SGホールディングスグループでロジスティクス事業を展開する佐川グローバルロジスティクス株式会社(以下「SGL」)は、佐川急便株式会社、ナイキジャパングループ合同会社(本社:東京都港区、VP兼ゼネラルマネージャー:小林 哲二、以下「ナイキ」)、3PL※事業を展開する株式会社アッカ・インターナショナル(本社:東京都港区、代表取締役社長:秀 洋一、以下「アッカ」)と共同で運用するモーダルシフトの取り組みにおいて、「令和6年度 第1回モーダルシフト優良事業者大賞表彰」(主催:一般社団法人日本物流団体連合会)の「革新的取組み部門賞」を共同受賞しました。
表彰式の様子(左から)日本物流団体連合会 、ナイキジャパン、SGL、佐川急便、アッカ
モーダルシフトとは、トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換することをいいます。
受賞件名
千葉県~九州7県間の幹線輸送を貨物鉄道輸送に転換
概要
物流の「2024年問題」への対応や環境負荷低減は、荷主企業や物流業界において、解決すべき重要な社会課題です。この課題を解決すべく、SGLが本取り組みを企画・推進し、4社で協議を重ね、これまでトラック・鉄道・船で輸送していたナイキの関東発九州向け貨物を、すべて鉄道輸送に切り替えるモーダルシフトを実施し、幹線輸送ドライバーの労働時間の大幅な削減とCO₂排出量の削減を実現しました。
スキーム
本取り組みでは、ナイキ倉庫2拠点の九州向け貨物を、アッカが運営するナイキ倉庫の千葉県内の拠点に集約のうえ九州のエリア別に仕分けてコンテナに積み込み、九州向け貨物をすべて鉄道輸送に切り替えるモーダルシフトを実施しています。さらに、コンテナに積み込む際、ナイキ以外の九州向け貨物もあわせて積載することで、高い積載率を実現しています。
Before
After
効果
本取り組みにより、CO₂排出量を年間24.1トン削減(削減率:59.0%)しています。また、幹線輸送ドライバーの運転時間を年間5,460時間削減することができ、環境負荷低減と安定的で持続可能な輸送の実現に貢献しています。
SGLは、これからも、環境負荷低減を図るための物流効率化を着実に進め、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
※サードパーティーロジスティクスの略。「第三者物流」とも呼ばれ、企業の物流機能を外部の専門業者委託すること
佐川グローバルロジスティクス株式会社Webサイト
SG控股群在物流业务方面展开的佐川全球物流股份有限公司(以下简称“SGL”)与佐川急便股份有限公司、耐克日本集团合资公司(总部:东京都港区,副总裁兼总经理:小林哲二,以下简称“耐克”)、经营3PL业务的株式会社阿卡国际(总部:东京都港区,代表董事社长:秀洋一,以下简称“阿卡”)共同运营的模式转移项目中,获得了“令和6年度 第1回模式转移优秀事业者大奖表彰”(主办:一般社团法人日本物流团体联合会)“创新措施部门奖”。
表彰式的情况(从左到右)日本物流团体联合会、耐克日本、SGL、佐川急便、阿卡
模式转移是指将通过卡车等汽车进行的货物运输转变为对环境影响较小的铁路或船舶的使用。
获奖项目
将千叶县与九州7个县之间的干线运输转变为货物铁路运输
概要
应对物流的‘2024年问题’和减少环境负担,是货主企业和物流行业需要解决的重要社会课题。为了解决这一课题,SGL策划并推进本项目,与四家公司进行了多次协商,成功实施了将耐克从关东发往九州的货物全部转换为铁路运输的模式转移,显著减少了干线运输司机的劳动时间和二氧化碳排放量。
方案
本项目中,将耐克仓库在九州的两处货物集中到由阿卡经营的耐克仓库在千叶县的站点,按九州各个区域进行分拣并装入集装箱,同时将所有九州的货物切换为铁路运输,实施模式转移。此外,在装集装箱时,还将其他非耐克的九州货物一起装载,从而实现高的装载率。
之前
之后
效果
通过本项措施,我们每年减少了24.1吨的CO₂排放(减少率:59.0%)。此外,我们每年能够减少5,460小时的干线运输司机驾驶时间,为降低环境负担和实现稳定可持续的运输做出贡献。
SGL将继续切实推进物流效率,以降低环境负担,为实现可持续社会贡献力量。
※第三方物流的简称。也称为“第三方物流”,是指将企业的物流功能委托给外部专业公司。
佐川全球货币物流株式会社网站