管理や電子カルテ、インフォームドコンセント等)、公共分野(窓口申請手続き等の行政サービスや救急救命、電子投票の支援等)での利用が見られる。
2. テクノロジーソリューション事業
デジタルペン技術※1に基づき、「AESテクノロジーソリューション」と「EMRテクノロジーソリューション」※2の2つに分類され、ペン・センサーシステムをスマートフォンやタブレット・ノートPCメーカーに供給している。EMR方式を採用しているサムスン電子(Galaxyシリーズ)向けを中心に伸びている。また、AES方式を採用するレノボ
■Wacom各业务和主要产品的特点 <6727>
1。品牌产品业务
我们为每种目标客户和产品类型提供广泛的产品阵容。作为产品类别,它分为两类:(1)创意解决方案和(2)业务解决方案。
(1) 创意解决方案
自数字内容市场成立之初,它就一直发挥着核心作用,它拥有很高的品牌影响力和专业创作者的市场份额。每种产品类型都有两种类型的 “显示产品” 和 “数位板电脑产品”,了解这些差异对于确定竞争环境和未来增长潜力非常重要。
a) “显示产品”
平板电脑(板)是液晶面板*,其特点是能够使用数字笔直接在液晶屏幕上绘图。同时,就作为没有操作系统或存储设备的输入设备而言,可以说它是一种与后面描述的 “数位板产品” 具有相同特性的PC外围设备。大尺寸的价格范围在30万日元至50万日元左右,用户主要是专业人士和高端业余爱好者,但他们拥有压倒性的市场份额。为了应对市场变化(数字手写(绘图)用户群的扩大,“数位板产品” 的需求转移等),实际上在2019年1月售出了约16英寸的入门机型,价格在60,000日元之间(销售时不含税的销售价格)。售出(下同)时,7月陆续发布了22英寸尺寸(实际销售额在10万日元范围内),在2020/1年度发布了面向初学者的13英寸尺寸(实际销售额在3万日元范围内),即使在其他公司(中国制造商等)价格攻击严重的入门车型领域,其存在感也有所增加。但是,目前,在消费者情绪恶化以及需求向其他类别转移的趋势下,中低价位车型的斗争仍在继续,他们正在努力缩小产品阵容并更新产品组合,通过回到以专业和创意专业教育为中心的起点,提出新的附加价值(新用例等)。
* 它有时也被称为 “液体标签”。
b) “数位板产品”
它是由数字笔和平板电脑(黑板形的)组成的最基本的设备*,并作为主要产品做出了贡献。它是一种 PC 外围设备,通过与鼠标或键盘相同的方式连接到 PC 来使用。由于它的配置简单,从专业到入门,它的阵容范围很广。在专业人士的高端市场中,由于与 “显示产品” 结合使用被视为用例等,竞争力一直保持不变,但是在中低价格区间出现了与其他公司(中国制造商等)的竞争,自发布以来,由于老化的影响,很难减少需求或实现差异化。此外,在继续响应客户对 “数位板电脑产品” 需求的同时,正在战略性地将管理资源转移到具有出色直观可操作性的 “显示器产品” 上,降价已取得进展,需求的变化可以看出。
* 它有时也被称为 “看板选项卡”。
(2) 业务解决方案
我们销售的商业用途产品可以直接描绘并在液晶显示屏上输入(签名)字符。示例包括在数字签名领域(酒店入住、信用卡付款、银行开户、保险合同订立等)、医疗领域(医疗文件管理、电子病历、知情同意等)和公共部门(行政服务,如柜位申请程序、紧急救生、电子投票支持等)中的使用。
2。技术解决方案业务
它基于数字笔技术*1,分为两类:“AES技术解决方案” 和 “EMR技术解决方案” *2,并向智能手机、平板电脑和笔记本电脑制造商提供笔传感器系统。它主要为采用EMR系统的三星电子(Galaxy系列)增长。此外,联想使用 AES 系统