■アール・エス・シー<4664>の業績見通し
1. 2025年3月期の業績予想
2025年3月期の連結業績予想について同社は、上期業績の上振れ等を踏まえ、上方修正を公表した。売上高を前期比10.1%増の8,914百万円(修正幅+811百万円)、営業利益を同0.7%減の282百万円(修正幅+130百万円)、経常利益を同4.3%減の287百万円(修正幅+135百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益を同19.5%減の197百万円(修正幅+118百万円)と見込んでいる。
売上高予想を上方修正したのは、上期における大型イベント業務や建設・設備工事業務の上振れを反映したものである。損益面でも、期初予想では人的投資(約1億円)による大幅な営業減益を見込んでいたが、売上高の上振れに伴い、営業利益も前期とほぼ同水準を確保する想定に見直した。ただ、下期の業績予想については、売上高・利益ともに期初予想を据え置いており、今後の受注動向を慎重に見極めたいとの方針だ。
2. 弊社の見方
修正後の業績予想を達成するには、下期売上高3,832百万円、営業利益はゼロでも到達できる。したがって、好調な受注環境が続くことを前提とすれば、さらなる上方修正の可能性もあろう。注目すべき点は、今後も需要拡大が予想されるなか、人的投資や警備DXの推進を通じて、いかに体制を強化していくのかにある。来年予定されている大阪・関西万博をはじめとするイベント運営業務への需要拡大や、東京都心などで進むオフィスビル開発も同社にとってはフォローとなるだろう。業界として人手不足が深刻化するなかで、今回のAI警備システムの本格運用が新規受注獲得(特にホテル業界向け)にどのようなプラスの効果を生み出すのか、さらにはM&Aによる基盤強化の動きにも注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
■海洋科技<4664>的业绩展望
1. 2025年3月期的业绩财务预测
关于2025年3月期的合并业绩财务预测,该公司考虑到上半年业绩的上振,公布了上调修正。营业收入预计同比增长10.1%,达到89.14亿日元(修正幅+8.11亿日元),营业利润预计同比下降0.7%,为2.82亿日元(修正幅+1.3亿日元),经常利益预计同比下降4.3%,为2.87亿日元(修正幅+1.35亿日元),属于母公司股东的当期净利润预计同比下降19.5%,为1.97亿日元(修正幅+1.18亿日元)。
上调营业收入财务预测是基于上半年大型活动业务和施工、设备工程业务的上振。损益方面,期初预测时预计因人力投资(约1亿日元)造成的营业减益幅度较大,但随着营业收入的上振,营业利润也被重新审视为与前期基本持平。不过,对于下半年业绩财务预测,营业收入和利润均维持期初预测不变,计划谨慎评估今后的订单动态。
2. 我们的看法
修正后的财务预测要达成,下半年营业收入为38.32亿日元,营业利润即使为零也能达到。因此,假设良好的订单环境继续,进一步上调的可能性也存在。值得关注的是,在未来预计需求将持续扩大的情况下,如何通过人力投资和安防DX的推进来强化体制。包括明年计划在大阪·关西万博举行的活动经营业务需求的扩大,以及在东京都中心等地进行的办公大楼开发将对公司产生积极影响。在行业人手短缺问题日益严重的背景下,AI安防系统的正式运用将为新订单的获取(特别是针对酒店行业)带来怎样的积极效果,以及通过M&A实现基础强化的动向也值得关注。
(撰写:FiSCO客座分析师柴田郁夫)