■株主還元
ピー・ビーシステムズ<4447>は、株主に対する利益還元を経営上の重要課題の1つと位置付けている。その一方、同社は東証グロース市場及び福証Q-Boardに上場し、さらなる拡大を目指す成長過程にあるため、経営体質の強化及び将来の事業展開のための内部留保の充実に重点を置く必要があると考え、配当実施の可能性及びその実施時期については未定とし、これまで配当を実施していなかった。しかし、同社の業績は順調に成長を続けていることを踏まえ、株主への利益還元の開始が可能と判断し、2024年5月14日開催の取締役会において、配当方針の変更及び2024年9月期の配当予想の修正(初配)を行うことについて決議した。今後も、事業拡大のための投資を着実に行いながら、安定した配当の継続実施を目指す方針である。上記、配当方針の変更に伴い、2024年9月期の1株当たり期末配当予想を従来の0円から10円に修正した。配当性向は25.0%となる。2025年9月期については、10〜12.5円の配当を計画する。自社株買いに関しては、2021年以降3回実施しており、総還元性向ベースでみれば同社の株主還元は魅力的な水準と言えよう。
また、投資家に企業理解を深めてもらい、中長期的に株式を保有してもらうことを目的として、毎年9月30日現在の株主名簿に記載または記録された株主を対象とする株主優待制度も導入している。2024年9月期については、以下の内容で実施した。なお、優待内容は今後変更される可能性がある(毎年8月頃に優待内容について開示)。
■2024年9月期の優待内容
保有株式数:100株以上500株未満…優待内容:QUOカード500円分、特製カレンダー1冊
保有株式数:500株以上1,000株未満…優待内容:QUOカード2,000円分、特製カレンダー1冊
保有株式数:1,000株以上5,000株未満…優待内容:QUOカード3,000円分、特製カレンダー1冊
保有株式数:5,000株以上10,000株未満…優待内容:QUOカード5,000円分、特製カレンダー1冊
保有株式数:10,000株以上…優待内容:QUOカード10,000円分、特製カレンダー1冊
■SDGs及びESGへの取り組み
セキュアクラウドシステム事業を通じたSDGs(Sustainable Development Goals)への貢献は、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」を中心としている。同目標は、具体的に言えばインフラ、産業化、イノベーションに関連するテーマだ。外務省資料の言葉を借りて、さらに補足すれば「強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る」ことだと言えよう。
業務システムとデータをクラウドに集約するほか、クラウド中心の高速かつユーザーフレンドリーなデータ活用基盤の全体構築をも支援し、イノベーションの基礎となるビジネスのデジタル化を推進すると同時に、堅牢なサイバーセキュリティを提供し、システム障害はもちろん、現実の災害などの多様なダメージからの迅速なシステム回復能力を形にする。このように同社は、企業におけるシステム面でのインフラを構築すると同時に、どのような危機的状況でも、事業を継続するためのレジリエンスソリューションを提供することを通じて、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献している。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
■股东回报
PP Systems(4447)将向股东返还利润视为重要的管理问题之一。同时,由于该公司在东京证券交易所增长市场和福士证券交易所Q-Board上市,并处于以进一步扩张为目标的增长过程中,因此认为有必要重点加强管理结构和增加内部储备以备未来业务发展,实施分红的可能性和实施期限尚未确定,分红至今尚未实施。但是,基于公司业绩持续稳步增长的事实,确定有可能开始向股东返还利润,在2024/5/14财年举行的董事会会议上,决定修改股息政策并修改(首次支付)2024/9财年的股息预测。展望未来,该政策旨在继续实施稳定的股息,同时稳步为业务扩张进行投资。由于上述股息政策的变化,截至2024/9财年的年终股息预测已从之前的0日元修订为10日元。派息率为25.0%。计划在截至2025/9财年的财政年度派发10至12.5日元的股息。关于股票回购,自2021年以来已经进行了3次回购,从总回报率来看,可以说公司的股东回报率处于诱人的水平。
此外,每年9月30日起,还为在股东名册中上市或登记的股东引入了股东福利制度,目的是让投资者加深对公司的理解,让他们在中长期内持有股票。在2024/9财年中,执行细节如下。请注意,福利的详细信息将来可能会发生变化(福利的详细信息将在每年8月左右披露)。
■2024/9 学期特别优惠
持股数量:100股或以上但少于500股...特别优惠:500 日元 QUO 卡、1 张特别日历
持股数量:500股或以上且少于1,000股...优惠详情:价值 2,000 日元的 QUO 卡,1 张特别日历
持股数量:1,000股或以上且少于5,000股...优惠详情:价值 3,000 日元的 QUO 卡,1 张特别日历
持股数量:5,000股或以上但少于10,000股...优惠详情:5,000 日元 QUO 卡,1 张特别日历
持股数量:10,000股或以上...特别优惠:10,000 日元 QUO 卡、1 张特别日历
■可持续发展目标和ESG举措
通过安全云系统业务对SDG(可持续发展目标)的贡献以目标9 “让我们为行业和技术创新奠定基础” 为中心。具体而言,该目标是一个与基础设施、工业化和创新相关的主题。用外交部材料的话说,可以说它正在 “建设弹性(弹性)基础设施,促进包容性和可持续的工业化并促进创新”。
除了将业务系统和数据整合到云端外,它还支持以云为中心的高速、用户友好型数据利用基础设施的整体建设,促进业务数字化,这是创新的基础,同时提供强大的网络安全,形成快速的系统恢复能力,不仅可以应对系统故障,还可以从实际灾难等各种损失中恢复系统。通过这种方式,公司通过在企业中构建系统级基础架构,同时为在任何危机情况下继续开展业务提供弹性解决方案,为目标9 “让我们为行业和技术创新奠定基础” 做出贡献。
(作者:FISCO 分析师村濑智和)