■ヘリオス<4593>の業務提携・ライセンス契約の状況
1. アルフレッサとの業務提携契約
2024年6月に国内医薬品卸のトップであるアルフレッサと、同社が取り扱う製品等の流通及び販売に関する業務提携基本契約並びに総額16億円の普通社債(第1回、第2回)買取契約を締結した。
業務提携の具体的な内容は、以下の3つとなる。
1) HLCM051を含む同社パイプライン製品の国内における独占的卸販売権及び同パイプラインにかかる治験薬の国内における独占的な輸送・配送にかかる権利
2) HLCM051の培養上清液及び同上清液を原材料とする製品の事業化並びに本製品の国内における総販売代理店または独占販売の権利
3) 自動冷凍解凍在庫管理システムSIFUの国内における事業化及び国内における同製品の独占販売の権利
なお、業務の詳細については今後の協議により、個別に契約締結することにしている。今回の業務提携によって、国内で事業を拡大していくうえでの物流面の問題が解消される。
2. アステラス製薬子会社とのライセンス契約締結
2024年6月にアステラス製薬の米国子会社で再生医療分野の研究を行うAstellas Institute for Regenerative Medicine(以下、AIRM)との間で、同社が理化学研究所及び大阪大学と共有するiPSC由来のRPE細胞※に関する製造法並びに、大阪大学と共有するRPE細胞の純化法に関する特許を、日本以外の全世界で非独占的に許諾するライセンス契約を締結した。契約一時金として3百万米ドルを2024年7月に受領したほか、本特許を用いてAIRMが開発及び製造した製品が米国において製造販売承認を受けた時点で、マイルストーンの対価として最大8百万米ドルを受領する可能性がある。
※ 神経網膜層の外側にある網膜色素上皮を形成する細胞。光の受容体である視細胞に接し、その機能維持・保護のための生理的機能を有する。RPE細胞が欠損すると再生せず、視機能が永続的に障害されることになる。加齢黄斑変性等の治療法として、iPSC由来のRPE細胞移植の研究が注目されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
■与Helios的业务联盟和许可协议的现状 <4593>
1。与 Alfresa 的商业合作协议
2024/6年,与国内最大的药品批发商Alfresa签订了与公司处理的产品等的分销和销售有关的基本业务联盟协议,以及总额为16亿日元的普通公司债券(第一和第二次)购买协议。
商业联盟的具体细节如下。
1) 公司管道产品(包括 HLCM051)的国内独家批发销售权,以及与同一管道相关的临床研究药物在国内独家运输和交付的权利
2) HLCM051 培养上清液和使用相同上清液作为原料的产品的商业化,以及在日本作为总销售代理或独家销售权销售该产品的权利
3) 自动制冷和解冻库存管理系统SIFU的国内商业化以及在国内独家销售同一产品的权利
此外,决定将就工作细节签订个人合同,以供将来讨论。通过这种商业联盟,扩大国内业务的物流问题将得到解决。
2。与安斯泰来制药子公司签署许可协议
2024/6 年,与安斯泰来再生医学研究所(以下简称 AIRM)签订了许可协议,该研究所是安斯泰来制药的美国子公司,从事再生医学领域的研究,非独家许可该公司与理研和大阪大学共享的与 iPSC 衍生的 RPE 细胞*相关的制造方法,以及与日本以外的大阪大学共享的 RPE 细胞纯化方法的专利它。除了在2024/7年获得300万美元的一次性合同付款外,当AIRM使用该专利开发和制造的产品在美国获得制造和销售批准时,还可能获得最多800万美元的里程碑补偿。
※ 在神经视网膜层外形成视网膜色素上皮的细胞。它与光受体细胞接触,感光细胞是光受体,具有维持和保护其功能的生理功能。当 RPE 细胞缺乏时,它们不会再生,视觉功能会永久受损。iPSC衍生的RPE细胞移植作为治疗年龄相关性黄斑变性等的研究引起了人们的关注。
(作者:FISCO 客座分析师佐藤乔)