■ネオマーケティング<4196>の中長期の成長戦略
1. 中期経営計画
同社は、3ヶ年の中期経営計画(2024年9月期~2026年9月期)を策定した。2023年9月期までは、マーケティング支援において自社でサービスを提供するための社内体制を構築し、顧客基盤や支援実績を蓄積してきた。今後は成長フェーズとなるため、初めて中期経営計画を策定した。計画初年度の2024年9月期は、新たに採用した営業人員が戦力化するまでの期間として、一時的に利益率の低下も見られたが、最終年度の2026年9月期には新戦力の活躍を見込み、売上高4,000百万円(2023年9月期比75.8%増)、営業利益500百万円(同60.5%増)、ROE24.2%など、極めて意欲的な数値目標を掲げてスタートした。
しかし、2024年9月期業績は、当初想定よりも採用人員の育成に時間を要し、顧客獲得に遅れが生じた等により、計画を大きく下回る結果となった。そこで足元の状況を踏まえて中期経営計画の数値目標を見直し、新たに2026年9月期の計画を売上高3,100百万円、営業利益250百万円、ROE20.5%などに下方修正し、改めて目標達成に邁進する計画である。そして数値目標を達成することで、企業価値の向上を目指す考えだ。
修正後の2026年9月期のサービス別売上高目標は、インサイトドリブンは729百万円(2024年9月期比47.3%増)、カスタマードリブンは1,141百万円(同34.9%増)、デジタルマーケティング・PRは663百万円(同64.5%増)、カスタマーサクセス・その他は565百万円(同60.5%増)を計画している。これらの売上目標は、現場からの積み上げに基づいた計画である。また、数値目標達成に向けた2026年9月期の主要KPI(単体ベース)は、マーケティングコンサルタント86人(同34人増)、取引社数980社(同260社増)、顧客単価295万円(同17万円増)を計画している。
中期的な企業成長のために、人材に関する積極的な投資を行い、取引社数の増加につなげるとともに、サービスメニューの拡充により顧客単価の引き上げを目指す。そして、引き続きインサイトドリブン、カスタマードリブンといったリサーチから、デジタルマーケティング・PRといったマーケティング施策と、一気通貫のサービスを推進する計画である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
■Neo Marketing<4196>的中长期成长战略
1. 中期经营计划
同公司制定了为期三年的中期经营计划(2024年9月期至2026年9月期)。在2023年9月期之前,公司建立了内部体制,以便在营销支持方面提供自主服务,并积累了客户基础和支持业绩。未来将进入成长阶段,因此首次制定了中期经营计划。计划的第一年,即2024年9月期,临时由于新招聘的营业人员需要时间来发挥战斗力,利润率有所下降,但在最终年度的2026年9月期,预计新力量的表现将显著提升,营业收入达到4000百万元(比2023年9月期增长75.8%),营业利润为500百万元(同比增长60.5%),ROE为24.2%,提出了极具雄心的数值目标,开始控件。
然而,2024年9月期的业绩大大低于最初的预期,原因在于新招聘人员的培养需要时间,导致客户获取进度滞后。因此,基于当前情况,重新审视了中期经营计划的数值目标,将2026年9月期的目标下调为营业收入3100百万元、营业利润250百万元、ROE20.5%等,计划再次努力实现目标。通过实现这些数值目标,旨在提升企业价值。
修正后的2026年9月期按服务分类的营业收入目标为,因塞特驱动729百万日元(比2024年9月期增长47.3%)、客户驱动1141百万日元(同比增长34.9%)、数字营销・公关663百万日元(同比增长64.5%)、客户成功・其他板块565百万日元(同比增长60.5%)。这些营业收入目标基于前线的积累,并且,针对实现数字目标,2026年9月期的主要KPI(单体基础)计划是营销咨询人员86人(同比增加34人)、交易社数980社(同比增加260社)、客户单价295万日元(同比增加17万日元)。
为实现中期企业成长,积极投资于人才,增加交易社数,同时通过扩充服务菜单来提高客户单价。同时,继续推动从因塞特驱动、客户驱动等研究到数字营销・公关等市场推广措施的一体化服务。
(作者:富士客座分析师国重希)